クリエイティブミクスチャーユニット・NIKO NIKO TAN TAN、メジャー1stアルバム『新喜劇』インタビュー!
#インタビュー

2024.10.2wed

クリエイティブミクスチャーユニット・NIKO NIKO TAN TAN、メジャー1stアルバム『新喜劇』インタビュー!

ビクターエンタテインメント/Getting Betterより、クリエイティブミクスチャーユニット・NIKO NIKO TAN TAN(ニコニコタンタン)がメジャーデビュー!8月7日にメジャー1stアルバム『新喜劇』をリリースした彼らにインタビューさせていただきました。

全国TVCM起用の「Jurassic」、ドラマOPテーマ「IAI」をはじめとした人気曲に加え、映画主題歌「No Time To Lose」、ライブ定番楽曲で初の音源化となる「Paradise」など、全14トラックを収録した今作について、たっぷりとお話を伺いました。

NIKO NIKO TAN TAN(ニコニコタンタン)

プロフィール
音楽担当はOCHAN (オオチャン/Vo,Synth,etc/作詞作曲編曲/イラスト)、Anabebe (アナベベ/ドラム/編曲)、映像・アートワークはDrug Store Cowboy (ドラッグストアカウボーイ/映像/アートディレクター/モーショングラフィック)がプロデューサーを務める進化的クリエイティブ集団。

メジャーデビューまでの道のり

――このたびはメジャーデビューおめでとうございます!まずは改めて、2019年に結成されてからの約5年の歩みを一緒に振り返っていきたいなと思います。

OCHAN 元々、Anabebeと一緒に4人組のロックバンドをやっていて、その時、僕はギターだったんです。そのバンドが解散してから、2人だけで他にないものをやりたいと始めたのが、NIKO NIKO TAN TANです。

――「NIKO NIKO TAN TAN」というバンド名の由来は?

OCHAN 僕らの「LINDA LINDA」という曲が元々、「NIKO NIKO TAN TAN」という曲名だったんです。「ニコニコタンタン」って語呂がいいし、パンチもあるし、頭に残るじゃないですか。あと、振り幅が作れるなと思って。おちゃらけているけど、それでかっこいい曲を作ってたら、ギャップが生まれて、2重でうまいような気がして。バンド名にした方が面白いんじゃないかっていうので、バンド名にしたっていう。響きと、ノリですね(笑)

――ツーマンツアー『喜劇』の名古屋公演でメジャーデビューの発表があった時、OCHANさんがMCで「自分は一度、音楽活動を諦めた人間だ」とおっしゃっていたのが印象的で。改めて、メジャーデビューを迎えた心境をお二人に伺いたいです。

Anabebe うれしいっすね。10歳からずっとドラムやってて、「自分はこれで生きていくんだ」って勝手に思ってたんです。でも結局、今までなんもなくて。ここにきて、ドラマーになれるチャンスを掴んだってことが、めっちゃうれしいです。

OCHAN 音楽で飯食っていきたくて東京に出てきたので、うれしいのと、不思議な気持ちもありますね。当時、あれだけ死ぬほど力を入れてバンドをやっていて箸にも棒にも掛からなかったものが、NIKO NIKO TAN TANみたいに、遊びで作ったバンドが今に繋がったっていうね。

Anabebe 本業ちゃんとやりながら、副業でやろうみたいな感じやったもんね(笑)。

OCHAN それが偶然、今の世の中の音楽のムーブみたいなものに、NIKO NIKO TAN TANが偶然一致する部分があった。なんか、肩の力を抜くって大事だなと。

――2022年にはすでに「FUJI ROCK FESTIVAL」や「SUMMER SONIC」などの大型フェスへの出演もされていましたよね。世間からの注目度が上がってきても、そのスタンスは変わらなかったんでしょうか?

OCHAN 2019年に結成したんですけど、最初の2年くらいはほぼ何もやってなくて、2021年から「本腰入れてやるか」って始動し出したんです。リリースやライブもやりだして、そこから「やっていくぞ」という意識に変わったと思いますね。どんどんステージが変わっていくと、やっぱり頑張らないといけないとこは頑張らないといけないから(笑)、そういう意味では、肩の力は抜いてるけど、やることはしっかりやってるっていうか。

――曲作りについても伺いたいのですが、楽曲はどのように作られていくんでしょうか?

