料理家・松山たけしさん直伝!読むレシピ 第14回「黒コショウ青椒肉絲」
#レシピ

2022.9.6tue

料理家・松山たけしさん直伝!読むレシピ 第14回「黒コショウ青椒肉絲」

人気のインスタグラムで、独特のゆるい文章とともにシンプルかつおいしそうなレシピを綴っている料理家・松山たけしさん。今、作りたい一皿を、素敵な言葉を添えて教えてくれます。

黒コショウ青椒肉絲

中華料理って調味料使いすぎなんじゃないか?
と思うことがある。
上手に使わないと、
もはやうま味調味料の味で、何食べても同じ味。

ってことも中華には多い気がします。

何とか醬(じゃん)をいろいろ買ったはいいものの、
結局余る。
ってのも「あるある」です。

なので、
今回は極力シンプルに。
素材の味を調味料に殺させない、
元祖無限ピーマン「チンジャオロース」
を作りたいと思います。

具材は
基本、牛肉とピーマンだけ。
牛肉の下味も、あれこれせずに、
塩と片栗粉を合わせるだけ。
味付けも、
オイスターソース、しょう油、酒だけ。

最後に挽きたての粗挽きの黒コショウを
たっぷりかけると、
特殊調味料を使わなくても、
スパイシーで何だか
本格的な雰囲気が漂ってきます。

豚より牛の赤身の方が、
さっぱりとソリッドなうま味を感じられて好み。
仕上げに酢を少し加えると、
味が引き締まって、格段においしくなります。

材料(2人分)

牛肉(肩などの焼肉用):80g
塩:ひとつまみ
片栗粉:大さじ1
ピーマン:5個(約140g)
オイスターソース:大さじ2
酒:大さじ2
しょう油:大さじ1
サラダ油 :大さじ1+大さじ1
酢:小さじ1
黒コショウ(粗挽き):適量

作り方(調理時間:約15分)

1.牛肉を細切りにして塩をふり、片栗粉をまぶしておく。


松山さん

牛肉にまぶした片栗粉が、全体的に薄くとろみをつけてくれて、味のノリもよくなり、ツヤっとしておいしそうになります。

2.ピーマンは種をとって、5mm幅くらいの細切りにする。

3.オイスターソース、酒、しょう油は合わせておく。

4.中火で熱したフライパンにサラダ油大さじ1をひき、牛肉をさっと炒め、一度取り出す。

5.サラダ油大さじ1を足して、ピーマンを強火でさっと炒める。


松山さん

ピーマンは食感が残るように、炒めすぎない。

6. 4をフライパンに戻して、3を加えて手早く合わせたら、仕上げに酢を加える。

7.器に盛り付けて、たっぷりと黒コショウをふる。

松山たけしさん(@hakuikun

専門学校やカフェで経験を積み、食のイベント実施やレシピ提案などで活動中。千種区のカレー屋「八O吉カレー」(@yaokichi_curry)のレシピ監修を行う。『AZIMIの味ラジオ』を「Podcast」で配信中。


松山さん

10個のレシピを覚えるより素材の活かし方を一つ覚えておく。素材の良さを引き立てれば、それだけでおいしくなり、細かいレシピを覚えておく必要はありません。この連載では、そんな「おいしいが分かるレシピ」を紹介していきます。

※掲載内容は2022年8月時点の情報です
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。

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料理家・松山たけしさん直伝!読むレシピ 第14回「黒コショウ青椒肉絲」

WRITER

Moeko Mizuno

Moeko Mizuno

岐阜県多治見市出身。雑誌編集者として飲食店やショップを中心に取材経験を積んだ後、家業の陶器屋に転職。現在はライターとの二足のわらじで活動中。趣味は休日に各地のカフェや純喫茶を巡ること。

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