2021.8.3tue
岐阜「赤鰐(あかわに)」でかき氷界のカリスマが削る一杯を堪能
「金宝町通」から北へ向かう細い路地にたたずみ、愛らしい三輪車が目印の「茶屋 赤鰐」。夏冬問わず、かき氷を求めて全国を行脚する熱狂的な愛好者”ゴーラー“が登場するずっと昔。29年も前から、通年楽しめるかき氷専門店として、「赤鰐」は暖簾を掲げます。平日でも、開店を待ちきれないファンが朝から列をなし、繁忙期には一日300杯出る時も。
CONTENTS
旬の果実を贅沢に使ったこだわりのかき氷
器にこんもりと盛られた氷をすくい、口に運ぶと、あっという間に氷は姿を消し、シロップの香りだけが口いっぱいに広がります。まるでポエムの世界のように、儚くて優しい時間。近年は、業界全体を盛り上げるイベント開催などにも積極的です。「果物ミルク」(1100円)は、1年中楽しめるメニュー。五島さんが弟子と認める“赤鰐一門”の店だけに受け継がれる、秘伝のミルクに顔がほころびます。
「生桃」(1100円)は、6月中旬~9月末までのメニューで、20年愛されるロングセラーの一つ。丸ごと一個の桃をカットして、蜜と合わせてシロップにしています。
6月中旬~9月末まで味わえる「いちじくミルク」(1000円)は、1.5個分の果肉を使用。カットしたイチジクを手でつぶすことで、絶妙な食感が残ります。
「真面目にかき氷と向き合う人の力になりたい」と、自身が見込んだ人には惜しみなく技を伝授している店主さん。「シーズンオフに釣りに行くのが楽しみだったのに、最近は冬も忙しい」と語る笑顔に、かき氷への情熱がにじんでいます。
店主さんとかき氷との出合い
店名は、伝説のロックバンド「R C サクセション」( R C = Red Crocodile)へのオマージュから生まれたそうです。
店主の五島一弘さんは、11月3日に予定されている「岐阜の氷会」を主催しています。休業日以外は毎日一人で氷を削り続ける店主・五島さんのかき氷との出合いは、若かりし頃、奥様と共に訪れた名古屋の老舗甘味処だったそう。夜営業の飲食店経営から、昼間の商いへと転換を考えていたとき、人々を魅了する氷の奥深さに感化され、かき氷の道へと導かれました。
店内は、木とアイアンを組み合わせた椅子など、木の温もりと店主の感性を感じる空間。
氷の融解温度、削る時の刃のあて方、成形する時の力加減、シロップの作り方、かけ方など、思い描いた食感や味わいを表現するために、日々、神経を研ぎ澄ましている五島さん。リズミカルに氷を削り続ける五島さんの姿は、氷と対話しているかのようです。
どの時期にも美味しくいただける、こだわりのかき氷を目当てに、「赤鰐」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
茶屋赤鰐(チャヤ アカワニ)
- お問い合わせ
- 058-264-9552
- 場所
- 岐阜県岐阜市八幡町13
- 営業時間
- 11:30~19:00(LOは18:30)
- 定休日
- 水曜(夏季は無休)
- 駐車場
- 1台
- 公式Instagram
- https://www.instagram.com/52akawani/?hl=ja
- アクセス
- 「岐阜駅」より徒歩で約8分
「岐阜の旅ガイド」でも掲載中!
https://www.kankou-gifu.jp/
天白区のかき氷専門店「uminagomi(ウミナゴミ)」で食材本来のおいしさを表現したかき氷を堪能【名古屋】
天白区にあるかき氷専門店「uminagomi」(ウミナゴミ)。名古屋のかき氷店の中で人気の高い「A.cocotto」が、メニューを監修する店として注目を集めている店。2年前の開店当初から、かき氷作りを手がける加藤さんは、かき氷好きが高じて2軒のかき氷店で働いた経験を持っています。 天白区のかき氷専門店「uminagomi(ウミナゴミ)」で食材本来のおいしさを表現したかき氷を堪能【名古屋】 旬の食材を活かしたかき氷づくり 6月~8月まで、夏季限定で販売されている「チョコミントミルク」(900円)。色鮮やかなグリーンが目を引く、夏に人気のメニュー。ミントのほどよい爽快感がクセになります。 こちらも夏季限定の「オレンジレアチーズミルク」(950円)。トップと中にはオレンジ果肉、ソースにはさわやかなオレンジピールが入っています。 あえて定番は設けず、夏はスモモや桃、イチジク、秋にはカボチャやサツマイモ、和栗など、旬の食材を生かしたその時期一番おいしいかき氷を届けています。 10年かき氷を食べ歩き、おいしさを追求 名古屋の「A.cocotto」にも客として何度も訪れており、「ウミナゴミ」がオープンする際に店主から誘われ、削り師として厨房に立つことになった加藤さん。レシピは、最後のひと匙までおいしく味わえるよう全体のバランスを追求。余分なものを加えないからこそ、食材のおいしさがダイレクトに感じられます。「.氷は温度が低すぎても食感が良くないんです」と、状態を見極めながら削る加藤さん。 白とブルーを基調とした、海の家のような外観。階段を上がると雑貨店があり、その左奥に「ウミナゴミ」が。 今しか味わえない味をウミナゴミで味わってみてはいかがでしょうか。 かき氷専門店『uminagomi』 お問い合わせ なし 場所 名古屋市天白区鴻の巣1-1311 COCOWALK天白店内 営業時間 13:00~18:00(最終入店)※6~9月はWeb予約制。 10~5月は予約制なしで~18:30(LO)※変更の場合あり 定休日 火・水曜、隔週木曜(不定休あり) 駐車場 6台(土・日曜、祝日は臨時Pあり) 公式Instagram https://www.instagram.com/kakigoriuminagomi/ アクセス 名古屋第二環状自動車道「高針JTC」より車で約3分 ※掲載内容は2021年6月時点の情報です
