2022.9.3sat
【入場無料】新時代のクリエイターのための美術展「出現画廊 其ノ弐」のオフライン展示が名古屋パルコで開催中!
オンラインとオフライン、二つの会場で開催されているデジタルアート美術展「出現画廊 其ノ弐」。新時代のクリエイターを発掘し、活躍の場を創出したいという想いで今年1月にスタートしたプロジェクトの第二弾です。
9月11日(日)まで名古屋パルコでオフライン展示が開催されているということで、KELLY編集部が詳しくレポート!また。期間中にオンライン会場へ来場登録をされた方の中から抽選で1名様に、iPad mini+Apple Pencilがもらえるプレゼントキャンペーンも要チェックです!
次世代を担う400名以上のクリエイターが参加するアート展
名古屋パルコ 東館B1F イベントスペースで開催されている「出現画廊 其ノ弐」のオフライン展示。総勢400名を超える人気クリエイターの作品を鑑賞でき、入場無料のため、土日ともなると1日600人以上の来場者で賑わいます。
運営事務局が招待したクリエイターの作品は、額装やパネルでのアナログ展示を実施。その他、出展された全作品がサイネージでデジタル展示されています。
一部のイラストは、制作過程のタイムラプス動画を観ることもでき、下書きから完成までの流れがとても興味深く、つい見入ってしまいます。
会場に入って左手、青山哲士さん(@aoyamatetsuji)、MITSUMEさん(@3eyes_takahashi)が手掛けた、大きなキャンバスの原画が目を引きます。
その他、tiktokで約70万人のフォロワーがいる人気イラストレーター・田森さん(@tamori_www)がアイドルグループ「TEAM SHACHI」のメンバーを描いた作品や、“現代版トキワ荘”で漫画家を目指す松おうきさん(@GR3END4Y)、中京テレビ・チュウキョ〜くんの育ての親・小島英幸さん、独特なイラストがテレビで話題のSKE48・北川愛乃さん(@kitagawa_yosino)によるオリジナル描き下ろし作品の展示・販売も行っています。
TVで話題!“愛知のピカソ”青山哲士さんにインタビュー!
今回、スペシャルゲストクリエーターとして、青山哲士さんが特別に描き下ろし作品を「出現画廊」に出品しています。2020年、日本テレビ『誰も知らない明石家さんま』のさんま画商プロジェクトで見出され、“愛知のピカソ”と一躍話題になった青山さん。ジュエリーデザイナーとして長く活躍したのち、独学で筆をとって約3年にもかかわらず、現在は個人の新規依頼を停止しているほどの大人気アーティストに!
プロジェクトのために書き下ろした新作『出現!氷上のヒーローショー』は、「NA・GO・YA」を舞台に、世界征服をもくろむ悪の帝国「BASHIMU」と「阿久田レンジャーズ」が氷上で熱い戦いを繰り広げるストーリーが描かれています。悪の組織との攻防戦をコミカルに描いた今作について、詳しくお話を伺いました。
――今作のコンセプトは何ですか?
青山さん “出現”というテーマを踏まえながら、名古屋での展示ということで、“スケートリンク”をイメージして描きました。スケート靴を履いていて、イナバウアーで弾丸を避けている猫もいます(笑)。僕、こういったバカバカしいのが大好きなんです。
――よく見ると名古屋めしのワードが隠れていたり、名古屋らしさのある作品ですね!完成までどれくらいかかりましたか?
青山さん ちょっと急ぎで、大体1週間くらいで描き上げました。まずデジタルで下書きをして、印刷したものを見ながらアクリル絵の具でキャンバスに描いています。
――ポップアート的なこの画風は、最初から確立されていたんですか?
青山さん 実はそんなことはなく、写実的な美人画や貼り絵など、昔は画風もさまざまだったんです。絵の具で描き始めたタイミングで、さんまさんにこのテイストの作品を送ったら運良く選んでいただいて。ありがたいことにみなさんにも受け入れてもらって、そこからずっとこの画風ですね。この大きさのキャンバスで、もう50枚近くは描いたのかな。
――作品のインスピレーションは、どこから得ることが多いですか?
青山さん 僕は60~70年代の音楽や映画が死ぬほど好きなんですよ! そこからの影響はとても大きいですね。当時、ベトナム戦争があって、そこからヒッピーファッションが生まれて……、音楽や映画から文化が生まれる時代ですよね。僕の作品も一見、ハッピーなことを描いているように見えるんですが、例えば反戦のメッセージや時代背景など、そういった側面も反映されていると思います。
「画家に留まらず、いつか映画監督をやりたいし、インテリアデザインも手掛けてみたい」と、今後の夢を生き生きと語ってくれた青山さん。画家になるという目標を叶えた今、次なる展望にも注目が集まります。今年9月には初となるNFT作品の出品や、11月には大阪で個展の開催も予定しています。
『出現!氷上のヒーローショー』の原画1点(77万円+送料)と、複製画5枚(1枚4万4000円+送料)は、いずれも抽選で販売中です。
▽抽選のお申し込みはこちら
https://shop.shutsugen.com/collections/limited-arts
公式図録やNFTアート、オリジナルグッズを販売
会場では、作品の展示だけでなく、図録や絵画、NFT付きジークレープリントの販売も行っています。公式図録『出現画集 其の弐』は、「出現画廊」に参加するクリエイターの中から70名を選抜し、7つのカテゴリーで紹介。京都精華大学の西野公平教授をキュレーターに迎え、作品が醸し出す“空気感”にフォーカスしてカテゴライズされています。
物販コーナーには、全28種のステッカーやランダムチェキ(1枚550円)、ポスター(2200円)などのオリジナルグッズがずらり! サイン証明書・NFT付きジークレープリントの販売も行っています。
絵画・グッズ参加クリエイター
倉田明佳、fjsmu、小夜子、周憂、かたるに。、ますだみく、uyumint、ミヤマオワリ、熊谷のの、ラリアット、HIZGI、こたろう、Haる、orie、そめた、ななみ雪、pasoputi、CRYBORG、kokuno、mimu、増岡、そとこ、tabi、堅貝、万年喪服、Bunjo、オカユウリ、NAKAKI PANTZ
また、出現画廊オンライン会場の来場登録画面を会場で提示すると、ランダムチェキが1枚もらえるキャンペーンも実施中です。来場の際には、オンライン登録もぜひ!
