2024.9.17tue
グルメインフルエンサー夫婦が手がけるスパイスカレー「スパイス喫茶ひろんち」が円頓寺本町商店街に開店!ナマステカレー探訪【西区・国際センター】
誰もが一度は食べたことがあろうカレーは、一見シンプルですが、多数のスパイスと様々な食材を掛け合わせることで誕生する、奥が深い料理の一つ。
カレー大好きの編集部・星川が、東海三県のカレーを調査! これを読めば、あなたもカレーの奥深さに魅了されること間違いなしです。
第9弾は、2024年8月23日(金)にオープンしたばかりの「スパイス喫茶ひろんち」をご紹介。実はこの店、グルメインフルエンサーの「ひろ(@nagoya_hiro_gourmet)」ことひろこさんと、「たんぱく質王子(@nagoya.proteinprince)」ことりょうさん夫婦が、二人三脚で手がけています。
ランチタイムは、ひろこさんが店主を務めるスパイスカレー。夜になると、りょうさんがスパイス居酒屋として店を切り盛りします。今回は、ひろこさんの作るスパイスカレーにフォーカス! カレーへのこだわりや誕生秘話まで、さっそくチェックしていきましょう♪
週4のランチライムのみ開店するスパイスカレー屋さん
明治時代から続く店から、個性豊かな新店までが軒を連ねるアーケード商店街「円頓寺本町商店街」にオープンした「スパイス喫茶ひろんち」。
「一歩踏み出す場所を提供したい」と誕生したレンタルスペース「_STEP_s円頓寺本町商店街」(@step_s752)にて、毎週金~月曜限定でのれんを掲げています。
店内は、カウンターのみで7席を完備。店主との距離も近く、アットホームな雰囲気が魅力です。
夜営業は、店主をりょうさんにバトンタッチ! スパイスを使った一品料理とお酒を楽しむ“スパイス居酒屋”を展開しています。メニューは日替わりなので、何度訪れても新しい味を楽しめるのが◎。
具材ゴロゴロ! 食感を意識したカレー
現在のレギュラーメニューは、1種類のみ。バターチキンカレーとキーマカレーの2種類が味わえる「2種あいがけカレー バター✕キーマ」を提供しています。
どちらのカレーも具材感たっぷりで、食べ応え抜群! グルメインフルエンサーの確かな目利きで仕入れた肉は、部位や脂乗りの加減などにこだわっています。
カレーのお供には、ぜひ「ひろんち自家製チャイ」の注文を! さわやかなスパイスの香りとミルクの濃厚な口当たりが絶妙です。
バターチキンカレーは、「辛さよりも甘さを感じられるカレーにしたい」と、辛さが苦手な人でも安心。三温糖の甘さでコク深さとバターのマイルドさを合わせた、優しい味わい特徴です。ホールスパイスのプチプチとした食感と、噛んだ時に広がるさわやかな香りが、スパイス好きの心を鷲掴みにしてくれます。
スパイスのプチッとした食感と弾ける香りがたまらない! プリッとしたハリのある鶏肉もたっぷり入っていて、ボリューム満点です。
挽き肉の“肉々しさ”を感じられるキーマカレーは、辛みのスパイスをふんだんに煮込んでいます。玉ネギの炒め加減にもこだわりがあるとのことで、辛さの中にも素材本来の甘みが引き立つように調整。辛さが得意でない人は、バターチキンと混ぜ合わせて食べるのがオススメです。
その日の仕入れに応じて変更する副菜は2種類と茹で玉子が付いてきます。この日は「ニンジンのアチャール」と「赤玉ネギのアチャール」でした。
「忙しいビジネスマンのために、すぐ食べられて元気が出るものを」と、月・金曜限定でスピードメニューもスタンバイ。「2種あいがけカレー バター✕キーマ」の「キーマカレー」を丼に盛り付けた、スタミナ満点&コスパ最強の一品です。
トッピングとして、+100円で「炙りチーズ」を追加すれば、よりリッチな味わいに!
