2024.6.11tue
地元で親しまれる「うずまきパン」がかわいい♡老舗ベーカリー「ミシマパン」【愛知・蒲郡市】
学校帰りに立ち寄った近所のパン屋さんや、昔から慣れ親しんだあの味。どれも味わい深くて、心がキュンと切なくなります。パンのこだわりや店主の想いを知れば、一層お店への愛も深まるはず!今回は、愛知・蒲郡市にある「ミシマパン」をご紹介します。
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地元の幅広い層に親しまれる「うずまきパン」
「ミシマパン」は、1970年創業の老舗ベーカリーで、主婦や休憩中のサラリーマンなど、1日を通して多くの人が訪れます。
蒲郡市で半世紀以上親しまれているのが「ミシマパン」の「うずまきパン」。その中でも、抹茶やココアなど、数種類のフレーバーが一度に楽しめる「うずまきレンジャー」が大人気です。
海苔巻きから着想を得た、ぐるぐる巻きの見た目が何ともかわいらしい♡「うずまきパン」には、小麦粉と砂糖、マーガリン、ざらめを使用しており、素朴な味わいが人気の秘訣です!
岡崎市・幸田町・豊川市などのスーパーでも販売する他、地元の保育園のおやつにも採用されています。そのままかじるのはもちろん、端からほどいて食べるのも楽しみ方の一つ。
買うならまずは少量かなと店頭を見ると、目に入るのはうずまきパンが10個入った大袋ばかり。そんなに?と不思議に思ってしまいますが、「買い置きしたのに、もうなくなっちゃって」と購入する人が後を絶ちません。
子どもには食べ慣れたおやつ、 大人にとっては懐かしい味なので、皆つい手が伸びてしまうんだとか。「特別なパンではなく、親子でつい食べてしまうパンでありたいから」と話す鈴木店主の願い通り、三河地方で世代を超えて親しまれているのが分かります。
一度食べたらきっと、いくつも食べたくなるので、お店で買う際は普段よりちょっと欲張りな量を持ち帰るのがちょうど良いかもしれません!
どれにしようか迷ったら、明るく気さくな店員さんにおすすめを聞いてみてくださいね。
街を彩るブーランジェリー「トレマタン ブーランジェリー」がお引越し。隣接するカフェでデリとのマッチングも♪【一社】
地下鉄「一社駅」からほど近くの公園に面したビルで、5年にわたって愛されてきた「トレマタン ブーランジェリー」が、旧店舗から西へ500mほどの場所へ移転リニューアル。街の風景に新たな彩りを添えています。 移転に際しては、同じビルで営業していたカフェ「Champagne Brunch(シャンパン・ブランチ)」も一緒にお引越し。2店が扉をシェアするスタイルで、パンとデリのマッチングが叶うなど、新たな楽しみが広がっています。 今回は、生まれ変わった「トレマタン ブーランジェリー」の魅力を紹介します。 厨房と店内の境界をなくし、コミュニケーションが生まれる店に 2023年10月、閑静な住宅街と地下鉄「一社駅」を結ぶ路地にお目見えした「トレマタン ブーランジェリー」。アーチ形の窓ガラス越しに微笑みかけてくるようなパンたちに、心を弾ませながら扉を開けると、厨房やカウンターから掛けられる「いらっしゃいませ」という耳心地の良い声に迎えられ、思わず頬が緩みます。 お客さん一人ひとりに声をかけ、会話を楽しむオーナーシェフの瀧さん 通勤途中に立ち寄る人、小銭を握りしめて駆け寄る子どもたち。散歩がてら、日課のように通うご婦人など、次から次へと吸い寄せられるように街の人々が集まります。 新しい店は“小さなパン工場”をイメージしているそう。店の外からは焼き上がったパンが見えて、店内に入るとパンを作る様子や焼き上がる香りなど、ライブ感が伝わるような空間となっています。「厨房でパンを作っている時にも、お客さんと視線を交わしてコミュニケーションがとれるように、厨房と店内の垣根をなくしました」と話すのは、オーナーシェフの瀧あゆみさん。 