2021.1.28thu
名古屋・矢場町にティースタンド「trive cafe sakae(トライブカフェ サカエ)」がオープン。紅茶と日本茶に合うマフィンやスイーツも
2020年12月19日、名古屋・矢場町にティースタンド「trive cafe sakae(トライブカフェ サカエ)」がオープン。紅茶と日本茶を軸に、ペアリングにぴったりなケーキや、卵・乳製品・白砂糖不使用で、やさしい甘さである、「LULU makana」のマフィンが並びます。
2階以上は民泊施設としても利用できる、新業態のホテル下ティースタンドのメニューや魅力を紹介します。
名古屋・矢場町にティースタンド「trive cafe sakae(トライブカフェ サカエ)」が誕生。紅茶と日本茶に合うマフィンやスイーツも
宿泊施設の下にできた、ティースタンド「trive cafe sakae(トライブカフェ サカエ)」
地下鉄「矢場町駅」から徒歩約2分、若宮大通沿いにオープンした「trive cafe sakae(トライブカフェ サカエ)」は、「紅茶と日本茶の新しい可能性を見つけていく」をテーマにした新感覚ティースタンドです。
日本ではまだ馴染みのないティースタンドの間口を、紅茶・日本茶好きの方はもちろん、今までティースタンドに行ったことのない人にまで広げようとしています。都会のオアシスをイメージした内観は、ミニマルでスタイリッシュなデザインが印象的です。
そんな「trive cafe sakae」の上は、なんと民泊施設。1組最大7名が利用できる貸切型ホテルであり、2階はパーティ利用、食事会など幅広い用途で使用できるキッチン。
3階は特別性のベッドで、7名が同じ空間でくつろぎ、プロジェクターで映画を見たり、就寝することのできるベットルーム。
4階は外とつながる開放的な窓が特徴のジャグジー付きバスルームや、屋外シネマ、ライブやイベントも楽しめる自由度の高いウッドテラスがあります。
日本茶と紅茶の新しい可能性を作り出していきたい
同店の店主を務める岡村さんは、元々コワーキングスペースなどの企画・運営を行っていたとのこと。今回、初挑戦となるカフェ経営への思いやこだわり、同店の魅力について伺いました。
岡村さん 最初はコーヒースタンドをやろうかと考えていましたが、元々東京を中心に広がるティースタンドに興味があったのと、名古屋にはまだ本格的な日本茶や紅茶が飲める場所が少ないと感じ、ティースタンドをやることに決まりました。
コーヒーが苦手だけれどカフェが好きな若者が多いと知り、その人たちがいろんなお茶を楽しんでもらえる場だったり、お茶を軸に新しい何かを発信していく場にしたいと思ったのもきっかけです。そこから、「日本茶と紅茶の新しい可能性を作り出していく」というコンセプトにしました。
紅茶と日本茶に強いこだわりを持つ同店では、ストレートの紅茶と日本茶が各4種類、紅茶はフルーツティーやセパレートティー、日本茶はラテなど、お茶だけでこんなにも?!と驚くほどメニューが豊富。季節によって茶葉の種類やメニューが異なるので、訪れる度に新しい出合いがあります。
豊富な種類のお茶とスイーツのマリアージュを堪能できる
HARIOの器具で淹れたてを提供。紅茶はおいしく飲める100度に沸騰させ、オーダーごとに丁寧に淹れていきます。
中でも店主・岡村さんのおすすめが、こちらの「フルーツティー(ミックス)」。オレンジやパイナップルなどみずみずしい旬の果実がゴロゴロと入っており、爽やかな香りと味わいが楽しめます。
紅茶メニューの中には、2層のグラデーションが美しい「セパレートティー」も注目です。セパレートティーには、こちらの紅茶×トニックや、紅茶×オレンジなど、珍しい組み合わせがあるので、気になる方はぜひ同店でトライを!
ラテ用の抹茶も専用の茶器で一つずつ丁寧に、お茶を立てるところから始めます。
お客さんからの支持の高い「抹茶ラテ」は、茶葉の苦みや甘みがしっかりと感じられる抹茶の味と、まろやかなミルクとの相性抜群。この抹茶をはじめ、同店で使用している茶葉は三重県松阪市にある茶農家直営の茶屋「深緑茶房」から直接仕入れているものです。
また、「trive cafe sakae」では、紅茶や日本茶のペアリングの提案も行っています。
2021年1月現在は、お茶に合うように開発されたケーキが約8種類と、愛知県で活動する「LULU makana」(@lulu_makana_)のマフィンが5種類ラインナップ。
「LULU makana」では、卵白・砂糖・乳製品不使用のマフィンを手掛けており、同店オリジナルのメニューも販売中。紅茶との相性が良い「オレンジホワイトチョコレート」や、日本茶に合わせたくなる「白玉きなこクリーム」など、季節によって変わる茶葉に合わせて、マフィンの種類も変えていく予定だとか。
未完成として変わり続ける場所であり、新しいカルチャーの発信を担う場所として
紅茶と日本茶をこの町の新しい文化にしていくだけでなく、多様なものをコラボして、ここから新しい価値を提供したいという岡村さん。
岡村さん 今やっているお茶とのペアリング以外にも、お茶を使ったフード開発や、他業種とのコラボも考えています。その一つがカフェにも民泊施設にも展示しているアートです。
岡村さん この地域の方だけでなく、県外も含めた若手アーティストの表現の場としても機能し、ここから多くのアーティストを輩出して行けたらいいなと思っています。展示に合わせてコラボメニューも作っていけたらと考えているので、お客さんは訪れる度に、多くの可能性や魅力に出会っていただきたいです。
店名の「trive(トライブ)」とは、「旅行(travel)+暮らす(live)」を掛け合わせたもの。利用者に宿泊を通して町の良さや素敵な体験を届けたいとの思いを込めて、名付けられたと言います。
変わり続ける場であり、お茶を軸に新しい可能性を拓く場である「trive cafe sakae(トライブカフェ サカエ)」に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。お茶の概念が変わるかもしれません。