2020.11.24tue
国際芸術祭「あいち2022(ニーゼロニーニー)」の芸術監督が決定!
2020年11月17日(火)に、国際芸術祭「あいち2022」の芸術監督就任会見が行われ、森美術館館長・国際美術館会議(CIMAM)会長の片岡真実さんの就任が発表されました。
国際芸術祭「あいち2022」は、2010年から3年ごと・過去4回開催されてきた「あいちトリエンナーレ」の実績を継承した現代美術が基軸の芸術祭で、「愛知芸術文化センター」を中心に、まちなか会場を含めて、広域に展開する都市型の芸術祭として、2022年の開催に向けて準備が進められています。
芸術監督に就任した片岡さんは、愛知県名古屋市生まれ。20代前半まで名古屋市、豊田市、一宮市、刈谷市などで過ごした経験があり、地域の状況を把握していることで、地域特性を生かした“あいち”の魅力向上・発信が期待できることも、選任理由の一つ。就任会見では、国際芸術祭「あいち2022」の“あるべき姿”であるための6つのポイントが語られました。
【2】愛知ならではの場所・歴史・文化の魅力を、現代アートの視点から再発見すること。
【3】人々の移動が制限されているコロナ時代の国際展制作において、どのような新しいモデルが提示できるのかを、クリエイティブに取り組むこと。
【4】現代美術とパフォーミングアーツが融合した「あいちトリエンナーレ」の特徴を引継ぎながら、新しい領域にもチャレンジすること。
【5】自分と異なる考え方に敬意を払いながら、知らないことを共に学び、知る喜びを感じるきっかけを作る「ラーニング・プログラム」を重視。
【6】県民のための県民による国際芸術祭を目指し、県民のみなさんに“世界”を届ける芸術祭であると同時に、国内各地・世界各地から観客を迎える“ホスト”として、どうしたら世界に誇る魅力的な芸術祭にできるのか一緒に考えていくこと。
初めての女性監督であり、豊富なネットワークを持つ片岡さんが、県民と共に作り上げていく芸術祭に期待が高まります。『日刊ケリー』では、今後も国際芸術祭「あいち2022」情報を発信していきますので、お楽しみに!
イベント名
国際芸術祭「あいち2022」
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