昭和区「Cafe&Bar drawing」のかき氷で、職人技の削りに魅了されて【名古屋】
地下鉄「名古屋大学駅」から徒歩約13分のところにある「Cafe&Bar drawing(ドローイング)」。「シンプルを極めたい」という店主さんが目指すのは、奇抜な味や斬新な見た目ではなく、子どもも食べられるような”至って普通“の氷。8月下旬までのみ食べられる限定メニューも登場。 昭和区「Cafe&Bar drawing」のかき氷で、職人技の削りに魅了されて【名古屋】 地元の氷を使ったこだわりのメニュー 通年かき氷を販売しているドローイングで夏季限定メニューが登場。それが、イラストが描かれた器がトレードマークの「メロンみるく」(950円)。ミルクとメロンシロップを半分ずつかけ、果肉をトッピングしています。 もったりとまろやかな甘みがクセになる「ほうじ茶みるく+かぼちゃ」(850円)。 氷は地元の氷屋のもの。食材は友人や知人を通じて仕入れることも多いといいます。 繊細かつスピーディーな職人技 店主の杉山さんは、前の店主から店を引き継いだ後、名古屋でいち早くかき氷の提供をスタート。少しでも早くお客さんにメニューを届けるため、目標は削りから提供までを1杯3分以内に収めること。限られた時間の中でメニューごとに微妙に氷のかたさを調整しながら、ほど良い口溶けとシャリッと食感を残しているそうです。 壁の絵は名古屋を拠点にするアーティスト「STOMACHACHE.」の作品。 最寄りの駅やバス停から少し離れた、決してアクセスが良いとは言えない立地にも関わらず、地元の常連や全国のかきゴーラーに愛され続けてます。予約優先なので、来店の際は事前に公式SNSをチェック。 ドローイングで店主さんの技が光るかき氷を堪能してみてはいかがでしょうか。 カフェアンドバー ドローイング お問い合わせ 052-720-6035 場所 名古屋市昭和区宮東町34 プレスイン南本山1F 営業時間 12:00~17:00 18:00~22:00(日曜は~19:00) ※変更の場合あり 定休日 月・火曜 駐車場 なし Instagram https://www.instagram.com/cafebar_drawing/ アクセス 地下鉄「名古屋大学駅」より徒歩で約13分 ※掲載内容は2021年6月時点の情報です
瑞穂のカフェ「Bois Vert Terre」(ボアヴェールテール)で独創的なかき氷のとりこに【名古屋】
地下鉄「桜山駅」4番出口を上がると、目に飛び込んでくるブルーの外観が特徴的な「Bois Vert Terre」(ボアヴェールテール)。20年近く続けてきた雑貨店を、カフェを併設した店へとリニューアル。八丁味噌や酒粕、バジルなど独創的なメニューを提供しています。 瑞穂のカフェ「Bois Vert Terre」(ボアヴェールテール)で独創的なかき氷のとりこに【名古屋】 やみつきになる独創的なかき氷 1年中食べられるボアヴェールテールの看板メニュー「デラみそ」(880円)。八丁味噌と濃厚なクリームチーズ、冷えても柔らかな生麩が相性抜群。 甘じょっぱさがやみつきになります。 きれいな緑色と濃厚な味わいを表現するために、イラン産ピスタチオをたっぷり使った「ピスタチオみるく」(990円)。 単に珍しいだけでなく、”おいしいスイーツ“として確かに成立している独創的なメニュー。「酒粕みるく」は、酒粕に季節の果物やクリームチーズを合わせることで、日本酒の豊かなうま味を生かしつつ、爽やかな一杯に。さらに、メロンや桃、シャインマスカットなど、季節ごとの果物を使ったかき氷もそろい、多くのかき氷ファンを魅了しています。 ここでしか味わえないものを かけるシロップの種類に合わせて、氷の削り方やふわふわ感を微妙に調整する店主の鬼頭さん。かき氷を食べ歩くのが好きで、「どこにもない、自分が食べたいかき氷を作ろう!」と、八丁味噌や青森の大吟醸「豊盃」の酒粕、バジルなどを使った、個性豊かなかき氷を提案しています。 テーブル席だけでなく広々としたカウンター席も用意。入り口付近で雑貨も販売しています。 1人でも誰かとでも入りやすいボアヴェールテール。ゆったりとかき氷を堪能してみてはいかがでしょうか。 ボアヴェールテール お問い合わせ なし 場所 名古屋市瑞穂区瑞穂通1-32 営業時間 11:30~17:30(LOは17:00) 定休日 月曜(7、8月)※8/2は営業、翌8/3休業。9月以降は不定休 駐車場 なし 公式Instagram https://www.instagram.com/bvt.official/ アクセス 地下鉄「桜山駅」より徒歩で約2分 ※掲載内容は2021年6月時点の情報です