【8/28まで開催中!】「岡崎市美術博物館」で出合う、ルネ・ラリックのガラスアート
#おでかけ

2022.7.14thu

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【8/28まで開催中!】「岡崎市美術博物館」で出合う、ルネ・ラリックのガラスアート

「岡崎市美術博物館」で開催中の「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック-アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」。今回は、思わず見入ってしまう繊細なガラス作品と、「岡崎市美術博物館」の見どころをお届けします♪


岡崎市美術博物館 学芸員金沢実徳さん(右)田中裕紀乃さん(左)
「岡崎市美術博物館」は展覧会の他、おしゃれなセレクトショップにレストラン、散策もできる豊かな自然があり、色々な楽しみ方ができます。ぜひ、この夏遊びに来てください!

今見ても華やかで、かわいらしい作品の数々。

シガレットケース「ねこ」(1932年)

花瓶 「カマルグ」(1942年)

「ルネ・ラリックは、ガラスを用いて日常の中にアートを取り入れ、潤いをもたらしました」と話すのは、学芸員の田中さん。

例えば、香水瓶から花瓶、ジュエリー、テーブルウエア、文具まで、暮らしに寄り添う作品が多く、“この作品が自宅にあったら素敵だろうな”と、 お気に入りを探しながら鑑賞するのも楽しいです。

テーブル・センターピース「三羽の孔雀」(1920年)食卓を彩るセンターピースの台座にラリックは光源を埋め込み、クジャクを立体的に表現。

植物をモチーフにした曲線的なデザインの「アール・ヌーヴォー」に対して、「アール・デコ」は直線的で機能的なデザインが特徴。1925年にパリで開かれた「アール・デコ博覧会」を機に花開きました。

香水瓶「カシス」青・赤(1920年)

ルネ・ラリックは、フランスのシャンパーニュ地方の生まれ。金属のジュエリー作家として名を馳せた後、50歳で転身しアール・デコを代表するガラス工芸家に。

香水瓶「二つのアネモネと花瓶」(1935年)香水瓶「二つの花」(1935年) 香水瓶「グレゴワール」(1927年)

多彩な製法や最新技術を取り入れ、無色透明なガラスをいかに美しく見せるかを追求しました。

花瓶「バッカスの巫女」(1927年)光の角度により青やオレンジに色彩が変化する、特殊なガラスの性質を生かした作品。独自の製法による繊細な模様や、光が当たったときの表情の変化にも注目を。

花瓶「ベリー」(1924年)

第1章では、花瓶や立像など一つひとつの作品にスポットライトを当て、ラリックの歩みを紹介。

ブローチ「四つのマーガレット」(1922年)

第2章では、書斎道具やテーブルウエアなど、使われるシーンが想像できるように作品が展示されています。

作品は撮影OKなので、繊細な意匠が凝らされたガラスの美しさを写真に残しましょう◎

「岡崎市美術博物館」のチェックポイント

高台にある魅力的な建築。フォトスポットも!
岡崎の市街地を一望する高台にある建物は、高さ11m以上のガラス張りのアトリウムや「恩賜池」を望む白い階段、スロープなどが目を引きます。

1階展示室と2階レストラン「YOUR TABLE」を結ぶ階段は、フォトスポットとして人気。白い大理石と天井からの光で神秘的な写真が撮影できます。

まちを一望するレストランと、手仕事の道具もそろうショップ。
敷地内にあるカフェ「YOUR TABLE」では、今回の企画展にちなんだ、ルネ・ラリックの故郷・シャンパーニュ地方の郷土料理も楽しめます。

ミュージアムショップ「YAGURA」では、ラリックの図録やガラス製品を販売。生活を彩る国内外の日用品やデザイン雑貨も充実しています。

北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック-アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美

会期
~8月28日(日)
開館時間
10:00~17:00(最終入場は16:30まで)
休館日
月曜定休(祝日の場合は翌平日休)
観覧料
一般(高校生以上)1200円 小中学生600円

岡崎市美術博物館

問い合わせ
0564・28・5000
住所
愛知県岡崎市高隆寺町峠1 岡崎中央総合公園内
営業時間
10:00~17:00(最終入場は16:30)
定休日
月曜定休(祝日の場合は翌平日休)展示替えの臨時休館あり。8月29日~2023年3月末まで改修工事のため休館  
駐車場
あり
カード・電子マネー
不可
公式サイト
https://www.city.okazaki.lg.jp/museum/
アクセス
東名高速道路「岡崎IC」より車で約10分


取材・文/杉山正博 撮影/千葉亜津子
※掲載内容は2022年6月時点の情報です
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。

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