2021.1.14thu
『デザインあ展』が愛知・豊田市美術館で開催中! グッズや体験コーナーをレポート
デザインマインドを育むNHK Eテレのテレビ番組「デザインあ」。2013年に開催した前回展では、22万人を動員した人気の展覧会です。さらにグレードアップさせた今回の『デザインあ展』は、2018年「富山県美術館」からスタートし、東京・山梨・滋賀・熊本でも多くの人々にデザインの面白さを伝えていきました。最後の巡回地となる場所は、愛知「豊田市美術館」で、2021年1月5日(火)~3月14日(日)まで開催しています。
『デザインあ展』が愛知・豊田市美術館で開催中! グッズや体験コーナーをレポート
「あ!」と言ってしまう、身の回りの理にかなったデザインを学ぶ
展示は、3つのへやと体験コーナーで構成されています。“モノを見て、物事の本質を見極める”というデザインにおいて重要なことを「お弁当」「マーク」「容器」「からだ」「なまえ」の5つから養う「観察のへや」、番組内のコマ撮り映像作品「解散!」などを360°のスクリーンで見ることができる「体感のへや」、「くうかん」「しくみ」「じかん」の3つのテーマで人の動きや時の流れのデザインを感じる「概念のへや」です。
「しくみ寿し」では、なぜ回転寿司の営業スタイルが今のあるデザインになっているかが一目瞭然に分かるように比較をして、デザインの良し悪しを見つめることができます。
このように、人と人、人とモノをよりよくつなぎ、生活しやすいように設計されたすぐれたデザインには、様々な工夫が凝らしてあることを各へやごとの作品を「みる」「考える」「つくる」ことで発見できるようになっています。
今までの巡回展には登場せず、「豊田市美術館」だけで見られる「しょうどくのへや」。私たちが生活する中で、当たり前に見るようになった消毒液のボトルも、使う人が子どもなのか大人なのか、車いすに乗っている人なのかと、立場によってちょうどいい高さは違うけれど、平均的な高さは一体どこかを探ることができる作品です。
実際に触れて、体験できるコーナーも
こちらは、梅干しが見ている景色を体験できる作品。ごはんのところに開いた大きな穴に自分の顔を入れてみると、梅干しの気分が味わえるかも…!? 写真撮影ももちろんOKです。
一つのモチーフをみんなで囲み、それぞれの視点を繋げることで360°から見た時のモチーフを完成させる「デッサンあ」。各会場でモチーフが異なることも知られていますが、愛知会場ではエンジンがモデルです。その場で描いた絵は、スキャンをするとモニターに表示されます。実際に体験したい人は、えんぴつと消しゴムを忘れずに! 特設サイトには、いろいろな会場で描いたデッサンが大集結しているので、ぜひチェックしてみてください。
展示会の終盤には、自分自身が作品になれるフォトスポットもあります。「あ!」と様々なデザインの工夫を発見した後は、自分も「あ!」になってみよう。
美術館オリジナルデザートが登場!
『デザインあ展』に合わせて作られた「豊田市美術館」のオリジナルデザートが期間中、館内のレストラン「ル・ミュゼ(味遊是)」で食べることができます。見た目との裏切りを楽しむ番組内のコーナー「思ってたんと違う」からイメージを膨らませたスイーツです。見た目はどこからどう見てもりんごですが、さて、気になるそのお味は…!? ぜひ会場で確かめてみてください。
『デザインあ展』オリジナルグッズも充実のラインナップ
「ミュージアムショップ」では、愛知会場限定の「あバッチ」(税込408円)や「あハンカチタオル」(税込880円)、「あトート」(税込1980円)など、『デザインあ展』のオリジナルグッズも豊富にそろっています。
そして、同級生による美術団体「上杜会」の活躍の軌跡が分かる企画展『わが青春の上杜会 昭和を生きた洋画家たち』と、開館25周年記念コレクション展VISION『作っているのは誰?-「一つの私」の(非)存在について』も同時開催中です。ぜひこの機会に足を運んでみてくださいね。
『デザインあ展』
- 場所
- / 豊田市美術館(愛知県豊田市小坂本町8-5-1)
- 会期
- / 1月5日(火)~3月14日(日)
- 時間
- / 10:00~17:30(最終入場は~17:00)
- 休館日
- / 月曜(1月11日は開館)
- 料金
- / 一般1300円、高校・大学生1000円
※日時指定事前予約制のため、ローソンチケットまたはローソンやミニストップでお買い求めの上、来場ください