2021.3.1mon
「星野リゾート」Trip.23 伊東温泉|源泉かけ流しの湯と海の幸。おこもりも充実の「界 伊東」
旅好きならば誰もが憧れる「星野リゾート」。その素晴らしいホスピタリティと極上ステイは、多くの旅行者を魅了してやみません。『月刊ケリー』編集長が毎月、「星野リゾート」の施設を訪れ、現地の旬の魅力をお届けしているこの企画。第23弾は、日本屈指の温泉地・伊東へ。豊富な湯量ゆえ、プールもシャワーも全部温泉!食事も金目鯛をはじめとする極上食材がそろう「界 伊東」に滞在します。「界 伊東」の「椿ミストローション」が当たるプレゼント企画も実施中。お見逃しなく!
日本の伝統とモダンを掛け合わせた、居心地の良さ満点の温泉宿にリニューアル。
「界 伊東」のある伊東温泉界隈は、古き良き味わいのある街並みと豊富な湯量が特徴的。2018年にリニューアルした「界 伊東」は、その素晴らしい温泉街を、友人同士やカップルはもちろん、親子3世代で訪れてゆったり過ごせるような部屋やプランも充実させました。雰囲気は、より明るく洗練されたイメージに。庭園やプールを見下ろせるロビーにも、温かい日差しがたっぷりと差し込みます。
ロビーのフロアでひときわ目を引くのが、「つるし飾りギャラリー」。江戸時代から、伊豆の稲取地方に伝わる伝統工芸で、子どもの健康を願い、飾られます。ここには、邪気を払う桃や神の使いとされるウサギなど、1500個もの細工が!一つひとつのつるし飾りの精巧な作りにも見惚れてしまいます。
5月5日までは、ひな飾りと五月人形を隣同士に展示。「つるし飾りだけでも華やかなのに、節句飾りと一緒に見ると“豪華絢爛”という言葉がぴったりですね」と編集長。
伊豆の伝統工芸や文化、「花暦」を取り入れたご当地部屋が心地いい。
この温泉宿は、全室が伊豆の伝統工芸や文化を取り入れた、ご当地部屋「伊豆花暦の間」。江戸時代に中国から伝来し、俳句などに用いられる「花暦」を伊豆エリアに咲く草花と掛け合わせてご当地にアレンジし、室内の随所に配しています。部屋に優しい明るさとデザイン性を与えてくれる障子には、伊豆で育つ約20種類もの草木を使って染め上げた糸を一本一本丁寧に織り上げた「花暦スクリーン」が。光を通すと、季節の移り変わりを感じることができます。
部屋の入口にある「木漏れ日行灯」。撮影に訪れた日は、春を表す梅やウグイスが浮かび上がっていました。
最上階の部屋には露天風呂があり、海側の景色を望めます。4名まで宿泊が可能なので、「家族で訪れて、水入らずで過ごしたい時にぜひ利用したいですね」と編集長。
個室で完全予約制だから安心。椿油を自分で抽出するレア体験を楽しもう。
星野リゾートに訪れたなら、絶対に体験しておきたい「ご当地楽」。ここ「界 伊東」では、市の花でもある「ツバキ」を使ったご当地楽を体験します。
「ご当地楽ルーム」内に入れるのは、6~8人まで。ウイルス対策も万全です。ここでは、ツバキの種を圧搾して、フレッシュな椿油を作ります。
まずは用意されたツバキの種を割って中身を取り出し、圧搾機の中に移します。ここで使用する種は、良質な油がとれると言われるヤブツバキの種。
機械に設置してハンドルを回すと、器にとろりとした椿油が出てきます。「油を搾るのは、力も必要で大変なんじゃないかな?と思っていましたが、とても簡単!楽しい!」と編集長。
搾ったオイルは小さな瓶に詰めてお持ち帰りもOK。少量をとって肌になじませてみると、べたつきがなくスルスルと肌に浸透していきます。「今晩、温泉に入った後、髪や肌にさっそく使いたいと思います!」。
椿油のご当地楽は、約15分で終了。実際に使ってみて気に入れば、売店で購入可能です。コスメから食用まで、幅広く揃っているので、いろいろ試してみたくなりますよ。
2021年の春、体験しておきたいプランをご紹介!
2021年の春は旅でワクワクしたい!という人におすすめの、期間限定プランをご紹介します。まずは、全国の界で実施される「乙な花見旅」。「界 伊東」では、伊豆の桜葉を使った「桜葉餅」と、桜とツバキをブレンドしたお茶を花見行李に入れてお花見へ。高台にある朝善寺の境内に咲く桜と、眼下に広がる相模湾を眺めながら、贅沢な時間を過ごします。
続いてのプランは、地元の美酒を再発見する「マイクロ酒(シュ)-リズム」。静岡県の老舗蔵元「杉井酒造」と連携し、オンライン酒蔵見学を実施。客室で味わう晩酌セット(1合1100円)も登場します。「仕込みから出荷までの酒蔵の仕事を一度に知れる機会はなかなかないので、とても興味深いですね!」と編集長。
まだ新型コロナウイルスの影響が気になるこの頃…。ここでは、地元の消しゴムはんこ作家・津久井智子氏監修の「消しゴムはんこ作り」キット(2200円)を購入すれば、部屋におこもり必至!見本になる絵柄を消しゴムに転写し、立体的に掘り進めていく作業は時間が経つのを忘れてしまいます。津久井氏制作のはんこを手本に貸し出しもしてくれるので、完成形のイメージも湧きやすい。
金目鯛や伊勢海老など、海の三大美味を豪快に!
