2023.1.10tue
名古屋超特化型の本屋「NAgoya BOOK CENTER」が名古屋駅西にオープン!
2022年12月12日(月)、“名古屋超特化型の本屋”「NAgoya BOOK CENTER(ナゴヤブックセンター)」が名古屋駅西にあるホリエビル内にオープンしました。
ホリエビルのオーナー・堀江さんと日本出版販売株式会社のエリアマーケティング課の高橋さん、沖野さんが構想を重ねて実現した新刊書店。名古屋出身の人も気づいていないような地元の情報や、名古屋にゆかりのある著者の書籍のみを取り扱い、地元の情報を集めた書店です。
そんな名古屋の情報がぎゅっと集約された書店のこだわりや想いを、編集部がうかがってきました!
温かさが残る書店で地元のゆかりのある本との出合い
約築50年のビルをリノベーションしてつくられたビルは、レトロな雰囲気の中に温かみが感じられつい入りたくなるような佇まい。こちらのホリエビル1階にある「喫茶リバー」の手前に開店。
店内に入ると、色鮮やかな書籍がお出迎えしてくれます。こちらでは、名古屋の著者のデビュー作を中心とした「NAgoya BOOK CENTER」にしかないコアな本が厳選されていることに注目です!
名古屋にまつわる書籍が並ぶ4つのコーナー
「NAgoya BOOK CENTER」には、名古屋にまつわる書籍が置かれた4つのコーナーが存在。「なごやだらけ」は、名古屋ネタ・情報・歴史など、名古屋の文化が特集されている書籍を扱うコーナー。地元の人でも知らないような名古屋の文化を深く知ることができます。
「なごやばなし」は、名古屋を舞台にした小説・マンガ・絵本などの書籍が置かれたコーナー。ここで見つけた書籍を通して、名古屋の思い入れのある場所へ聖地巡礼が楽しめるかも!
「なごやうまれ」は、名古屋(愛知県)出身またはゆかりのある著者が執筆した書籍のみを扱うコーナー。名古屋出身の有名な著者の書籍が置かれており、「この本の著者も名古屋出身なんだ!」と、新たな発見ができるはず。
「なごやめぐり」は、名古屋を中心としたガイドブックや観光関連書籍などが置かれたコーナー。名古屋観光の最初に立ち寄れば、隠れ家カフェやニッチなお出かけスポット情報を見つけられますね。
ブックカバーが切符のオリジナルデザインになっている書籍は、書店の企画の一つ「本からはじまる名古屋旅。」。本選びに迷った時、中身を見ずに好きな数字で本をセレクトできるシステムで、迷った時はサイコロを振って決めてもOK。背表紙に中身のヒントが書かれているので、チェックしながら選んでみてはいかがでしょうか。いつも自分では選ばない新たな本との出合いがあるかも!
企画は不定期で新しく変わっていくとのことで、訪れた時はぜひチェックしてみてほしいです。
店内には、レンタル本棚「國際BOOKマーケット」を併設。名古屋以外のジャンルの本や、オリジナルグッズの販売などに使用できる本棚を貸し出しています。
東海エリア在住、または出身の方を中心に貸し出し予定ですが、名古屋以外の人でも本やグッズの販売が可能!「國際BOOKマーケット」を通して、“新しい交流が生まれる”かも。
店名のロゴを入れた金属性のスタイリッシュなオリジナルグッズも販売予定!しっかりとした作りでシンプル。人を選ばず、誰でも使いやすいデザインが◎。今後はアパレルなどの新商品も続々登場予定で、これからも目が離せません。
“名古屋の魅力を発掘してもらいたい”オーナー・堀江さんと日本出版・高橋さん&沖野さんにインタビュー!
――なぜ名古屋特化型の書店にしたのですか?
堀江さん 私は名古屋駅西で生まれ育ち、自分が今まで見てきた街の風景や雰囲気を少しでも将来に残したいと考えました。名古屋のカルチャーや知識を求める人たちに集まってもらえるような“ちょっと変わった本屋”にしたいという思いから「NAgoya BOOK CENTER」をつくりました。名古屋を訪れた人たちが名古屋を知るための1歩ととして最初に足を運んでいただける場所を目指しています。
――レンタル本棚「國際BOOKマーケット」が生まれたきっかけは?
堀江さん 本屋さんが小さな本棚をレンタルするシステムが流行っていて、当店でも新たな交流が生まれる場所になるのではないかと思ったことがきっかけです。
名古屋駅西は、戦後多くのマーケットや闇市のあった場所。その当時のマーケットをアレンジして、レンタル本棚「國際BOOKマーケット」と名付けました。ジャンルの境界を越えた品ぞろいで、当時のエネルギッシュで雑多な雰囲気にしていきたいですね。
――今後書店をどのようにしていきたいですか?