スパイスカレー屋だけど喫茶店のような雰囲気で
2024年2月から、同建物2階にある「大皿焼肉 老中」にて間借りで営業したり、愛知を中心にカレーイベントを開催している「sokoに咖哩がある限り。」に出店したりと、実店舗を持たずに活動してきた「スパイス喫茶ひろんち」。今回は、店主のひろこさんに、メニューの開発秘話や店に込めた想いを伺いました。
――現在もグルメ系メインフルエンサーとして活躍されていますが、これまでに飲食業界での経験はあったのでしょうか。
二人とも飲食店をやりたいと思っていましたが、会社員時代は飲食とは関係ない職種で、経験はゼロでした。現在は、店の隣にある「cafe MARU」さんで、月1~2回ほどアルバイトもしています。2月に「大皿焼肉 老中」さんで間借りカレーのイベントを開催した時にデビューしました。
――スパイスやカレーの作り方などはどこで学んだのでしょうか。
2023年11月からカレー作りを始めたのですが、インターネットで掲載されているレシピを参考に作っていました。作っていくうちに「自分の味を追求したい」と思い、様々なホールスパイスを買い集めて、味を濃くしたり、辛さを追加したりと何回も試作を重ね、この味にたどり着きました。今も研究中ですが当時は、朝も夜も毎日カレー三昧で、家の中はスパイスの香りが充満していましたね。味のチェックは、的確なアドバイスをくれる主人にお願いしていたのですが、彼は辛さが苦手なので、たまに「うわ~辛い‼」と唸っていた時もありました(笑)。
――今後の展望を教えてください。
カレー屋さんですが“喫茶店のような雰囲気”の店を目指しています。カウンターという近い距離感で、お客さんとの会話を楽しみながら、自慢のカレーや夜のスパイス一品料理を味わってもらいたいです。誰もが気軽に来店できる、心のよりどころのような存在になったらうれしいです。
オープンからわずか1カ月で、毎日売り切れ続出のカレー「スパイス喫茶ひろんち」。食へのこだわりが強いグルメインフルエンサー2人が、これまでの経験をもとに、丁寧で洗練されたスパイスカレーを提供しています。今後も新たなメニューが誕生するとのことで、ぜひ一度足を運んでみてください。
スパイス喫茶ひろんち
- 場所
- 愛知県名古屋市西区那古野2-19-23 ZERO-NEXT 1F
- 営業時間
- カレーの提供は11:30~15:00(売切次第終了)、
スパイス居酒屋は17:00〜22:00(LOは各閉店の30分前)
- 定休日
- 火~木曜
キッチンカー出身の「オノモト商店」が待望の実店舗をオープン!東海地方からナマステカレー探訪!【昭和区・御器所】
誰もが一度は食べたことがあろうカレーは、一見シンプルですが、多数のスパイスと様々な食材を掛け合わせることで誕生する、奥が深い料理の一つ。 カレー大好きの編集部・星川が、東海三県のカレーを調査! これを読めば、あなたもカレーの奥深さに魅了されること間違いなしです。 第8弾は、2024年6月に店を構えた「オノモト商店」です。これまでは、イベント出店を中心にキッチンカーの移動販売にてカレーを提供していましたが、遂に実店舗をオープン! カレーはもちろん、夜は一品料理も楽しめるとのことで、さっそくチェックしていきましょう♪ 地元で愛された美容院をリノベーション!懐かしさが残る店内 地下鉄「御器所駅」から徒歩で約5分のところにある「オノモト商店」。かつてこの場所は、美容院だったとのこと。「レトロな外観がどこか懐かしさを感じさせてくれる」と、店主・加藤さんは一目惚れし、即決したそう。カレー屋として生まれ変わりました。 ロゴは、“円”が無限に連鎖するという意味を持つ「七宝柄」がモチーフ。この場所で、カレーを通して「“縁”が重なってほしい」という想いを込めています。 早速店内に入ってみると、カレーのスパイシーな香りが漂います。席は、カウンターとテーブルがあり、アットホームな空間です。 肉がホロホロ♡ うま味がジュワ―ッと溶け込むあいがけカレー 「2種あいがけ」(1100円)+「たまごピクルス」(50円)、「チャイ」(400円) 具材をじっくり煮込んだカレーは、単品orあいがけから選ぶことができ、毎日3種類を展開しています。あいがけの場合、あいがけは選んだ2種のうち、値段が高い方に+100円で注文可能。副菜はその日の店主の気まぐれで、1種類が付いてきます。 