伊豆といえば、やはり新鮮な魚介を期待してしまうもの。「界 伊東」の特別会席プランは、期待を大きく上回る豪華食材がそろいます!
先付の「明日葉と貝わさびのニューサマーオレンジジュレ」。伊豆の名産である日向夏の爽やかな酸味とフルーティーさが、貝わさびの味わいによく合います。
八寸やお造りなどを豪快に盛り合わせた「宝楽盛り」の一部に、どどんと大きな伊勢海老の刺身。「えびの身の甘みとプリッとした食感は新鮮そのもののおいしさ!金目鯛のお刺身などもあって、贅沢すぎます」と編集長。
メインの台の物は、「金目鯛の椿蒸し」。春夏の限定メニューです。ふっくらと蒸しあげた金目鯛に、熱々の椿油をジュワッとかけて完成。ふわふわの身と椿油のコクが絶品です!
豊富な湯量だから、全館で温泉が楽しめる。夜は最高のリラックスタイムに。
伊東温泉は、温泉噴出量が毎分約3万リットルという、全国でも有数な湯量を誇るエリア。ここ「界 伊東」も、4種類の温泉をブレンドし、毎分約600リットルの湯量を誇ります。その温泉は、大浴場に加え、客室や足湯、プール…と、至るところに利用。源泉かけ流しの贅沢さと、温泉の優しい肌触りを常に感じることができます。「身体の芯からじんわりと温まって、時間が経っても体が温かさに包まれる感じ。露天風呂でぼんやりのんびりするのが最高に気持ち良かった!」と編集長。
温泉でとろけた後は、さらに国家資格者によるマッサージで、日ごろの疲労を完全に排除。普段の生活でストレスのかかっている部分などを丁寧にカウンセリングしてからスタートします。「自身では気づけなかった蓄積疲労も、すべてクリアにしてくれた感覚です」。
翌朝は快晴の空の下、ストレッチからスタート。
心身ともにすっかりほぐされて深い眠りについた翌朝。朝一番のストレッチで、さらに気分も爽快に!この時間は、温泉の入浴効果を高める呼吸法やストレッチとして、界ブランド全施設で展開している「現代湯治体操」を学び、実践します。界 伊東の体操は名付けて「庭のひだまり散歩体操」。庭に咲く花々をめでつつ、ひだまりの中、草履をはいて動きます。全身で陽の光を浴び、深呼吸して目覚めます。
そして場所をプールサイドへと移し、「バランスステップ」を学びます。これは、「界 伊東」オリジナルの動きで、プールサイドの足元にあるラインを平均台に見立てて、重心を上げ下げしながら前へと進みます。これが意外に難しい!
朝食は、漁師料理の「なめろう」に舌鼓。
「界 伊東」の朝食は、このエリアの郷土料理である「なめろう」がメインの和食膳が食べられます。「なめろう」とはアジをねぎや香味野菜、味噌と一緒に叩いたもので、そのまま食べた後にご飯にのせて、さらにお茶漬けにして……と、いろんな味わい方ができます。
お茶漬けのお茶は熱々に保たれているので、なめろうの上にかけるとほどよい湯引き状態に。のりやあられはお好みでトッピングを。「いろいろな食べ方ができると、つい食べ過ぎてしまいますね」。
名残惜しさを抱えながら、時間ギリギリまで「温泉」へ。
庭園の横にある温泉がたたえられた「源泉プール」は、一年中30度前後の水温。滞在中も、利用客が楽しそうに泳ぐ姿を目にしました。「次にここへ来るときは、プールも入りたい!」と強く思いつつ……。
お隣にある源泉かけ流しの足湯に浸って、滞在を振り返る編集長。足先から心までホカホカと温まったところで、今回の度は終了です。そろそろ春本番!次はどこの星野リゾートへ?次回をお楽しみに!
PRESENT
「界 伊東」の「椿ミストローション」を3名にプレゼント!応募締切は2021年5月15日(土)
WRITER
Yoshimi Horii
『KELLY』編集長。星野リゾートをこよなく愛する。国内外の施設を制覇するのが夢!
- トップページ
- ENJOY TODAY
- 編集長の旅日記
- 「星野リゾート」Trip.23 伊東温泉|源泉かけ流しの湯と海の幸。おこもりも充実の「界 伊東」