OCHAN 僕がまずデモを7割ぐらい作るんですけど、それをメンバーに聴いてもらって、スタジオで壊して壊して、作って作って…って感じですね。

Anabebe デモにはドラムも入った状態なんですけど、デモ通りに叩くこともありますし、違うものにすることもあるし、色々試す感じですね。

OCHAN 着地できなくて放置された曲も山ほどあります(笑)。でもそれもやっぱネタのストックになるので、後々のどっかのタイミングで復活する、とかっていうのはよくありましたね。あ、でも最近はあんまないか。

Anabebe そうね。

OCHAN 1曲にまとめる作業っていうのが、やっぱり1番難しくて。曲として完成させるテクニックみたいなのは、最近上がってきてますね。

Anabebe デモの精度が上がってるかも。

OCHAN それもあるかも。ある程度、完成図が見えるような状態で作るようにはしてますね。

――NIKO NIKO TAN TANの曲は、どれも初めて聴いた時の没入感と、そこから何度も聴いてしまう中毒性がすごくて。作り手としては、どういったところにこだわりをもって作っていますか?

OCHAN やっぱりインパクトは大事にしてます。最初に一聴した時に、「これなんだ?」と吸い込まれるような感覚。それと、“ループ感”ですね。これは、ダンスミュージックに通じる、ある種のマナーというか。ループしているフレーズがあって、それにビートがあって、どちらかがループしていたら、ビートが変わっても、同じ世界のまま違う景色が流れていくっていう。それが没入感だと思っているので、そういうフレーズや音使いはすごく意識して作ってます。キャッチーなメロディにもこだわっていますね。で、あとはドラムを叩きまくると。

Anabebe 人間みが出てくる。

OCHAN パソコンで音楽を作ってるので、どうしても温かさを表現するのが難しいんですよね。日本の音楽シーンでキャッチーとは何かを考えた時に、人懐っこさだったり、人間っぽさが必須だと思っていて。そこでAnabebeの生ドラムがNIKO NIKO TAN TANの音楽に加わると、よりキャッチーになる。そのバランスみたいなのはいつも考えてますね。

Anabebe 人間担当です(笑)。

――“生の音”というお話がありましたが、曲を作るとき、ライブでやることを意識して作ることはありますか?

OCHAN 曲にもよるんですけど、作り始めた最初の段階から、「ライブでこれ盛り上がりそうだな」って曲も最近は多くて。そういう意味では、ライブを意識して作る曲も多くなってきたかなと思いますね。

――最初は「楽曲とMVを同軸で制作する手法」が注目されていたと思うのですが、今までありそうでなかったなと。具体的には、どのように制作が進んでいくんでしょうか?

OCHAN 本来、ミュージックビデオとか音楽以外の創作物は、楽曲が完成した段階で進めていくことが多いと思うんですけど、映像メンバーがいることで、デモの段階から彼にも共有できるわけです。デモの時点で彼もどんな映像を作るかを考え始めて、僕らも並行してその音楽を作って、同軸で進んでいく感じですね。

――その方法で作り始めたきっかけはあったんですか?

OCHAN いや、全然狙ってなくて、作戦じみてもなくて(笑)。ただ映像の友達を入れてやると自然とそうなりましたね。曲が完成した時にすぐにMVを撮り始められるので、速くリリースできる。

Anabebe なんなら、曲が完成する前にビデオ撮ってたよ(笑)。

OCHAN 最近はあんまりなくなったけど、曲が完成する前にビデオが完成してた。けど、ドラムはアクションがあるから、ビデオと合わないといけないじゃないですか。なので、映像に合わせて本番のレコーディングするっていう。

――すごい。アニメのアフレコみたいですね(笑)。

OCHAN そうそう。最初そればっかやったな。「フィルバ feat. Botani」って曲なんかは、Anabebeのドラムのカットが多くて、しかも手数も結構多くて。ビデオ見ながら合わせるの苦労してたよね。

Anabebe 何回やり直したか(笑)。

「これらが喜劇だったと思いたい」

――メジャー1stアルバム『新喜劇』は、新曲と既存曲がミックスされていて、バンドの新章の幕開けとなる一枚になっていると思います。タイトルはどんな意味を込めたんでしょうか?