今回は、メニュー名に店名を冠した「オノモトのチキンカレー」(1種類の場合・1100円)と、「エビ香る豆乳キーマカレー」(1種類の場合・1100円)のあいがけをチョイス! 「オノモトのカレー」 西インドのゴア料理にインスピレーションを受けた「オノモトのカレー」。スパイスや野菜などの具材をじっくり煮込んだ重みのあるカレーです。食べると、豊かな香りと辛さが口の中に広がります。後から追いかけてくるココナッツの甘みも加わることで、奥深い味わいに!2~3時間じっくり火にかけて、軟骨さえもとろける食感に仕上げた、ホロホロとした食感の手羽先もポイント。 「エビ香る豆乳キーマカレー」 キッチンカー時代に人気があった「白キーマ」の名前を変更して、現在提供しているのが、「エビ香る豆乳キーマカレー」。台湾の朝ごはんとして人気の「鹹豆漿(シェントウジャン)」からインスピレーションを受けた一品です。豆乳のまろやかな口当たりが特徴で、エビの香りも華やか。隠し味に黒酢の酸味をプラスしています。 「ひよこ豆のサラダ」、「タマゴピクルス」(カレーのトッピングとして各+50円) 季節の野菜を使った総菜は、カレーと混ぜても◎。この日は、キュウリとひよこ豆、玉ネギを合わせた「ひよこ豆のサラダ」です。 また、トッピングも種類が豊富! 半熟の黄身がツヤッと美しい「タマゴピクルス」をはじめ、「パクチー」(+100円)や「なすのピクルス」(+150円)、「辛味ペースト」(+50円)がスタンバイしています。 カレーは、今回紹介した他に、野菜とココナッツのみで作った「ココナッツベジカレー」(1000円)と、気まぐれで登場する「店主のきまぐれカレー」も要チェック! 一品料理とお酒も楽しめる! 夜営業にも注目 「夜も気軽に寄ってもらえるように」と、カレーはもちろん、ジンを中心にしたアルコール類やおつまみを提供しています。季節の食材を使ったおつまみは、その日によって異なるので、いつ訪れても新しい一品に出合えます。 ジンの他にも、ウイスキーやハイボールもラインナップ。「ちょっと一杯」や2軒目利用としても大活躍です。 今までもこれからも縁を大切に「お客さんと一緒に成長する店へ」 インテリアや装飾もかわいいので、訪れた際はぜひチェックを! キッチンカー出身の「オノモト商店」を営む店主・加藤さん。大学時代に漠然と描いた「食に携わりたい」という夢を叶えるべく、上京して飲食業について学び、様々な縁が重なり、今に至るそう。加藤さんにお店のことについてインタビューしました。 ――なぜカレー屋をやろうと決意したのでしょうか。 元々、体育系の大学に通っていたのですが、アルバイトで飲食業を経験したことで、飲食業の楽しさを知りました。その後、新卒で上京して、ある店に調理部として採用してもらい、腕を磨き料理人の道へ。その時代に流行っていた“コーヒー✕カレー”の組み合わせに影響を受けて、東京のカレー屋「HATONOMORI」で働きつつ、コーヒーの焙煎所でも働きながら経験を積みました。今後は、コーヒーの焙煎を行う友人の力も借りて、“スパイスカレーが食べられる喫茶店”を目指していきたいです! ――その後名古屋で、キッチンカーを始められたのですか? はい。ご縁があって、「キッチンカーを貸したい」という人から譲り受けました。当時は、キッチンカーを出資してくれた「KOHYO Kitchen」さんの名前を借りて「KOHYO KITCHEN」として活動していました。 キッチンカーで出会った仲間やお客さんがいるからこそ、安心して実店舗をオープンできたなと思っています。 ――では、「オノモト商店」という店名の由来は何だったのでしょうか。 私は下の名前が“源己(げんき)”というのですが、オノモトは、己(おのれ)と源(みなもと)という自分の名前から取りました。「自分が何かの“源”になるように」という意味も込めています。よく「店名のオノモトは苗字からきているのですか」と聞かれますが、「違います!名前は加藤源己です」って答えています(笑) 実家のような温かみのある空間で、本格カレーを提供する「オノモト商店」での食事はもちろん、行くだけで元気がもらえる店主・加藤さんとの会話も醍醐味の一つです! 今後もキッチンカーでのイベント出店もあるそうなので、店舗とイベントどちらも足を運んでみてください。 オノモト商店 場所 名古屋市昭和区緑町2-19 MAP 営業時間 11:00~14:30(LOは14:00)、18:00~23:00(LOは22:30)※木曜は11:00~14:30(LOは14:00)、日曜は12:00~16:00(LOは15:30) 定休日 月曜定休(不定休あり) ※掲載内容は2024年7月時点の情報です ※価格はすべて税込み表記です
