2022.3.17thu
「Park Side Cafe(パーク サイド カフェ)」が岡崎のマイクロホテル 1階に開店。コーヒーやラテ、焼き菓子が楽しめる!
昼12時、通りの看板がかけ替えられ、今日も「Park Side Cafe(パーク サイド カフェ)」の営業がスタートします。
ここは岡崎市の中心部、籠田公園の向いにあるマイクロホテル「ANGLE(アングル)」。その1階ホールにはカウンターがあり、朝7時半から11時までは先日紹介したガレットのお店「écumer ハナレ(エキュメ ハナレ)」が、12時から18時までは「Park Side Cafe」が営業。以前は週末バーのみでしたが、地元の人もより気軽に訪れられるようにと、昨年12月から平日の日中も複数のカフェが入れ替わりオープンしています。
焼き菓子はすべて店内のオーブンで
「Park Side Cafe」で味わえるのは、店長の安保(あぼ)さんが店内のオーブンですべて焼いている焼き菓子です。メニューのプロデュースは、神奈川県の逗子にある「POOL SIDE COFFEE」に依頼しました。
中でも人気は、「ピスタチオシュークリーム」です。クッキー生地の中にたっぷりと詰まったピスタチオクリームは甘さ控えめで、ピスタチオの濃厚な風味が感じられます。クリームは舌触りが滑らかで軽く、大きめのサイズですがぺろりと食べられます。
パウンドケーキも数種類ラインナップ。なかでも、「美岳小屋 ピーナッツバター クランベリー パウンド」には、豊田市とみよし市で肥料や農薬に頼らない自然栽培でイチゴや落花生を育てる「美岳小屋」のピーナッツバターを使っています。
マフィンは、メニューを監修したPOOL SIDE COFFEEと同じくグルテンフリーに。中にカレーが入ったおかず系の「さつまベーコンマフィン」(400円)や、「ほうじ茶みかんマフィン」(420円)が人気だそうです。
フルーティーな浅煎りが焼き菓子にぴったり
コーヒーは、東京都・蔵前にある「LEAVES COFFEE ROASTERS(リーブスコーヒーロースターズ)」が焙煎した豆を使用。甘味のあるフルーティーな浅煎りで、毎日飲みたくなるようなコーヒーです。
この他、「ジンジャーラテ」(650円)には、豊橋の水上ビルに製造所を構える「TEMTASOBI GINGER(テンタソビジンジャー)」のシロップを、「チャイラテ」(650円)には岡崎市額田地区の宮ザキ園のほうじ茶を使ったチャイベースを使用しています。クラフトビールや、アングルのオーナー・飯田さんゆかりの山梨のワインもそろえています。
公園のように、思い思いにゆったりと
——Park Side Cafeを開いたきっかけは?
店長・安保さん 実は、ここでオープンする週末バーに、クラフトビールを飲みにちょくちょく通っていたんです。僕は豊田の出身で、岡崎のインテリア関連の会社で働いていました。その前は、飲食系の仕事をしていたこともあり、趣味で焼いた焼き菓子を週末バーに持ってきて、皆さんに食べてもらっていたんです。それを、アングルの飯田さんが覚えていてくれて、今回、「Park Side Cafe」を始めるタイミングで声をかけてもらいました。
——ここで働く決意をした理由とは?
店長・安保さん 旅行者や地域の人が自然と集まるこの場所が、すごく居心地が良くて。ここで働けるなら、ぜひチャレンジしてみたいと思ったんです。実際にあったことですが、お客さん同士がカウンターで会話するうちに、そのお客さんが開くイベントにもう一人の方が出店することが決まったんです。新たなつながりが生まれる瞬間を目の前で見られるのは、とても嬉しいことだなって感じています。
——今後、力を入れていきたいことは?
店長・安保さん 岡崎や愛知の食材を生かした焼き菓子やドリンクを、さらに増やしていきたい。この場所をきっかけに、地域の魅力を発信していけたらと思っています。
——この場所をどんなふうに楽しんでもらいたいですか?
店長・安保さん 籠田公園が目の前ということもあり、今でもお子さん連れの方や、一人でカウンターに座ってゆったり過ごされる方などがよく利用してくれます。「Park Side Cafe」の名のとおり、街のパブリックスペースとして公園の一部のような感覚で立ち寄ってもらえたら嬉しいです。
自分自身が好きで通っていた「アングル」という場所で、働き始めた店長の安保さんは、とてもいきいきとしていました。焼き菓子は、営業が終わったあとに店内のオーブンですべて焼いているそう。季節ごとに新メニューが加わるとのことなので、何度訪れても楽しめそうです!