2022.10.29sat
「長良川清流ホテル」がリブランドオープン!囲炉裏やお茶の体験で、岐阜の魅力を再発見
2022年10月7日(金)より、「ホテル長良川の郷」が「長良川清流ホテル」としてリブランドオープン。岐阜駅から車で20分ほどの場所の長良川沿いに位置し、名古屋から近い絶景とリバービューが楽しめる大自然に囲まれたオアシスへ。この土地ならではの自然や文化の良さを伝えるため、地元・岐阜の魅力を再発信する新しい体験型のサービスも始まったとのことで、さっそく編集部が行ってきました!
地元の魅力を再発見しながら、好奇心をくすぐる滞在
コンセプトは、“里山”と“里川”を組み合わせた造語「里山川」。岐阜にある里山、里川に継承される古き良き文化を守りながら、その美しさを体感してほしいとの想いが込められています。“日本三大清流”でもある一級河川・長良川は、「里川」として地域の人々に親しまれ、今も守られて続けている里川文化の一つ。そんな古き良き文化を改めて体験し、その魅力を再発見するような工夫を凝らしたサービスがスタートしました。
館内には、窓から自然が眺められる客室40室と、レストラン、カフェ、4つの宴会場、サウナ付き展望浴場を用意。また、岐阜の自然の恵みを五感で感じられる新たなサービスとして、里山・里川文化を取り入れた朝食、囲炉裏で楽しむ岐阜の郷土料理“五平餅”、瑞草園・五十川氏監修の「美濃いび茶」体験、長良川アクテビティが登場。
岐阜の“おいしいものを少しずつ”をテーマにした朝食
日本料理をベースに岐阜の里山・里川で育った食材を最大限に引き出した料理が自慢。見た目にも味にもこだわり、酒処・米処である岐阜をイメージした15升の升箱がお目見え。食べる前から気分が上がる華やかなビジュアル。その内容は、マス西京漬け、奥美濃古地鶏の鶏ちゃん、各務原人参ラぺ、飛騨の郷土料理でもある“煮たくもじ”など、旬な地元産の料理を贅沢に詰め合わせたもの。さらに、岐阜県産の3種類の銘柄米の食べ比べと漬物5種、岐阜の朝食ではお馴染みの茶碗蒸しが付いてきます。
日本酒をそろえているレストランなので、升を使った料理を考えました。茶碗蒸しは、1988年の開業以来受け継がれてきた秘伝のレシピをそのままに、昔から愛され続ける味わいです。岐阜のいいところをたくさん堪能できますので、様々な味わいを楽しみながら、自分の好きな味を探してみてください。
長良川の名水で育った銘柄米から、3種類のご飯をブッフェスタイルで楽しめるのも大きな魅力。炊きたてのご飯がおかずの味わいをさらに引き立てます。取材時は、新米の季節とのことで、清らかな水と澄んだ空気が育んだ「郡上八幡 こしひかり」、お米の粒が大きく冷めてもおいしい「徳川将軍家御膳米 岐阜県輪之内ハツシモ」、岐阜県産米では最初に収穫される「あきたこまち」がずらり。
米のスペシャリストが、お米について丁寧に解説してくれるのもうれしいポイント。お米を食べ比べてみると、想像していたよりもおいしさに違いがあって驚きました。
粒の大きさや粘りなど、環境の違いで味わいが異なるお米。今の時期は、長良川の水を吸ってもっちりとした触感が特徴の「こしひかり」、江戸時代に徳川家へ納めていたとされる「ハツシモ」、小さめの粒ですが、ふっくらとした香りと風味が魅力の「あきたこまち」とご用意していますので、一番好きな味を見つけてみてほしいです。
昼食には、飛騨牛や飛騨豚、鮎など岐阜が誇る食材をメインにした華やかな3つのコースから選べます。共通して前菜には、おいしいものを少しずつ取り入れた升箱が付き、岐阜県産の銘柄米で炊いたご飯、自家製のそぼろはおかわりが自由です。
岐阜の「お茶の時間」を提供するアフタヌーンティー。ティースタンドには、定番のケーキやプティフールだけでなく、「松風庵」の日本庭園に合わせた和スイーツのどら焼きや大福といった和菓子も。「松風庵」伝統のいなり寿司、一口サイズで食べやすい地鶏の玉子焼きものっており、スイーツ以外の店の伝統の味をアフタヌーンティーでも楽しむことができます。岐阜の自慢のお茶を使った抹茶のスイーツも必食!ドリンクメニューは、美濃いび茶、美濃白川茶など土地のお茶も用意し、ほっとするひとときを過ごすことができます。
夕食は、炭火で焼いた鮎やジビエをはじめ、山菜やキノコなどを、ひと皿ごとに土地の旬を五感で感じられる和洋折衷の料理を提供する3つのコース。秋は、鱧の松茸土瓶蒸しなど、秋の味覚を存分に味わえるメニューになっています。
目の前でシェフが調理してくれるライブ感が楽しめる個室、大人数で利用できる広い座敷もあり、いろんな目的で利用できるのも◎。