厨房とカウンターの境界はガラス張りにせず、ロゴマークのM形に大きく開いたデザインに。「対面式の販売スタイルにこだわったのも、顔が見えるパン屋さんでありたい」との思いからだとか。 お客さんの日常に寄り添う“喜ばれるパン”を作りたい 旧店舗を開店したばかりの頃は、ハード系のパンが主役だったものの、新店舗のショーケースにはふわふわ食感のパンや総菜パン、デザートパンなど、多種多様な50種類以上のパンが入れ替わり立ち替わり登場します。「おしゃれなパンを作ろうと意気込んでいた時期もあったんですが、“私が作りたいパンは、喜ばれるパンだな”ってある時、気付いたんです」と瀧さん。 開店と同時に並び始め、正午過ぎまでに約50種類ものパンが焼き上がります。パンの生地は無添加にこだわり、その日の気温や環境に合わせて調整しているそう。 「パン屋さんの醍醐味って、お客さんの日常に寄り添えることだと思うんです。朝食、ランチ、おやつ、ディナー。パンはどんなシーンにも合わせられるからこそ、毎日のように通ってくださるお客さんもいらっしゃいます。街の方の暮らしに溶け込み、日々の移ろいを共有できることって、パン屋の特権かなって思うんです」。 「ハニーキャラメルナッツサンド」(420円) おすすめメニューの「ハニーキャラメルナッツサンド」は、自家製キャラメルソースをまとった、ほろ苦いナッツとクリームチーズの酸味がマッチ。ハチミツ入りの全粒粉パンはほど良い食感です。 デリとパンの相乗効果で広がる、おいしくて幸せなひととき 扉を開けて、左側に「トレマタン ブーランジェリー」、右側に「シャンパン・ブランチ」があります 新生「トレマタン ブーランジェリー」のもう一つの楽しみが、隣接する「シャンパン・ブランチ」のデリとのマッチング。 「シャンパン・ブランチ」のショーケースには、ラザニアやミートローフなど定番の料理をはじめとした約10種類のメインがずらり。東郷町の「ひまわり元気農園」をはじめ、信頼のおける農家や八百屋などから仕入れる旬の野菜をふんだんに使った前菜や、手作りのスイーツなどを思い思いにチョイスできます。 オランジェリー(温室)をイメージした窓際の席やテラス席など、グリーンに包まれた心地良い空間もおすすめ また、ランチなどの混雑時以外であれば、ワンドリンクオーダー制で「トレマタン ブーランジェリー」のパンをイートインできるのもうれしいポイントです。 「今後は、トレマタンさんのパンをより意識したデリなど、新メニューも考えていきたいです」と話すのは、「シャンパン・ブランチ」のオーナー・上浪ゆかりさん。新たなセッションにも期待が膨らみます。 「パン職人は私の天職」と語る、オーナーシェフの瀧さんにインタビュー ―店名の由来は? フランス語で“朝”を表す言葉から着想を得ました。「発音が違うよ」と指摘されることもありますが、日本人が発音しやすくて、覚えていただきやすい音にしたかったので気に入っています。 ―お店のデザインの中でこだわった点は? 店舗デザインをお願いした方には、かわいくなりすぎないように、カッコいいテイストにしたいという思いを伝えました。そのイメージから、ネイビーやグレーを基調にしたシックな雰囲気に仕上げていただきました。そして何より、「シャンパン・ブランチ」のオーナーである(上浪)ゆかりさんが創り出す、ヨーロピアンアンティークの世界との調和がすごく気に入っています。お互いにどんな店にするか相談したわけではないのですが、完成してみたら見事にマッチしていて驚きました。毎日厨房から、こんな素敵な風景を眺めながらパン作りができる幸せを、日々かみしめています。 ―パン作りの魅力は? パンって、その日の気温はもちろんのこと、作っている環境の違いなど、いろいろな要素によって表情がころころ変わるんです。