2022.5.29sun
人気店の新たな一歩。「nodate.(ノダテ)」の無機質な空間に灯るドキドキと喜び【昭和区・御器所】
鶴舞で10年近く愛されるカフェ「nocake.」の姉妹店としてオープンした「nodate.(ノダテ)」。暖簾をくぐると、カジュアルで温かみのある「nocake.」とは全く異なる、色味のないシンプルな景色が広がります。
CONTENTS
2022年2月、御器所にオープン
調理器具、什器を黒、白、透明で統一した店内。
客席側にはあえて照明をつけず、木漏れ日のように光を間接的に取り入れるなど、細かい演出も施されています。
店頭には物販スペースも。店主・林さんが自ら手掛けるブランド〈ニトヲオウ〉の箸(3000円)や折敷(5000円~)も販売しています。
スパイスを効かせた、多彩なメニュー
カウンター席で味わえるのは、極力農薬を使わない野菜や多彩なスパイスを組み合わせた料理・スイーツ、新しい飲み方を提案する日本茶やお酒など、目にも舌にも新しいものばかり。
ランチの「麻婆カレー」(1000円)は、四川の麻婆豆腐をベースにしたピリ辛が食欲をそそります。
夜はアラカルトの他、コース(5000円~)や200種類以上のアルコールも用意しています。
こちらは淹れ方を変え、3煎まで楽しめる日本茶「べにふうき」(500円)。3煎目には花山椒を入れて。ロック、水割り、ワイングラスでの飲み比べなど、様々な飲み方のメニューがあります。
6種類ほどラインナップするチーズケーキ(500円~)は、「レモンとカルダモン」など食材の組み合わせが面白いです。
17時で店のコンセプトが切り替わり、ロゴや音楽、使用するカトラリーも変化。
夕方からは人が来店する度に、カウンター席にはランプが灯されます。訪れる人々の驚きの声や楽しむ笑顔が、モノクロの空間に彩りをそえるようです。
西区にモダンカフェ「ori」がオープン!多国籍の文化を織り交ぜた食と空間に注目【名古屋・庄内緑地公園】
ニューヨーク、コペンハーゲン、イギリス…色々な国名を挙げて語るのは、ヨーロッパでのバックパッカーや、渡米の経験がある店主の山田さん。 祖母の代から65年も続く美容室を、より一層地域に根付いた場所にしたいと地元に戻り、親族の経営するヘアサロン「m.e.l by origami」横で4月にカフェ「ori(オリ)」を始めました。 2022年4月、西区にオープン お客さんとコミュニケーションが取れるよう設けたオープンキッチンでは、料理をする様子が目でも耳でも楽しめます。 アーチ状の窓やテーブルごとに異なるライトをはじめ、海外で出合ったアイデアがあちこちに。 味わえるのは、多国籍の文化を取り入れたメニュー 海外のエッセンスが散りばめられたモダンな店内で楽しめるのは、地元の食材をベースに、スパイスやハーブ、海外の調味料も使用した朝食とブランチ。発酵食品など健康に良いものも取り入れているので、身体の内側からもきれいになれます。 写真は、紫キャベツのナムル、なます、キムチなどを盛った「oriのビビンパ」(1380円)とオリジナルブレンドのコーヒー(500円)。 併設する美容室の中庭では、ウッドプランターで無農薬のハーブを栽培しており、一部は料理にも使用するそう。 店内では、オリジナルのTシャツ(3000円~)や愛媛県のみかん農家〈TANGERINE〉のオレンジジュース(720ml1700円~)などの物販も。 店主・山田悠貴さん NYや東京のファッションブランド、レストランで経験を積んだ後、地元へ戻って開業。東京の朝食専門店で店長をしていた奥さんとともに店を切り盛り。 「今後は料理やヘアスタイルのワークショップも開催していきたいです」と、山田さん。これからの展開が楽しみです。 撮影/千葉亜津子 ※価格はすべて税込み ※掲載内容は2022年5月時点の情報です。 ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。