予約が取れないクリームコロッケ専門店が、ドライキーマカレーの店「食堂 à」をオープン! 東海地方からナマステカレー探訪【千種区・今池】
誰もが一度は食べたことがあろうカレーは、一見シンプルですが、多数のスパイスと様々な食材を掛け合わせることで誕生する、奥が深い料理の一つ。 カレー大好きの編集部・星川が、東海三県のカレーを調査! これを読めば、あなたもカレーの奥深さに魅了されること間違いなしです。 第9弾は、2024年6月14日(金)ドラキーマカレーの店「食堂 à(ショクドウエー)」。実はこの店、2019年にオープンして以来、完全予約制のクリームコロッケ専門店「curicoro(クリコロ)」と同じ場所で展開する新業態として誕生しました。今回は、新たな挑戦を決意した理由や、丼に入ったドライキーマカレーについて詳しく調査しました。 昼はカレー、夜はクリームコロッケの二刀流 「食堂 à」は、地下鉄「今池駅」から、閑静な住宅街を歩くこと約10分のところにあり、さわやかな青い扉が目印です。 今回オープンした「食堂 à」は、金~月曜の不定期で開店。営業日の詳細は、Instagramをチェックしてください。 元々居酒屋だった店内を「curicoro」の開店時に、店主・上田さん自らの手でリノベーション。客席はカウンター6席のみで、カントリー風な雰囲気。店主の“好き”が詰まった空間が広がります。 身体への配慮も意識したドライキーマカレー 「キーマカレー」(1200円) メニューは、店特製の「キーマカレー」のみを提供しています。副菜として、「コールスローサラダ」と「クミン風味ラタトゥィユ」、味変用の「スパイスデュカ」が付いてきます。 ドライキーマカレーのこだわりは、あっさりとした食べ応え。軽い口当たりを追求するため、国産若鶏のミンチを採用。さわやかな香りのキャラウェイ、クミンなどのスパイスとを合わせており、ほど良い辛さと甘い香りがクセになります。はじめはそのまま、途中で卵黄を混ぜて、マイルドに味変するのがオススメです。 また、「黄身なし」(-100円)や、「炙りチーズ」(+200円)のカスタマイズも可能。 Hoshikawa キーマカレーと言えば合いびき肉、または牛ひき肉を使う印象があったので、鶏肉と聞いてビックリ! 粗挽きで弾力のある食感がとてもおいしかったです。 ライスは、西尾市にある「みやもと糀店」の「虹色米」を使用。7種類の古代米と入り大豆のブレンド雑穀米で、栄養満点です。 「クミン風味ラタトゥィユ」 副菜のラタトゥイユは、カレーに合うようクミンを効かせているため、スパイスが華やかに香りが特徴です。そのままではもちろん、カレーと混ぜても絶品! 左から「カイエンペッパー」「オニオンチップ」「福神漬け」 さらに卓上に置かれた「福神漬け」「オニオンチップ」「カイエンペッパー」で味変や辛さ調整も。自分に合った辛さで楽しめるのがうれしいポイントです。 「気軽に楽しんでもらいたい」という想いを込めて 「ここでしか食べられないカレーを提供したい」と語る、店主の上田さん。「curicoro」の営業も忙しい中、新たなチャレンジを決断した理由や店名の由来について、お話を伺いました。 ――新業態「食堂 à」をオープンしたきっかけとは? 「気軽に店の味を楽しんでほしい」という想いで始めました。現在「curicoro」は予約制ですが、「食堂 à」は予約不可。一人でも多くのお客さんに、この店でしか味わえないドライキーマカレーを堪能してもらいたいです。 ――なぜ“カレー屋さん”を始めるに至ったのでしょうか。 カレー味のクリームコロッケは提供したことがありましたが、カレー単品ではなかったです。今回、お店を始めると決意して、スパイスをイチから学びました。様々なスパイスを配合するバランスに試行錯誤を繰り返しましたね。 ――店名の由来は何でしょうか。 愛犬「エース」の名前を店名にしたかったのですが、ちょっと恥ずかしくて(笑)。頭文字の「a」から取りました。