生地の発酵具合や焼き上がりなど、自然を相手にしている感覚や偶然性が難しさでもあり、楽しさでもあります。パン屋さんって、私の天職なんだなってつくづく感じますね。 ―これから挑戦したいことは? サンドイッチなど、野菜をたっぷり使ったメニューもゆくゆくは実現したいです。ただ、フィリングもできる限り手作りにこだわりたいので、もう少し落ち着かないと、手が掛けられないかなとは思います(笑)。 Writer 花野 店内や厨房、そして隣接する「シャンパン・ブランチ」の世界観も含めて、穏やかで和やかな風に包まれた「トレマタン ブーランジェリー」の新店舗。お店のスタッフやそこに集う方、みんながその心地よい空間や時間を共有できる素敵なお店でした。そして何より、まるで微笑みかけてくるような生き生きとしたパンたちから、瀧さんがパンへ注ぐ愛情がひしひしと伝わってきました。 トレマタン ブーランジェリー 問い合わせ 052-717-5869 場所 愛知県名古屋市名東区一社1-33 MAP 営業時間 8:00~18:00(売切次第閉店) 定休日 月・火曜(不定休あり、Instagramにて確認) 駐車場 4台(共同) 支払方法 カード不可・電子マネー可 アクセス 地下鉄「一社駅」より徒歩で約5分 Instagram @tot.le.matin.boulangerie シャンパン・ブランチ 問い合わせ 052-701-7799 営業時間 9:00~19:00(イートインは18:00)、火曜は10:00~ 定休日 月曜(祝日は営業) 支払方法 カード・電子マネー不可 Instagram @yukariuenami 取材・文/花野静恵 撮影/武富将洋 ※掲載内容は2024年5月時点の情報です ※価格はすべて税込み表記です
名古屋駅直結のパン屋3選【2023・2024年オープン】
出勤前や帰り道、街歩きに、ついつい立ち寄りたくなる駅近のパン屋。名古屋駅直結でよりみちしやすい、2023~2024年にオープンしたパン屋3軒をピックアップ! 「TRUFFLE mini JR名古屋駅店」 2023年12月にオープンした「TRUFFLE mini JR名古屋駅店」は、「TruffleBAKERY」が駅中業態として名古屋に初上陸!「名古屋うまいもん通り 広小路口」内にあるため、通勤・通学時でも気軽に立ち寄ることができます。 「白トリュフの塩パン」(258円)と「クロワッサンドーナツ」(396円) 看板商品の「白トリュフの塩パン」は、自家製のトリュフバターを生地に巻き込み、トリュフオイルとトリュフソルトで仕上げています。三段階使用したトリュフの香りが楽しめる、一番人気の商品。 また、「クロワッサンドーナツ」は、揚げる工程を2回に分けることで、軽い食感を実現しています。 「黒トリュフの卵サンド」(697円) 他にもワンハンドで食べやすい、20種類以上のパンが並び、二番人気の「黒トリュフの卵サンド」も、見逃せない一品です! TRUFFLE mini JR名古屋駅店(トリュフ ミニ) 問い合わせ 052-433-3688 場所 名古屋市中村区名駅1-1-4JR名古屋駅 名古屋うまいもん通り 広小路口 営業時間 8:00〜20:00 「ペンギンベーカリーCoco 名駅サンロード店」 2023年11月にオープンした北海道発祥のベーカリー「ペンギンベーカリーCoco」。「ココで出会う。毎日の小さな幸せ」をコンセプトに、老若男女が安心して食べられるパンを提供しています。パンは扉付きのショーケースに並べ、衛生管理も怠りません。 「とべない食パン」 イチオシ商品は、試行錯誤の末に完成した「とべない食パン」。北海道産小麦「ゆめちから」を100%使用することで、中はもっちり、耳はクリスピーな仕上がりになっています。そのままトーストで味わうも良し、サンドウィッチにアレンジしても◎。 