OCHAN 去年の大阪のワンマンの打ち上げで、「新喜劇」って言葉が面白いなと思って、いつかそのタイトルで曲を作ろうかなと思ってたのが最初ですね。それで、アルバムを出すことになったので『新喜劇』にしようってところから始まりました。

――タイトルが先行してあったんですね。

OCHAN そうなんです。アルバムのテーマをどうしようかな、全14曲をどう一括りに落とし込もうかって考えた時に、チャップリンの「人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇である」という言葉がしっくりきたんですよね。それぞれの楽曲に生まれてきたストーリーがあって、それを今アルバムにしてリリースするとなった時に、これらが喜劇だったと思いたいし、これからも活動をいろんな節目で振り返った時に、しんどいこともあったけど、あんなことがあったから今があるんだな、というような生き方をしていきたいなという思いがあって、「新喜劇」と付けました。

――前作のアルバムが『微笑(ほほえみ)』なので、笑うつながりですね。

OCHAN それもありますね。いろんな喜劇なので。「新喜劇」にも、笑いとか笑顔が見えるじゃないですか。その意味も入って、2倍おいしいっていうか。

――イントロダクションの「Smile」、4曲目の「四時が笑う」など、曲でも“笑う”がモチーフになっている曲が多いですね。

OCHAN そうですね。「新喜劇」って曲の歌詞にも「笑う」を使っていて、無意識なんですけど、僕の歌詞の中に結構入ってるんですよね。意図して入れているつもりはなかったんですけど、今思うと多いなと。やっぱりそれくらい「笑う」って言葉がNIKO NIKO TAN TANにとってキーワードになってますね。

――「笑う」と一言にいっても、いろんな意味の「笑う」がありますもんね。

OCHAN そう、面白いじゃないですか。HAPPYな笑いから、ちょっと奇怪な、奇妙な感じもするし、怖かったりもするし。見方によって違うっていう、そういうのが好きなんですよね。

――アルバムタイトルを冠した「新喜劇」という曲が、一枚を象徴する楽曲になっていますね。

OCHAN これは最後にできた曲なんですよ。収録曲が決まってくると、アルバムの内容が見えてくるじゃないですか。そこで、あと何を入れたら一番アルバムが締まるのかなって考えた時に、タイトルソングを作ろうと思って。結果的に、『新喜劇』に込めた思いが詰まった曲になりました。

――歌詞カードにはないのですが、途中の間奏にセリフ調の語りが入っていますよね。

OCHAN 今まで10本以上取材やってきたんですけど、初めて聞かれました!

Anabebe 恐怖の語り部(笑)。

OCHAN でも多分これ、内容聞いたとて、「は?」ってなるかもしれん(笑)。

朝になったことを知るより先に 雨が降っていることに気づき 羊は目を覚ました ソファに座ったまま 窓の外に散りばめられた朝の至福を眺める 公園東方の噴水だった 行き交う白と黒の羅列を目で考察することにも飽き 街へと向かった タッタッタッ―――

全員 (笑)。

OCHAN 「……で?」って感じではあるんですけども。

――歌詞を読み上げる時間がシュールでしたね(笑)。あえて歌詞カードには出さなかった?

OCHAN 出さないのが面白いなと思って。「誰か探してくれんのかな?」と思ってたら、案外誰も……(笑)。ただのノイズのように聞こえてんのかな。もうちょっとわかりやすくしたらよかったなと。

――今日聞けて良かったです!「新喜劇」は道化っぽさのある音が入ってくる展開と、「最後に笑う僕ら」という歌詞で締めくくるところが、まるで劇の幕引きのようでした。

OCHAN そうですね。そこは喜劇っぽい感じのイメージで作りました。

――ほかにも、音楽的にこだわった部分は?

OCHAN Anabebeさんどう?

Anabebe ん。歌詞?

OCHAN いや、歌詞、覚えてもないだろ(笑)。

Anabebe (笑)。えーと、音楽的にこだわった部分は、空気感ですね。ドラムの録音って、すごいアナログなんですよ。ドラムセットの近くに置くのと別で、部屋の奥の方にもマイクを置いて、空気の鳴りを録ってます。あと、めっちゃ熱意を込めて叩きたいなと思って、ロックばりに気合い入れてズコズコ叩きました(笑)。

OCHAN なんかめっちゃ笑ってる……。こわ(笑)。

Anabebe (笑)。伝わるかどうかわからんけど、曲が始まる1発目の音が、めちゃくちゃ気に入ってて。それ録れたのを聞いた時に、「もうこれでオッケー!」ってなったぐらい気に入ってます。

――注目して聞いてみます!あと、「新喜劇」はかなり歌い方が違いますね。

OCHAN そうですね。これはチャレンジしました。「新喜劇」は、「自分の地声でちゃんと歌う」っていうのもテーマになりましたね。

――それはまた心境の変化があった?

