2021.3.3wed
「シェ・シバタ 名古屋店」がリニューアル!“異端の菓子屋”をテーマにした建築と魅惑のスイーツメニュー【覚王山】
覚王山にある「シェ・シバタ 名古屋店」がリニューアルオープンしました。“異端の菓子屋”をテーマにデザインされた店舗に今回、編集部が訪問。オーナー・パティシエの柴田武氏に、リニューアルしたお店のデザインやメニューへのこだわりについて、インタビューしました。
「シェ・シバタ 名古屋店」がリニューアル!“異端の菓子屋”をテーマにした建築と魅惑のスイーツメニュー【覚王山】
覚王山の「シェ・シバタ 名古屋店」がリニューアル
2021年2月23日、覚王山にある「シェ・シバタ 名古屋店」がリニューアルオープン。オーナー・パティシエの柴田武氏が手掛ける「シェ・シバタ」は、国内外に13店舗を構え、その独創的な美しさを持つスイーツから、多くのファンを魅了しています。
今回のリニューアルオープン記念イベントでは、オーナー・パティシエの柴田武氏が登場。リニューアルしたお店のデザインやメニューへのこだわりについて、お話を伺いました。
まるでアートのような美しさにうっとり。常時約25種類のケーキがラインナップ
店内には常時約25種類のケーキが並び、店内で焼くパンがショーケースの上にそろっていい香りです。
中でも注目は、同店のリニューアルを記念して作られた新商品「ルティム・ショコラ」。
柴田さん 「ルティム・ショコラ」には、コートジボワールのビターチョコレートとミルクチョコレートの2種類のチョコレートを使っています。世界最高級のタヒチバニラのクリームブリュレを中に入れることで、濃厚でくちどけも良く、香り高いチョコレートケーキに仕上げました。
食べてみると、ひと口目から濃厚なチョコレートの味と香りが口の中で広がり、後味は軽く、スッと後を引きます。パフとヘーゼルナッツによるザクザクとした感もあり見た目の美しさはもちろん、食感も楽しめる一品です。
また、2021年3月8日(月)から約1カ月間、岩手県陸前高田市のりんごを使った「シブースト ポンム 米崎」(税込680円)と、陸前高田市のイチゴとクリームを組み合わせた「グルマンディーズ 高田」(税込950円)を販売予定です。
店内には手土産やギフトにぴったりなチョコレートやクッキーなどのお菓子がそろいます。
パティスリーの洋と日本の和を合わせた新しい菓子屋
ーー今回のリニューアルオープンに至った経緯を教えてください。
柴田さん 約26年間お店をやってきた中で、今までの集大成のお店をやりたいなと思ったのがきっかけです。海外に行くと、今は日本のカルチャーが世界的に注目を浴びていて、インバウンドも増えていました。なので今回は、自分が日本人であることを打ち出していきたいと思い、デザインにもこだわりました。
ーーそれで和の雰囲気があるのですね。
柴田さん 今回、店のデザインを手掛けたのが、ドイルコレクションの井上愛之氏でして、‟異端の菓子屋”をテーマにしたいと依頼しました。3年前くらいから海外へ行く度に自ら写真を撮ってきて、デザイナーに見せて相談しながら進めていきました。そしてたどり着いたのが、「西洋人デザイナーが海外で鮨屋をデザインしたら」をイメージしたデザインです。
ーーデザインのこだわりについて、さらに聞かせてください。
柴田さん 店内の壁の一部は、こてを使って塗り仕上げる左官の技術を持つ3人のプロに、ミルフィーユの層をイメージして塗ってもらいました。
柴田さん 京都の西陣織の壁や、お鮨屋さんのトイレをイメージしたトイレ、ショーケースの上に吊るしてある和風のペンダントライト、外観にある灯篭など、全て特注で作り上げたのもこだわりです。どれも普通のお菓子屋さんがやらないことをやっていこうと思い、出来上がりました。
ーー店内の奥にはバーカウンター席もあるのですね。
柴田さん こちらは3月中旬から予約制でスタートし、私がいる時に気まぐれで開けます。メニューはなく、フルーツをテーマとしたおまかせメニュー、カクテル、シャンパン、デザート、パスタ、ココット料理など提供する予定です。
‟異端の菓子屋”をテーマに、和洋折衷の店舗に生まれ変わった「シェ・シバタ 名古屋店」。確かな技術と斬新な感性を持つ商品や美しい空間を、ぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。