東別院の「アーリーバーズ ブレックファスト」がリニューアル!モーニングの聖地でエネルギーチャージ【名古屋】
名古屋の朝活シーンを語る上で外せない一軒といえば、「EARLYBIRDS BREAKFAST」(アーリーバーズ ブレックファスト)。ブレッドメニューに玉子料理、ベーコンやソーセージというアメリカンスタイルの朝食が愛され続けています。 2022年3月にリニューアルオープン! 10年目を迎えた今春、約1カ月の休業期間を経て再始動。ガレージ感が強かった店内はスペースを拡充し、木をふんだんに使った明るい雰囲気に。 朝のひとときをゆったり過ごせるようになったものの、店先の看板やガラス越しに見る自転車店の工房の風景、オープン当時からほとんど変わらないメニューなど店の名物はそのままです。 地元出身のアーティストである鷲尾友公さんの作品など遊び心いっぱいのインテリア。 ベンチにはリンゴの木箱だった古材を利用。リサイクルガラスのランプシェードで温もりをプラスしています。 変わらない味に安心するメニュー 定番メニューの「BREAKFAST PLATE」は3サイズあり、玉子の焼き方、パンや肉の種類を選べます。写真は「2EGG PLATE」(900円)。 カウンターには、長野県産のハバネロを使ったスパイスなど、こだわりの物販も。メニューにかけて試食もOKです。 店主・大平恵太さん 隣接する自転車店の常連だったことが縁で、「EARLYBIRDS BREAKFAST」の店主に。「いつ来ても同じ物、同じ味が食べられる場所でありたい」とシンプルながらも唯一無二の味にファン多し。 「10年目のリスタートらしく、時の流れを刻んだ店にしたかった」と話す店主の大平さん。ブレない“アリバスタイル”は健在です。 取材・文/花野静恵 撮影/千葉亜津子 ※価格はすべて税込み ※掲載内容は2022年5月時点の情報です。 ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。
御器所の菓子店「COMPARIS」で、できたてのお菓子の魅力に浸る
地下鉄「御器所駅」近くのビルに、菓子店「COMPARIS(コンパリス)」がオープンしました。長年、お菓子に携わってきた店主が、「できたてのお菓子のおいしさを知ってほしい」との願いのもと、時間や温度にこだわったお菓子を販売しています。でも、「できたてのお菓子」って、どんなものなんだろう…?さっそくリサーチしてきました! 駅前のビルにひっそりオープン。白が基調のすっきりした店内 お店は、地下鉄「御器所駅」を出てすぐの雑居ビル3階にあります。入口付近には目立つ看板がないため、見逃してしまわないよう要注意! 階段を上っていると、徐々に甘~い香りがふわり…♡ 可愛らしいランプとロゴが見えたら、お店に到着です。 店内のカウンターには、10種類ほどのお菓子が。「コーヒーにも紅茶にも合うものを」と、シンプルなマドレーヌやフィナンシェ、タルトなどを用意しています。 購入の際は、トレイとトングを使って、欲しいものを自分でピックアップするスタイル。 できたてのおいしさを堪能できるよう、賞味期限は基本的に当日中。思わずあれこれと買いたくなってしまいますが、買った後は、早めに食べるのがおすすめです。 イートインスペースも併設。夏ごろからはドリンクの提供も 入り口付近には、イートインスペースも併設。買ったお菓子を、その場で食べられますよ。できたての味わいを、ぜひすぐに楽しんでください。 この夏からはドリンクの提供も開始予定。ゆっくりおやつタイムを過ごせる日が待ち遠しいですね。 店主・山中さんにインタビュー 左から、「フィナンシェ」(220円)、「マドレーヌ」(200円) ーお店をはじめたきっかけを教えてください。 山中さん 昔から、「いつかお菓子のお店をやりたい」と思っていました。