OCHAN 「Jurassic」って曲作った辺りからですかね。「地声もいいよ」ってメンバーや周りに言われて。地声で歌うのが恥ずかしかったんで、結構ファルセットで歌ってたのと、「曲とのハマりが悪いな」って自分で勝手に思ってしまっていたところもあって。「Jurassic」みたいに、バン!って前に出てくるような、ロックな曲ができ始めてから、それに合わせた歌い方をしてもいいかなと思ったのが大きいです。あとは、歌うのが楽しくなってきたっていうのが1番大きいかもしれないですね。

――「四時が笑う」は、少しずつずらした歌詞の言葉遊びと、酩酊した感じのメロディが印象的です。

OCHAN 僕もお気に入りの曲で、歌詞もめっちゃ気に入ってますね。あとは、酩酊した感じは、まさにそういうのも狙って入れてて。ちょっと音楽的な話になっちゃうんですけど、次の行に行くタイミングを絶妙に省略してるんですよ。

――次の行に行くタイミング。

OCHAN 例えば、「雨は最後の会話のように~ トントントントン 冴え渡る~」って本当やったら進行するんですけど、「雨は最後の会話のように~ トントントン 冴え渡る~」っていう風に、あえて小節を省略してるんですね。それが、ぐるぐる回るような風に聞こえるっていう。そこはめちゃくちゃこだわって作りましたね。変なことはしてるんですけど、奇をてらってるとは思わせず、普通にすんなりと聞こえるので、うまく作れたなって。

――ちょっとしたところで、聞こえ方がかなり変わってくるんですね。

OCHAN そうなんです。「酩酊してる感じ」と言ってもらったのもそこですね。あとは、夜中から朝にかけての時の流れと、その酩酊感、迷子、みたいなのをイメージして作りました。

――「ハナノヨウ」「Jurassic」「IAI」などの既存曲は、どのように選んでいったんでしょうか?

OCHAN 「Drama」って曲だけ入れなくて、あとは入ってるかな。順番はこだわって入れましたね。既存の曲で何入れようかって考えていくと、結構埋まっちゃって。アルバムなのに新曲が少ないのって、最近多いじゃないですか。まさにそういう状況になったんですけど。タイトルが『新喜劇』なので、第1幕と第2幕みたいな感じで、アルバムを前半後半で割っています。「IAI」って曲が第2幕の始まりで、「八」は転換BGMみたいな感じですね。

――「八」は8曲目だから、「八(エイト)」?

OCHAN そうです、単純に(笑)。めちゃくちゃ力抜いて作ろうと思って。他が結構、1曲1曲シングルも多くて、あんまりコテコテしてても嫌だったんで、力を抜いた曲を作りました。BGMが流れていて、次の「IAI」を演奏する人たちの準備ができたから、「どうぞ!」ってイメージで、曲の途中にDJのスクラッチノイズっぽい音を入れてます。

――「Paradise」は初の音源化なんですね。

OCHAN 結構前からあって、ライブではよくやってた曲ですね。お客さん受けも良くて、今回やっと音源にしました。曲も長いし、歌があんまりないんで、こういうタイミングじゃないと入れられないんですよね。シングルとしては出しにくくて、困ってました(笑)。

――音源化にあたってレコーディングや編曲で意識したところはありますか?

Anabebe はじめになんか、雷みたいなん鳴ってんすよ。ドオンドオンドオン!って。それは、レコーディングしてたスタジオに、たまたまこんなでかい大太鼓があって。

OCHAN めっちゃでかかった(笑)。偶然あったんですよ。オーケストラが使うやつ。

Anabebe もうこれしかないな、と。

OCHAN 一生懸命叩いたね。あとは譜面台を叩いたり、物音とかを入れてて。そこはちょっとこだわりポイントですね。

歌録りは自宅のお風呂場で…!?

――「琥珀」はリリースされた時、OCHANさんのインスタに「自宅の風呂場から、初めてレコーディングスタジオで歌録りしました」とあって驚いたのですが、それまではお風呂場で録っていたんですか?

OCHAN そうなんですよ。今までは自宅の風呂場で歌を録ってて。レコーディングで、歌ってるところを見られるのが嫌なんですよ。ライブで歌ってんのにな(笑)。

Anabebe (笑)。

OCHAN NIKO NIKO TAN TANの初期の曲から、「琥珀」の手前、「Drama」まではずっと自分ちの風呂場の中で録ってて。

――録れるんだ(笑)。

OCHAN 風呂の椅子の上にパソコン置いて、延長コードで電源引っ張ってきて、マイクを入れ込んで、換気扇を消して、音を出なくして、録るっていう。ボーカルブースみたいな(笑)。

――すごい(笑)。

OCHAN ただ、反響がすごくて大変ですね。元々リバーブが入っちゃってる(笑)。さすがに「編集できないし、ちゃんと録って」ってスタッフから言われて、スタジオで録るようになったんですけど、「レコーディングでみんなの前で歌うのめっちゃ嫌やな」って思って録った曲が「琥珀」です。そこから多分、ボーカルの音質が良くなってます。

――ちょっとお風呂場を想像しながら、昔の曲を聴いてみます(笑)。Anabebeさんのレコーディングでのエピソードはありますか?