「カレーパンフォンデュ」(290円) 「カレーパンフォンデュ」は、サクサクの衣から特製カレーとチーズがとろけ出します。 ペンギンベーカリーCoco 名駅サンロード店 問い合わせ 052-756-2120 場所 名古屋市中村区名駅4-25先名駅地下サンロード内 営業時間 10:00〜19:00(売切次第終了) 「バーミキュラ ポットメイドベーカリー ジェイアール名古屋タカシマヤ店」 2024年2月にオープンした「バーミキュラ ポットメイドベーカリー ジェイアール名古屋タカシマヤ店」では、店に並ぶすべてのパンを、鋳物ホーロー鍋の「バーミキュラ」で焼き上げています。 小麦本来の芳醇な甘みを引き出し、中はしっとり、外はパリッとした食感が特徴です。中川区の本店で連日完売の「シュプリーム鍋クロワッサン」をはじめ、約40種類のメニューがスタンバイ。 旅行や出張で名古屋駅を利用する人など、今まで以上に幅広い層へと届けています。 「こだわり卵のクリームパン」(310円) 「こだわり卵のクリームパン」は、卵感の強いカスタードクリームがぎっしりと詰まっています。 「バーミキュラの無水カレーパン」(390円) 「バーミキュラの無水カレーパン」は、無水調理したカレーを使用しているため、野菜のうま味がたっぷり! バーミキュラ ポットメイドベーカリー ジェイアール名古屋タカシマヤ店 問い合わせ 052-566-8411(直通) 場所 名古屋市中村区名駅1-1-4ジェイアール名古屋タカシマヤ B2F 営業時間 10:00〜20:00 ※掲載内容は2024年5月時点の情報です ※価格は税込み表記です
【5/23発売】雑誌『KELLY』7月号「おいしいパンとカフェ」特集が発売!目次&見どころをチェック
ここ東海エリアには、近年数を増やしているフォトジェニックなパンや、老舗のパンなど、見た目の愛らしさはもちろん、味もしっかり考え抜かれたものがたくさん! 2024年5月23日(木)発売の最新号、雑誌『KELLY』7月号「おいしいパンとカフェ」特集では、新店から客足の絶えない人気ベーカリーまで、ページをめくるたびに幸せを感じられるパンをピックアップ。 後半では、名古屋の朝に欠かせないモーニングや話題のスイーツを堪能できるカフェも特集!さっそく気になるコンテンツを詳しくご紹介します♪ 第一特集「おいしいパンとカフェ」 毎年好評の「パン」&「カフェ」特集。今回は、いつでも私たちの心をほっこりと幸せにしてくれるパンや、今注目のカフェを厳選しました! 世代・性別問わず愛される「総菜パン」。定番から変わり種まで、パン職人によって次々と生み出されるアレンジ満載な総菜パンが登場します! また、出勤前や帰り道、街歩きに、ついつい立ち寄りたくなる「駅近のパン屋」から、宝物を見つけたような気持ちにさせてくれる「隠れ家のようなパン屋」までセレクトしたページも。個性あふれるラインナップを要チェック! 後半では、注目のカフェやスイーツなどを特集。「モーニングとブランチ」では、一日の始まりにふさわしい、お腹も心も満たされるスペシャルなワンプレートをお届けします♪ 材料はシンプルなのに、作り手によって味も見た目も変わる「プリン」。中でも幅広い世代から人気を集める、硬めプリンをご紹介します。パーセンテージを参考にすれば、自分だけの”とっておきプリン”が見つかるはず♡ その他、この夏にぴったりな「ひんやりスイーツ」や、ヘルシー志向の方におすすめの「ギルトフリーなカフェ&おやつ」を集めたページも必見です! 雑誌『KELLY』は、書店やコンビニでも販売していますが、ケリーストアからでも宅配・取り寄せが可能です。ぜひ『KELLY』をチェックして、お気に入りのパン&カフェ探しに出かけてみては?
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