2020.10.21wed
【連載コラム】旅とスイーツと ~焼き菓子が大好きだ~
【連載コラム】旅とスイーツと ~焼き菓子が大好きだ~
こんにちは。ケリーのふじこ(@postrea_fujico)です。
好きなお店は、「趣味や“好き”の延長ではじめた店主のお店」。そうなると、スイーツ番長の私は、カフェや焼き菓子屋さんに行くことが多々。
ということで、今回は東京や京都、名古屋、海外はフランスへ。焼き菓子を巡る旅です。
【東京】お取り寄せもできるけれど、実店舗に行って買いたい焼き菓子
東京の焼き菓子専門店の中でも、大のお気に入りのお店が、蔵前にある「菓子屋シノノメ」さん。中国とか台湾とか、東アジアのアンティーク感が漂う店内だけでも大好きで、
インテリアも最高。お菓子は全体的に甘さ控えめで、ハーブや茶葉を使ったスイーツが多く、あと味爽やか。肝心のお菓子を撮り忘れてしまったのですが(笑)、焼き菓子好きさんはぜひ足を運んでほしい!
続いてはコーヒーとお菓子がおいしい「SHOZO COFFEE」さん。表参道駅から近くにあって利便性が良いのに並ばずに買えるのでありがたい……。
同店の看板メニューでもあるスコーン(左がプレーン・右が全粒粉)、フィナンシェとマドレーヌ。
どれもおいしいけれど、スコーンがやっぱり好き。特に全粒粉の香ばしさと粉の甘みがしっかり感じられて、ずっとモグモグしたくなります。
お次は銀座から新富町に向かう途中にある「パティスリー85(ハコ)」さん。フロスティングたっぷりのキャロットケーキは、クリームも主役級のおいしさで、間違えなくおいしいのだけれど、
左の紅茶のスコーンも良いし、特に右のカヌレ……に見せかけたフィナンシェが最高。小粒なゆえに、表面積が大きいからサクサクで甘いあのフィナンシェの表面を存分に楽しめます。
あと蔵前の「デイリーズマフィン」さんも、マフィンを普段食べない私が「ここなら飽きずに食べられそう」と思ったお店。バリエーション豊富で、ちょこんと並ぶ姿もかわいらしいです。
【京都】最近よく行く古都にて。センス抜群の焼き菓子
最近特に用事もなく、ふらっと休みの日に京都に行くのですが、焼き菓子屋さんの好みがマッチングし過ぎて、テンション上がりながらお店巡りしてます。
五条から南にある人気店「九時五時」さんは、ご飯もおいしいし、焼き菓子も問答無用で絶品。
左のかぼちゃとチョコチップのマフィンは、かぼちゃそのものを食べているかのような、自然な甘さと、一般的なマフィン以上にしっとりしているので、ペロリといただけます。
右のキャラメルケーキは、ほろ苦さが絶妙に効いていて、冷やして食べるとさらにおいしかった……!
そんな「九時五時」さんのすぐ近くにある「Walen Coffee Roaster」さんも好き。私は白が好きなので、店内の真っ白な世界観に入り浸っておりました……。
2階は白樺??が中央に生えていて、その周りはランタンがずらりと置かれています。
中浅煎りのコーヒーによく合う、ライムケーキ。レモンケーキよりもちょっと苦くて、もっと爽やかで、アイシングの甘酸っぱい感じが最高です。この日以来、ライムケーキがもっと普及してほしいと願っています。
三条会商店街の中にある、「さらさ焼き菓子工房」さんは、クッキーやスコーン、アメリカンベイクやチーズケーキが楽しめるお店。
大好物のキャロットケーキが一番人気とのことで、もちろん購入。クルミや人参の食感のアクセントが良くて、スパイス加減もお見事。
あと、ラムフルーツケーキも驚きのおいしさで!ラム酒がふんわり口の中で広がるあの感覚が、何とも言えない……。今度もラムフルーツケーキはマスト(笑)。
そのすぐ近くに「KYOTO KEIZO OKASHI」さんがあります。ケーキやモンブランなどの生菓子や、レモンケーキやサブレなどの焼き菓子も。
やっぱり大好きなフィナンシェはマストバイ。原材料名の表示のトップに「発酵バター」って書いてあって、バターの風味が豊か。表面がサクサクしていて、ふちもおいしいです。
【名古屋】持ち帰って自宅でゆっくり愉しみたい焼き菓子
名古屋編。まずはフィナンシェのオンパレード!
