2022.12.23fri
人気絶頂のgo!go!vanillasが新アルバム『FLOWERS』をリリース!Gt.柳沢進太郎さんにインタビュー
go!go!vanillas(ゴーゴーバニラズ)のニューアルバム『FLOWERS』が12月14日にリリースされました。アルバムの制作には、井上惇志さん(Piano / showmore)、手島宏夢さん(Fiddle)、ファンファンさん(Tr)も参加。多彩な全12曲がそろう今作の制作エピソードや、2023年にインディーズ・デビュー10周年を迎えるバニラズの“今”について、柳沢進太郎さん(Gt.)にお話を伺いました。
今回のアルバムは“人間力”で勝負
――ニューアルバム『FLOWERS』は1年半に及ぶレコーディングを経て完成されたとのことですが、どのような気持ちで制作がスタートしたんでしょうか?
柳沢さん 前回の『PANDORA』というアルバムを録り終わった際に、Vo&Gt.の牧から「次の音源は、自分たちの人間味が強く出るような作品にしたい」という話がありました。現代は、デスクトップミュージックがどんどん発達していっていることもあり、誰でも簡単にカッコいい音に辿り着ける状況にあって。自分たちも前回のアルバムで、「アダムとイヴ」と「倫敦」という、サンプリングを使った曲を作ったんですけど、そういう技をなしにして、“人間力”で勝負していきたいという話になりました。
そして自分たちと同じアーティスト――“表現者”と、お互いを高め合っていく関係を作りながら音楽を作りたいというのもあって、ゲストミュージシャンの3人を迎えました。
――今年10月には、今回のアルバムにも収録されている、バニラズ初のコラボ曲「Two of Us」がリリースされました。コラボ相手であるHump Backの林萌々子(Vo&Gt.)さんとの交流はいつから始まったのでしょうか?
柳沢さん 交流が始まったのは、3年前ぐらいからで、一番初めはメンバーのプリティ(Ba.長谷川プリティ敬佑)が事故に遭って、ライブができていなかったタイミングで出会いました。彼女たち、本当にもう、えげつない数のライブをしてるんですよ。そのライブも、もちろんカッコよくて。自分たちもライブ力に自信があるからこそ、彼女たちに惹きつけられていきました。
僕ら漫画『ジョジョの奇妙な冒険』が大好きなんですけど、“スタンド使い同士が出会ったな”という雰囲気になりましたね(笑)
「Two of Us」はももちゃんに歌ってもらいたい
――林さんにオファーした理由は何でしょうか?
柳沢さん アルバムを制作している中で、牧が「男女混声の楽曲をつくりたい」と。歌詞を書き終えたタイミングで、牧が2020年に参加した「FM802 ACCESS!キャンペーンソング」に今年、ももちゃん(林萌々子)が参加していて、それを聴いたときに牧が「Two of Us」を歌ってもらいたい、と思ったらしく、お誘いしました。柔らかい歌い方をしていて、Hump Backの時の歌い方とはまた違う、彼女の良さが楽曲に詰まっていたんですよね。
レコーディングもサクサクとやってくれて、僕らが着いた頃にはもう終わってるくらいの感じで。その後、ライブで2回披露しているんですけど、回を経てどんどん良くなっていくんですよね。素晴らしいスキルを持っていて、僕らも鼓舞される部分がたくさんありました。
――今回が初のコラボ曲とのことですが、これから色んなアーティストさんとのコラボを楽しみにしています!
柳沢さん そうですね、これを機にやっていきたいなというところではあるんですけど、相手のスケジュールによっては、ライブで披露できないかもしれないというのがネックですね。男性の曲だったら僕が歌えばいいんですけど、女性だとなかなか難しいですよね。特に「Two of Us」は、えげつないキーの高さなので(笑)
次のページ…
一曲一曲が“種”として皆さんの心の中に溶け込んでほしい
WRITER
- トップページ
- ENJOY TODAY
- インタビュー
- 人気絶頂のgo!go!vanillasが新アルバム『FLOWERS』をリリース!Gt.柳沢進太郎さんにインタビュー