さらに、フランス語の「à la campagne(ア ラカンパーニュ)=田舎風の」や、接続詞としての「à」など、様々な意味から取っています。 「curicoro」のシェフとしてはもちろん、「食堂 à」としても、新たな一歩を踏み出した上田さん。今後はカレーとクリームコロッケを通して、どんな“おいしい”を誕生させていくのか。これからの活躍に期待が高まります。 食堂 à 場所 名古屋市千種区神田町28-23 青山マンション1F 営業時間 12:00~14:00(LOは13:30) 営業日 金~月曜(不定休あり) ※掲載内容は2024年8月時点の情報です ※価格はすべて税込み表記です
東海地方からナマステカレー探訪! 本格的な南インドを軸にしたカレーが味わえる「カレーと民藝と酒 TeTe」【千種区・池下】
誰もが一度は食べたことがあろうカレーは、一見シンプルですが、多数のスパイスと様々な食材を掛け合わせることで誕生する、奥が深い料理の一つ。 カレー大好きの編集部・星川が、東海三県のカレーを調査! これを読めば、あなたもカレーの奥深さに魅了されること間違いなしです。 “ラッキーセブン”の第7弾は、2024年4月3日(水)にオープンした「カレーと民藝と酒 TeTe」。南インドを軸に、季節の食材とスパイスを使ったカレーを提供しており、ディナータイムはナチュールワインとスパイスを使った一品料理などが楽しめます。 素敵なアイテムとの出合いも! 店内は世界各国の民藝雑貨がたくさん 地下鉄「池下駅」より徒歩約11分のところにある「カレーと民藝と酒 TeTe」。これまでは世界各国のアイテムを取り扱う、同ビル4階の「casablanca(カサブランカ)」にて間借り営業をしていましたが、満を持して実店舗をオープンしました。店内は、コロニアル時代のインドのカフェをイメージした、エキゾチックな空間が広がっています。 また、店のあちこちに「casablanca」の店主がセレクトした装飾品も飾られています。一部商品は販売もしているので、気に入ったものがあれば気軽にお声掛けを。 汗が出るほどスパイシーな月替わりプレート 「ランチカリープレート」(1300円)+「チキンのアチャール」(400円)、「iceチャイ」(500円) ランチメニューは1種類で、月ごとに内容が変わります。取材時5月は、写真左上から「レモンチキン」「チャナマサラ」、下の段に「ライタ」とバスマティライスと日本米のブレンド、パパドが盛り付けられています。別皿の「チキンのアチャール」「チャイ」はプラス料金で注文可能。 メニューは、「カレーや総菜をすべて混ぜ合わせたときに、相性が良いものを組み合わせている」とのこと。食べ始めは、それぞれ個別で食べて、段階ごとに具材を混ぜて合わせながら味変していくのがおすすめです。 星川的・辛さ指数は、5点満点中5点です。かなり辛い! プレート内容を一つずつご紹介します。まず「レモンチキン」は、レモンの皮と、タイ産のライムリーフを一緒に煮込んだ、さわやかな風味が広がる一品。そこに青唐辛子のスパイシーさも加わり、思わず汗が出てしまうほどスパイシーに仕上げています。 続いて北インドの代表的なカレーの一つ「チャナマサラ」です。「チャナ」とはヒヨコ豆のことで、ホクホクになるまで煮込んだ豆がたっぷり。トマトのあっさりとした酸味とスパイスが合わさり、ヘルシーな味わいです。 インドで愛されているヨーグルトサラダの「ライタ」は、新玉ネギとキュウリを合わせています。ライスとカレー、ライタを混ぜて食べれば、辛さがマイルドに。〆はライスとライタのみを混ぜてさっぱりとフィニッシュ! また、どの料理も化学調味料を一切使用せず、体への負担を考えた素材を使用しています。 Hoshikawa 「ライスにヨーグルトをかけるの? 」と意外に思う人もいるはず。しかし、ヨーグルトの酸味とコクが、ライスと相性抜群です。 単品の「チキンのアチャール」もぜひ注文を。「アチャール」とは、日本語で「漬物」を意味し、酸味と辛みが効いた副菜です。スパイスの香りが十分に染み込んだチキンは、食べ応えも◎。 「ラドゥ」(2個・400円) チャイと相性ピッタリな「ラドゥ」は、ヒヨコ豆やアーモンド、ココナッツを合わせて団子にした、インドのお菓子。口に運ぶと、カルダモンのスパイシーで清涼感のある香りが鼻を抜けます。 “晴くんのカレー”がいつでも食べられるように これまでナチュールワインの店や、人気カレー店などで腕を振るってきた、「カレーと民藝と酒 TeTe」の店主・晴さん。間借り時代は、屋号はなく「晴くんのカレー」として、販売していたそうですが、「casablanca」での間借りや、ファンからの後押しで、待望の実店舗をオープン。そんな店主の晴さんに、お話を伺いました。 ――カレーを作ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。 元々、美容師や美容部員として働いていたのですが、西区の「グナグナカリー」に行ってからカレーにハマり、大阪や東京のカレー店に足を運ぶようになりました。当時は美容師として稼いだお給料のほとんどはカレーに注ぎ込みましたね(笑)。その後、自分自身でもカレーを作るようになって、「エリックサウス」に転職し約8年間務めました。ワインも好きだったので、名駅の「vinofonica(現:Paradise Nature – wine & vinyl -)」で働きながら、カレーの間借りもスタートし、今に至ります。 ――店名の由来とは。 当初は漢字一文字で「手」にしようと考えていたのですが、「自分の両手で作った料理で、ぬくもりを感じてもらいたい」という願いを込めて「TeTe」と命名しました。 ――今後の展望を教えてください。 ディナー営業もしているので、季節の食材を使った「ビリヤニ」を提供したいなと思っています。夜になると店内も大人っぽい雰囲気になってとても素敵なので、ぜひナチュールワインとスパイスが効いた一品料理やカレーとの組み合わせを楽しんでください。 姉妹店「casablanca」でもお買物や中東料理を堪能 「カレーと民藝と酒 TeTe」の上階にある「casablanca」もご紹介。インドやアジア、アフリカ、中南米など、世界各国の民藝品を取り扱う雑貨屋「casablanca」は、この店の店主が現地や日本国内で買い付けたアクセサリーや小物、衣服などを取り扱っています。 「ファラフェルサンド」(900円) 物販の他、店内では中東の定番料理を提供するイートインスペースも完備。メニューの中でも人気な「ファラフェルサンド」は、ヒヨコ豆のコロッケ「ファラフェル」と、野菜をピタパンで挟んだワンハンドフードです。自家製ハリッサの辛身をアクセントで、下までぎっしりと具材が入っているので、ボリューム満点です。 「ノスノス」(650円)※お茶菓子付き モロッコの定番ドリンク「ノスノス」は、ガツンと濃いめのエスプレッソを、砂糖を加えたミルクと合わせたカフェ・オ・レです。日替わりのお茶菓子付きで、この日はデーツとクルミ、チョコレートを合わせたもの。 両店舗の飲食物は、屋上で食べられます。天気の良い日は、気持ちの良い風を感じながら、カレーや、ファラフェルサンドを持ち込むことができます。また、7月からはルーフトップバーの営業も開始するとのことで、期待大! 本格的な南インド料理が楽しめる「カレーと民藝と酒 TeTe」と、中東のアイテムやフードを取り扱う「casablanca」。どちらも店のドアを開けた瞬間から、現地の雰囲気を感じられて、まるで旅行に来ているかのような気分になること間違いなしです。ぜひ、足を運んでみてください♪ カレーと民藝と酒 TeTe 問い合わせ 090-9121-8445 場所 愛知県名古屋市千種区高見1-8-5 ケンインターナショナルビル3F MAP 営業時間 11:30~14:30(LOは14:00)、18:00~23:00(LOは22:00) 定休日 火・水曜(不定休あり) 駐車場 なし 支払方法 カード・電子マネー不可 Instagram @tete_curry_nagoya 予算 昼1500円/夜2000円 アクセス 地下鉄「池下駅」より徒歩で約11分 casablanca(カサブランカ) 場所 愛知県名古屋市千種区高見1-8-5 ケンインターナショナルビル4F MAP 営業時間 11:00~17:00 定休日 火・水曜 支払方法 カード・電子マネー可 Instagram @casablanca73nagoya アクセス 地下鉄「池下駅」より徒歩で約11分 ※掲載内容は2024年5月時点の情報です ※価格はすべて税込み表記です
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