右下のは、本山の「Place au soleil」さんのフィナンシェ。袋を開けた瞬間甘い香りが……。ひと口だけでもしっかり香りと風味を感じます。
なんだかんだフィナンシェは食べたことなかった!正方形の「le plaisir du pain」 さんのは、そもそもの生地がおいしい……。やさしい味。
その他3つは東山公園の「metsa」さん。プレーン(左上)とほうじ茶(右上と左下)を食べたのだけれど、ほうじ茶がお気に入り。茶葉とアーモンドの香ばい同士が調和して、奥深い味に。
吹上の「Gemellivo」さんのファーブルトンのおいしさに感動して以来、ファーブルトンを見つけたら購入している私。もっちりとした生地の中から、 ひと手間かけたバナナがお目見え。表面のお焦げのほろ苦さと、とろっとろのバナナの自然な甘みのコントラストが最高です。
東別院てづくり朝市にも足を運んでは、必ずどこかの焼き菓子を買ってます。手づくりお菓子「auntie’s 」さんのマフィンは、大きいけれど、全然重たくなくて、抹茶やクリームチーズなど、フレーバーも好み。
世界の郷土菓子が好きなので、ドイツ菓子をメインに取り扱う「Grüß(グリュース)」さんの存在に感謝……。もはやお菓子の名前を忘れてしまって恐縮なのだけれど、左上の「ヌスクーヘン(多分)」はヘーゼルナッツやアーモンドの旨味とコクを感じて、素朴な味わい。
右下の「リンツァートルテ(こちらも多分)」は、くるみとスパイスの生地がサクサク・ホロホロ食感でした。
そして、私が足繫く通う「toridori」さん。りんごのフィナンシェとキャロットケーキが大好きで、1回行くと2個ずつおまとめ買いしています(笑)。キャロットケーキのスパイス感や、程よい甘さ加減が私の舌によく馴染んで、心地よくて。最近行けていないので、恋しいです……。
焼き菓子なら大好きなバスク地方を推す
前回に引き続き、今回もフランスへ。大好きなバスク地方は、チーズケーキだけじゃなくて、焼き菓子も有名なんです。
バスク地方のマカロンは、日本で知られている(パリ発の)マカロンよりも薄く、表面はザラッとした質感でとても素朴な味。表面さっくり、中ねっとりと半生な感じがいい……!!甘さ加減といい、食感といい、どこか和洋折衷な印象。
あと、ピスタチオのお菓子に目がないので、ピスタチオの焼き菓子も購入。帽子のつばの部分はクッキー生地で、シャリっと食感が楽しくて香ばしい後味。ピスタチオの風味もぎゅっと詰まりまくってます。ピスタチオ好きにはたまらない一品!
あとフランスは、ゴーフレットが衝撃のおいしさでした。生地はしっとり、中に砂糖とバターのクリームが入っていて、ジャリ!っていう舌触りもたまりません……。見た目以上に味の奥行きがあります。
と、国内外焼き菓子ばかり食べ歩いてきた備忘録を振り返ると、焼き菓子って括りは広すぎてまとまっていないなと思いました(反省)。
おいしいだけじゃなくて、カラダも喜ぶような、安心できる作り手の、思いのこもった焼き菓子が好きです。
* * *
それでは、今日もよい一日を。
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