Anabebe 基本的には全部、1曲丸々、通しで叩ききっているんですけど、「Only Lonely Dance」を録った時に、メジャー1stアルバムのリード曲ってことで、なんかめちゃくちゃ力入っちゃって。テンポに対してジャストにドラムを叩かなければならないって勝手に思っていて、レコーディングしたら、まあ録れたんですよ、5回ぐらいやって。けど、なんかおもんないな。「最後もう1回だけ力抜いて、フリーでやってみいや」ってなって、最後に全部解放して叩きまくったら、そっちが採用されました。

――やっぱり、「よく見せたい」とか、そういう気持ちの入り方をしちゃった。

Anabebe そうそう。

OCHAN よこしまな気持ちがね。

Anabebe 売れるためには!(笑)っつって。

OCHAN 力抜いていかんとね。

――「No Time To Lose」は、映画『みーんな、宇宙人。』主題歌ということで、こちらは書き下ろしなんですね。

OCHAN 書き下ろしは初めてだったんですけど、楽しかったです。作り方もちょっと違うっていうか。やっぱり、映画の最後に自分の曲が流れるのって、うれしいですね。

――普段の曲作りとはまた違うところがありましたか?「こういう曲にしてほしい」というオーダーとか。

OCHAN いや、かなり自由にって感じやったんで、そんなに制約はなかったですね。そこはすごいありがたかったっていうか。逆に自由度が高すぎて、どうしようかなと思ったんですけど、自分がいいと思うものを一旦作ってみて、それが良いってなったんで良かったです。

――10月からアルバムをひっさげたツアーがスタートするということで、意気込みをお願いします!

OCHAN 名古屋でついにワンマンライブですね。ワンマンは初めてで、初めて名古屋に来た時からやりたいなって思っていたので、めちゃくちゃ気合い入ってます。来たことない人はもちろんですけど、俺らのライブに来たことがある人もちょっと驚くような演奏スタイルというか、ライブの流れにしようかなと思ってるんで、めちゃめちゃ楽しいと思います。

Anabebe 楽しみにしててください!!

――ありがとうございました!


NIKO NIKO TAN TAN 『新喜劇』
2024年8月7日(水)リリース

[VICTOR ONLINE STORE限定盤]NZS-970 6050円
[通常盤]VICL-65979 3300円

【CD収録内容】
1. Smile
2. 新喜劇
3. Only Lonely Dance
4. 四時が笑う
5. ハナノヨウ
6. Jurassic
7. Paradise
8. 八
9. IAI
10. 可可 feat. ぷにぷに電機
11. MOOD
12. カレイドスコウプ
13. 琥珀
14. No Time To Lose

NIKO NIKO TAN TAN ONE-MAN TOUR 2024 「新喜劇」
2024/10/18 (金)
[都道府県] 大阪府
[会場] Music Club JANUS
[開場] 18:30
[開演] 19:00

2024/10/26 (土)
[都道府県] 愛知県
[会場] 新栄シャングリラ
[開場] 17:00
[開演] 17:30

2024/10/27 (日)
[都道府県] 福岡県
[会場] BEAT STATION
[開場] 17:00
[開演] 17:30

2024/11/04 (月)
[都道府県] 北海道
[会場] Sound lab mole
[開場] 17:00
[開演] 17:30

2024/11/23 (土)
[都道府県] 宮城県
[会場] 仙台MACANA
[開場] 17:00
[開演] 17:30

2024/11/29 (金)
[都道府県] 東京都
[会場] LIQUIDROOM
[開場] 18:00
[開演] 19:00


※掲載内容は2024年10月時点の情報です

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クリエイティブミクスチャーユニット・NIKO NIKO TAN TAN、メジャー1stアルバム『新喜劇』インタビュー!

WRITER

Wakana Yamauchi

Wakana Yamauchi

兵庫県出身。京都の大学を卒業後、 編集者になるために名古屋へ。ゲーム、猫、ファッション、写真が好き。自宅をリノベーションして以来、インテリアにハマっている。

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