愛知県内初!クラフトマッコリが味わえる「円頓寺マッコリ醸造所」が誕生【名古屋市】
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2024.6.6thu

愛知県内初!クラフトマッコリが味わえる「円頓寺マッコリ醸造所」が誕生【名古屋市】

2023年8月、名古屋市西区の円頓寺商店街に誕生した「円頓寺マッコリ醸造所」。2024年5月より、愛知県産米を原料としたクラフトマッコリの販売がスタートしました!

本場韓国でも近年人気となっている「クラフトマッコリ」。“次なるお酒のトレンド”として、韓国国内だけでなく世界からも注目を集めています。

そんなマッコリの醸造所を構えるお店が、愛知県内に初登場!そこで今回は、「円頓寺マッコリ醸造所」のオリジナルマッコリのこだわりや、お店の魅力を深堀りします!

韓国料理と自家製マッコリをカジュアルに。マッコリ醸造所が待望のオープン!

2023年8月、古き良き下町情緒あふれる円頓寺商店街にオープンした「円頓寺マッコリ醸造所」。本格的な韓国料理や出来たての自家製マッコリをカジュアルに楽しめると、今注目を集めています。

店内に進むと、テーブルとカウンター席を設けた飲食スペースが広がります。最大のポイントは、「マッコリ醸造所」を併設しているところ。店内から、ガラス越しに醸造設備を覗くこともできます。

製造責任者の宋善永(ソン・ソニョン)さん

マッコリを製造しているのは、母国の韓国で幼い頃からマッコリの自家醸造の様子を見て育ったという製造責任者の宋善永(ソン・ソニョン)さん。

もともと愛知県内で韓国料理店を営んでいましたが、「自分たちでマッコリを造りたい」という思いが膨らんだそう。

マッコリ造りを学ぶ中、宋さんはクラフトビール醸造をしている酒の岡田屋代表の山本康弘さんと出会い、山本さんからアドバイスを受けながら、2024年4月にようやく酒造免許を取得。5月からついに、オリジナルのマッコリの醸造がスタートしました!

手間暇惜しまず、こだわりを追求。韓国仕込みの本格マッコリ

醸造所内には、蒸し米機や発酵タンクをはじめ、韓国製の機材がずらりと並びます。

日本で飲まれているマッコリのほとんどは、糖類が入り、火入れ殺菌したもの。一方で、「円頓寺マッコリ醸造所」の造るマッコリは、糖類や添加物は入っておらず、加熱殺菌は一切行わない「生マッコリ」。選び抜かれた愛知県産米と小麦麹のみを原料に醸しているのが特長です。

タンクの中を見せてもらうと、“ふつふつ”と小さな泡が!酵母の働きにより、アルコール発酵が行われ、マッコリの味わい深い独特な甘い香りを生み出しています。

また、マッコリには生きた酵母と乳酸菌が豊富に含まれ、たんぱく質や食物繊維など、体が喜ぶ成分がたっぷり!お米の自然な甘みをたっぷりと堪能できるのも「円頓寺マッコリ醸造所」の自慢だそう。

韓国料理との相性も◎ 個性豊かなフレーバーが登場!

左から「月白(つきしろ)」、「萌生(ほせい)」、「絹糸(きぎぬ)」(500ml2200円~、グラス660円~)。ボトルは同店と酒販店「酒の岡田屋」にて販売

今回紹介してもらったのは、こちらの3種類。オリジナルマッコリの種類は随時入れ替わるそうですが、いずれも愛知県産米と小麦麹のみで仕込んでいます。

まずは「清酒(せいしゅ)」と呼ばれる上澄みをそのまま注いで味わうのが、「円頓寺マッコリ醸造所」流。すっきりした飲み口で、お米の香りやうま味を存分に味わえます。

赤ラベルの「絹糸(きぎぬ)」は、果実のように華やかなフレーバーとマスカットのようなさわやかな香りが楽しめます。スッキリとした味わいで飲みやすく、男女問わず人気の一杯です。

黒ラベルの「月白(つきしろ)」は、香りが控えめで甘みも少ないのが特長。どんな料理も引き立ててくれるシャープな辛口で、仕事終わりの一杯におすすめだそう!

その他、ピンクラベルの「萌生(ほせい)」など、多種多様な味わいのオリジナルマッコリにも注目です!

代表の宗善永(ソン・ソニョン)さんにインタビュー!

「円頓寺マッコリ醸造所」製造責任者の宗 善永(ソン・ソニョン)さん

ーー県内初となる「マッコリ醸造所」の開設、おめでとうございます!まずはオープン当時の思いから教えてください。

私にとってマッコリは身近なものでした。でも、日本で流通している有名なメーカーのものは甘味が強く、口に合わないと飲まなくなってしまう人も多いと感じていたんです。そこで、マッコリの奥深い味わいや様々な楽しみ方があることを知ってもらうため、醸造所の開設に踏み切りました。

ーー醸造所を開設するにあたり、どのようなことに苦労されましたか?
日本にマッコリの造り方を教えてくれるところがなかったため、独学で学びました。クラフトマッコリ生産者に手あたり次第に連絡したり、何度も韓国に足を運んだりもしました。

2023年8月の開店に合わせて自家製マッコリを提供する予定でしたが、機材の調達や設置、免許の申請などに思いのほか時間がかかってしまって。「酒の岡田屋」を営む山本さんに協力していただき、今年4月、ようやく酒造免許を取得できました。

これまで苦労したことはたくさんありましたが、今はとにかくマッコリ造りが楽しいです。酵母の動きを観察したり、発酵期間、風味やアルコール度数などを研究したりして、理想のマッコリが出来上がるとワクワクします!

ーー今後、挑戦してみたいことはありますか?
現在はスタンダードなマッコリを製造していますが、今後は“すもも”や“レモン”などを使用した「フルーツマッコリ」や、ハーブや漢方系のマッコリ作りも試してみたいです!

円頓寺マッコリ醸造所(エンドウジマッコリジョウゾウジョ)

問い合わせ
052-990-4262
場所
愛知県名古屋市西区那古野2-12-22
https://maps.app.goo.gl/uyXPSjZdVETzzSoS6
営業時間
17:00~23:00(LO は22:00)
定休日
日曜
駐車場
なし
支払方法
カード・電子マネー可
公式サイト
https://www.endoji-makgeolli.com/
販売サイト
https://item.rakuten.co.jp/craftbeer/290368/
アクセス
地下鉄「国際センター駅」より徒歩で約10分


※掲載内容は2024年6月時点の情報です
※価格は税込み表記です

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愛知県内初!クラフトマッコリが味わえる「円頓寺マッコリ醸造所」が誕生【名古屋市】

WRITER

Saki Nakane

Saki Nakane

岐阜県出身の編集者。自然豊かな地元が大好き。週末はのんびり自然散策をしながら、街中にできたカフェや雑貨屋を巡っている。心地よい暮らしの情報を発信するため、日々勉強中!

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