▽オンライン展示の来場登録はこちら
https://shutsugen.com/join.html
在廊クリエイターとの会話も楽しみ方のひとつ
会場には、作品を手掛けたクリエイターが在廊していることもあり、実際に様々なお話ができるのも魅力の一つ。今回、イラストレーターの梅田あいな(@aina_umeda)さんに制作背景を伺いました。
――天体をモチーフにした作品を描き始めたきっかけは?
梅田さん 宇宙が好きで、惑星と衛星を自分なりの解釈で擬人化して描いてみようと始めたのが“天体シリーズ”です。今回、会場で展示している『木星』は、シリーズの中で最初に描いた作品で、一番好きな惑星ですね。遠くから見ると綺麗だけど、近付くと少し不気味で怖いような印象もあって、その二面性に惹かれました。天体シリーズは約20作品を描き上げたので、11月の即売会に向けてイラストを1冊にまとめているところです!
――繊細なタッチと色使い、人物の衣装がとても素敵です!「出現画廊」の会場の雰囲気は、在廊してみていかがですか?
梅田さん イラスト一つひとつが目に入ってくる展示になっていて、じっくり作品を鑑賞してもらえるんじゃないかなと思います。自分の抱いた感覚がイラストを通して伝わることが好きなので、実際に対面しながらその感覚を共有できる、貴重な場所になりました!
出現画廊 in 名古屋PARCO クリエイター在廊
- 在廊スケジュール
- 9月3日(土)11:15~13:45 イラカアヅコ
9月5日(月)14:00~16:30 ねこぽた。
9月7日(水)11:15~13:45 ねこぽた。
9月10日(土)11:15~13:45 14:00~16:30 17:00~19:30 水谷霖
9月11日(日)14:00~16:30 OA
※スケジュールは予告なく変更・追加される場合があります
JR名古屋駅 大型デジタルサイネージでの放映も
9月11日(日)までの開催期間中、JR名古屋駅の大型サイネージでは、ここでしか見られない『出現画廊 其ノ弐』のオリジナル映像が放映されています。場所は、太閤通口と桜通口の2カ所。
東海地区のアーティスト応援企画として、出展者の中から、東海地区(愛知・岐阜・三重の3県出身または在住)のアーティストの代表作を掲載したオリジナルMVが放映されています。MVを手掛けるのは、「水曜日のダウンタウン」のオープニング映像などで知られる榛葉大介氏。さらに、次世代アーティストとして注目されるWaMiがカバーを担当しています。
ほか、名古屋発ラウドポップユニット「TEAM SHACHI」と、人気イラストレーター田森さんがコラボしたイラストメイキングや、世界的アーティストのMITSUMEさんによるオリジナルライブペイントの特別映像を放映。
オフラインとオンラインが融合した、デジタルアートの美術展「出現画廊 其の弐」。どちらも入場無料で楽しめますので、ぜひこの機会にアートにふれてみてはいかがでしょうか。
『日刊KELLY』×「出現画廊」連携プレゼントキャンペーン
期間中にオンライン会場へ来場登録をされた方の中から抽選で1名様に、iPad miniとApple Pencilのセットをプレゼント!出現画廊オンライン会場に来場登録で、プレゼントの応募が完了します。来場登録はこちらから!
『日刊KELLY』×「出現画廊」連携プレゼントキャンペーン
- 抽選期間
- 9月3日(土)0:00〜20日(火)23:59
- 当選発表
- 商品の発送をもって代えさせていただきます
- プレゼント商品
- iPad mini (64GB) + Apple Pencil のセット
※ipad miniの色は選べません
「出現画廊 其の弐」オフライン展示
- 期間
- 2022年8月20日(土)~9月11日(日)
- 会場
- 名古屋PARCO 東館B1F イベントスペース
(愛知県名古屋市中区栄3-29-1)
- 料金
- 入場無料
「出現画廊 其の弐」オンライン展示
- 期間
- 2022年8月31日(水)~9月11日(日)
- 会場
- DMMオンライン展示会内
- 主催
- 中京テレビ放送株式会社、株式会社タジク、株式会社アイデアクラウド
- 協賛
- アニメ・ゲームサミット 2022 Summer
- 公式サイト
- https://shutsugen.com/
- 公式Twitter
- https://twitter.com/shutsugen_garou
撮影/速水亮
※掲載内容は2022年8月時点の情報です
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