囲炉裏と日本料理 松風庵
- 問い合わせ
- 058-210-2188
- 営業時間
- 朝食7:00~10:00
ランチ11:30~14:30
アフタヌーンティー14:00~16:00
ディナー17:00~21:30
- 定休日
- 無休
新設の囲炉裏スペースで、岐阜の郷土料理体験を
エントランスをくぐると大きな囲炉裏端と茶釜をしつらえた空間が!こちらが新設された囲炉裏スペース。長良川の名水で育てられた岐阜県産の米を使った「五平餅」(700円)を自身で焼きながら味わう体験ができます。SDGsを意識して、朝食で用意する米の余りを利用して作る五平餅。世代を超えて家族で楽しめる体験になっているので、家族旅行の思い出になること間違いなしです。
初めてでも囲炉裏師の原さんが丁寧に教えてくれるので安心。八丁味噌と練りごまを使ったオリジナルのたれを餅に塗って、五平餅を焼いていきます。五平餅を焼く体験が手軽に楽しめるのがうれしい!簡単なので親子で体験するのもおすすめです。
五平餅の他にも「鮎塩焼き」(1000円)、「エイヒレ」(600円)、仕込み水に清流長良川の伏流水を使った地酒「日本酒3種飲み比べ」(1500円)もあり、カフェやバーとしての利用も可能です。
五平餅と囲炉裏体験
- 開催時間
- 15:00~16:30
- 所要時間
- 1回 約15分程度
- 予約方法
- 当日予約制(体験の人数に制限あり)
- 参加料金
- 無料
瑞草園・五十川氏監修の「美濃いび茶」のブレンドに挑戦
また館内では、“節気茶”のブレンドの体験も楽しめます。明治神宮への献茶や2度の農林水産大臣賞の受賞など、高い評価を受けている「瑞草園」の五十川氏が監修した“節気茶”は、季節や気候によって味わいが変化するお茶。月別に厳選された茶葉、フルーツやソバの実、雑穀などの季節のフレーバーから自由にブレンドして、ティーパックを作ることができます。おすすめの配合も記載してあるので、悩んだらおすすめからチャレンジしてみるのも◎。
岐阜県揖斐郡の銘茶「美濃いび茶」を使用した、お茶の飲み比べの体験も。瑞草園の五十川氏に手解きを受けた茶師が目の前で50℃と75℃の湯を入れてお茶を点て、その味の違いの解説を聞きながらお茶を飲んでいきます。普段何気なく飲んでいるお茶も、ブレンドする量や淹れる温度によって味が大きく変化すると知り、こちらも驚きの連続でした。茶菓子のお団子をお供に味わってみてください。
節気茶ブレンド体験(宿泊者限定)
- 開催時間
- 15:00~16:30
- 所要時間
- 1回 約5分程度
- 予約方法
- 予約不要
- 参加料金
- 無料
夏季限定で楽しめる長良川アクテビティ
環境省が選定した「日本の水浴場88選」に、川として唯一選ばれている長良川。安全に楽しめる水浴場が存在しているため、夏の季節だけ家族や夫婦で楽しめる鮎釣り体験や長良川SUPを体験することができます。夏になったらアクテビティの体験にも注目です。
開放的なカフェで過ごす、心地良い時間
ロビーにある大きな窓が特徴の開放的なカフェ「カフェプラシャンティ」では、「ホットサンド」(1000円)や「GIFU米粉パウンドケーキ」(500円)など、軽食を食べながらゆったりとした時間を過ごすことができます。イタリアのモダンファニチャーブランド〈カッシーナ〉でそろえたインテリアも素敵。洗練された空間で、心地良いひとときをぜひ。
世代を越えて楽しんでもらえる体験を
ゼネラルマネージャー・本多さん 「長良川清流ホテル」のコンセプトでもある「里山川」。その里山・里川の文化を現代の人にももっと知ってもらいたいと思っています。そこで、囲炉裏やお茶などの体験を通して、大人からお孫さん世代の子どもまで、世代の垣根を越えた家族団らんの時間を楽しめる場所を作りました。手軽に楽しんでもらえるので、ぜひみなさんに家族で楽しめるツーリズムとして利用してほしい。また、岐阜の魅力を発信し続けながら、東海の入り口となるようなホテルにしていきたいと思っています。
宿泊だけでなく、新しくスタートした地元の岐阜を存分に楽しめる新しい体験を提案する「長良川清流ホテル」。家族や友人と思い出作りにいかがでしょうか。
長良川清流ホテル
- 問い合わせ
- 058-210-1025
- 営業時間
- IN 15:00、OUT 10:00
- 場所
- 岐阜県岐阜市長良志段見東山537-3
- 料金
- 大人2名1室1名あたり10800円~(1泊2食付き)
- 駐車場
- あり
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