これまで、レストランやカフェへのマネージメントコンサルなど、ずっとお菓子には携わってきていたんですが、数年前から自分が作ったお菓子の通販を始めました。その時に、お菓子の賞味期限や食べ方など、作り手のこだわりを受け入れてくださるお客様が多く、そういったお客様の存在が、お店をオープンする後押しをしてくれたと感じています。 ーお店を開くのは、長年の夢だったんですね。 山中さん そうですね。ここに来るまで、遠回りしてしまいましたが…(笑)。あとは、近年は、お客様と店の関係が対等になってきたように感じていて、それも大きな要因ですね。 この頃は、「お客様が全てで、その希望を満たすために店がお菓子を作る」というよりは、「作り手が作りたいと思うものを作って、それがいいと言ってくださるお客さんが買う」という関係性が成り立ってきていますよね。 どちらも対等な立場になってきているのが、すごくいいなと思っていて。今ならお店を出しても良いかと思いました。 ー「COMPARIS」という店名の由来は? 山中さん 「Comparison」(比較)という単語から取っています。「食べ比べいうとよく「Degustation(デギュスタシオン)」が使われますが、(軽い味見)という意味合いが強く、「comparison」のほうが、より「討論」とか、「比較検討」といった要素が大きいんです。 あとは、「compass」(方位磁石)という単語も入っていますね。単純にお菓子を食べ比べるだけではなくて、「ここが良い」とか「もっとこうしたらどうか」といったように、理論的に比べて進んでいくようなイメージにしたくて、この名前にしました。 ーお菓子に対する熱意がすごいですね…! 山中さん やっぱり、お客さんには、自分が本当においしいと思っているお菓子を食べていただきたいんですよね。 たとえばマドレーヌは、出来た瞬間からどんどん風味が落ちていくんです。小麦粉のお菓子って基本的に、できたてが一番おいしいんですよ。なのに、自分がイマイチだと思っている、時間が経ったものを出して、お客さんに「おいしくない」って思われるのって、嫌なんです。 だから、こちらがベストだと思っている時間と温度で出すお菓子を食べていただいて、「できたてのおいしさ」を味わっていただけたら、うれしいですね。 ー今後は、どのようなお店にしていきたいですか? 山中さん まずはイートインの準備を整えて、その後はケーキなどの生菓子も出していきたいです。 よく「焼き菓子のお店」って言われるんですが、どちらかと言うと「おやつの店」になりたくて。パティスリーではなかなか味わえないような、いろいろなお菓子が楽しめる場所にできたら、と思っています。 あとは、「このお店のお菓子なら、試してみようかな」と思ってもらえるようになりたいですね。苦手なフルーツが入っているけど、このお店のお菓子は信頼できるから買ってみるとか、そういったイメージです。 シモカワヒロコ 取材後、マドレーヌをいただいたんですが…これが本っ当に、さくさく&ふわっふわ!「こんな焼き菓子、初めて食べる!」と大はしゃぎしてしまいました。店主さんが、お客さん一人一人にお菓子の説明を熱心にしている姿も印象的で…。シンプルに見えますが、熱意と愛情がたっぷり詰まった店主さんの人柄とお菓子に、すっかりトリコになってしまいました♬ COMPARIS(コンパリス) 営業時間11:00〜17:00 定休日日・月・木曜 場所名古屋市昭和区阿由知通3-18-2 向田ビル3F 駐車場なし カード使用カード・電子マネー可 問い合わせ052-688-3831 Instagramhttps://www.instagram.com/comparis_nagoya/ ※価格は税込み表記 ※掲載内容は2022年4月時点の情報です
WRITER
- トップページ
- ENJOY TODAY
- 昭和区
- 人気店の新たな一歩。「nodate.(ノダテ)」の無機質な空間に灯るドキドキと喜び【昭和区・御器所】