2022.5.23mon
白川公園前にたたずむ「Café Löffel」で、心安らぐ癒しのひとときを
栄のオアシス、白川公園。敷地内には、名古屋市科学館と名古屋市美術館があり、豊かな自然とともに芸術的な噴水や彫刻を楽しめる、人々の憩いの場所になっています。
そんな穏やかな空気が漂う公園のすぐ傍にあるのが、「Café Löffel(カフェ ロフェル)」。白川公園の東側の通りに面したビルの1階で、オーナーが一人で営む、小さな隠れ家カフェです。
季節の移ろいを感じられる、穏やかなロケーション
栄にあるとは思えない、静かで落ち着いた雰囲気が魅力の「Café Löffel」。都会の喧騒を離れて、ゆっくりと過ごしたい人が一人、また一人、とお店を訪れます。
お店を営むのは、製菓の専門学校とパティスリーで経験を積んだ、オーナーの後藤さん。勤めていたパティスリーを辞め、これからの生き方について考えていた頃に偶然出会った、東京・渋谷にある「カフェ・アプレミディ」がカフェの道を歩むきっかけだったと話します。
後藤さん 温もりのあるアットホームなインテリアや、そこで流れている素敵な音楽など、その空間にとても心惹かれて。自分でカフェを開けば、お菓子を作ることもできたし、自分の趣味や好きなことを生かせるんじゃないかと思ったんです。
その後、名古屋でカフェを開く場所を探していた時に見つけたのがこの場所です。自然の風景を感じられる、静かなロケーションを気に入って、ここ白川公園前にお店を構えることにしたそう。お店の窓からは、公園の様子を眺めることができ、ゆっくりと時間が流れていきます。
経年の味わい深い店内には、アンティークマーケットや骨董市などで見つけたインテリアや雑貨、書籍があちこちに。古時計や蓄音機など、レトロな小物使いで、心落ち着く雰囲気が漂います。
建築や写真、アートといった、オーナーが趣味でセレクトした本は、自由に読むことも。静かに読書を楽しむも良し、本から気になる話題を見つけて、オーナーとの会話を楽しむのも良いですね。
店内には、カウンターが4席と、テーブルとソファが1席ずつ。おひとりさまや、少人数での利用がおすすめです。
一つひとつ手作りする、優しい味わいのスイーツ
メニューは、こだわりの手作りスイーツと、種類豊富なドリンクをラインナップ。パスタとサラダ、パンがセットになった、10食限定のランチも用意しています。
デンマークとニュージーランドのチーズをブレンドして作るこだわりのチーズケーキは、コクがありながらも、つい「もう一口」と手が伸びる、飽きのこないおいしさ。季節によって、キャラメルやマンゴー、かぼちゃなど、旬のものを使った期間限定のチーズケーキも登場するので、何度も足を延ばしたくなります。
オリジナルブレンドのアイスティーは、すっきりと爽やかな飲み口で、チーズケーキとも好相性。紅茶はホットを注文すると、ポットで提供してもらえるのもうれしいポイントです。
目に見えないものを大切に、心地良く過ごせるように
「おもてなしは好きだけれど、人見知りで…」という後藤さん。接客は、来てくれる方がロフェルでどんな時間を過ごしたいかということを、常に意識していると話します。
後藤さん 大切にしているのは、“目に見えないもの”です。カフェが舞台だとしたら、お客さまは主役で、自分は裏方。表情や仕草からお客さまの気持ちを汲み取って、その人にとって一番心地良い時間を演出できたらなと思っています。
2022年5月23日に、19周年を迎えた「Café Löffel」。お店を長く続ける秘訣を尋ねてみると、こんな答えが返ってきました。
後藤さん ロフェルは、本当に人に恵まれたお店です。お客さまに成長させてもらって、ここまで連れてきていただいたんだな、と感じています。オープン時から変わらず目指しているのは、ナンバーワンよりオンリーワン。誰かにとっての“特別”になれたら、それほどうれしいことはありません。明日がどうなるかもわからない時代ですが、今は一日でも長く、ここからの景色を眺めることができたらうれしいです。
四季折々の借景と、お店に流れるアットホームな空気感が魅力の「Café Löffel」。本当は秘密にしておきたいけど、そっと誰かにおすすめしたくなる。心を落ち着けてゆったりと過ごしたいとき、ぜひ訪れたい一軒です。
Café Löffel(カフェ ロフェル)
- 場所
- 名古屋市中区栄2-15-16 パークサイド白川1F
- 営業時間
- 12:00〜19:00
- 定休日
- 月曜定休(祝日の場合は営業、翌日休)
- 駐車場
- なし
- @cafe_loffel
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