堀江さん 現在は580冊ほどの書籍を置いていますが、今後900~1000冊まで増やすことを目標にしています。これから出版される名古屋関係の本や選書リストにはまだ載っていない本など、種類を充実させたいですね。また、観光で名古屋に来られた方が最初に情報を仕入れる場所になれるように、なるべく敷居を低くしたフラットな書店を目指していきます。
高橋さん 「NAgoya BOOK CENTER」を、名古屋を盛り上げる拠点にしたいです!日本出版販売株式会社は取り次ぎがメインの会社ですが、2022年の4月から 新しくエリアマーケティング課が設立されました。私たちも名古屋のエリアを盛り上げられるよう、名古屋に来た人だけでなく名古屋出身の方にも名古屋の魅力をより感じてもらいたいです。
沖野さん 「國際BOOKマーケット」のような場所をもっと作りたいですね。紙の本が売れない時代ですが、紙の本が好きな方はたくさんいらっしゃると思っています。「國際BOOKマーケット」のレンタル本棚では、紙の本が好きな方がきっと使ってくださると思うので、そういう方々と繋がれるような場所にしていきたいです!
書店に並んだ本を見たときは「あの有名な著者や漫画家も名古屋出身だったんだ」と驚きの連続……!レトロな外観とゆったりとした時間が流れる店内は、居心地も抜群◎。名古屋を訪れたら最初につい立ち寄りたくなるような空間でした。
NAgoya BOOK CENTER
- 問い合わせ
- https://lin.ee/UNgWUip
- 場所
- 愛知県名古屋市中村区椿町12-12 ホリエビル1F
- 営業時間
- 10:00~19:00
- 定休日
- 日曜日・祝日
- 駐車場
- なし
- アクセス
- JR「名古屋駅」新幹線口より徒歩約5分
- 支払方法
- カード可
暮らしにスパイスを!心と体に優しいスパイス料理店「KIKA」がリニューアルオープン【愛知・本郷】
2022年11月8日(火)、スパイスのある暮らしを提供する「KIKA」がリニューアルオープンしました。 リニューアル前は、スパイスカレー店「nichibo」として香り豊かなカレーを提供していましたが、現在は店名を「KIKA」へと変更。体をいたわるスパイスを使用したお肉と野菜の絶品ランチが味わえます。 そんな心と体に優しい料理を提供する「KIKA」のこだわりや店に込めた想いを、編集部が伺ってきました。 木のぬくもりはそのままに。ゆったりと過ごせる店内 創業42年の新築木造住宅の工務店「木の香の家」がプロデュースする「KIKA」の内装は、リニューアル前のインテリアや内装を残しつつ、より洗練された雰囲気にバージョンアップ! テラス席のような開放感のある大きな窓と、観葉植物の鮮やかなグリーンが明るく出迎えてくれます。 店内のテーブルの素材には本物の木が使われており、職人にテーブル用に木のカットをお願いするほどのこだわりぶり。木の素材感が感じられ、つい長居したくなるようなぬくもりのある空間です。 体に優しい食材にこだわったメニュー カレーが中心だったメニューから、様々な国の料理や考え方を楽しめるようにと一新したメニューには、スパイス、発酵、お味噌汁など多種多様なメニューを用意。 また、料理は「Maison YWE」などの人気カフェを手掛ける「MAISONETTEInc.」が監修しており、味だけでなく、栄養士や薬膳アドバイザー、フードコーディネーターの視点からも提案する「MAISONETTEInc.」の専門性・強みを掛け合わせたメニューとなっています。 ランチプレートでは、体にうれしい野菜をふんだんに使用した5種の前菜が付いています。「大根と塩すだちのクミンマリネ」「焼き芋とスパイスナッツ バルサミコソース」など、新鮮な野菜とスパイスの相性が抜群!無農薬栽培の野菜を使用した体をいたわる料理に注目です。 「プレートランチ お肉 (あんしん豚肩ロースカスリメティローストポーク )」(1600円)。 お肉のランチプレートには、岐阜白川町で、抗生物質などを使わずにのびのびと育てられた“あんしん豚”を使用。脂身はさっぱり、甘みがあり食べやすいのが特徴です。低温で3時間以上かけてじっくりと火を入れた肉質は、うま味を凝縮してしっとりジューシーな焼き上がりに! 「プレートランチ お魚 (鰆のオリエンタルスパイスフリット フレッシュトマトサルサ)」(1600円)。 お魚のプレートランチでは、旬の“さわら”を味わえます。さわらを包む衣やつなぎには、小麦粉を使わないグルテンフリーの米粉を使用。オレガノを混ぜ込んだ米粉と乾燥したおからをベースにしたオリジナルの衣です。 ふわふわのさわらと、衣のカリッとした食感がたまらない仕上がりとなっています。 15 種類ほどの鮮やかな野菜が添えられているのもポイントで、普段の生活で野菜を食べないような人でも、栄養をたっぷり摂れるのが魅力です。 「チキンとほうれん草のレモンカリー」(1300円)。 辛すぎず、まろやかなスパイシーさがたまらない本格スパイスカレー。リニューアル前のカレーから、見た目や添える野菜にさらに改良を加えて提供。ルゥのコクとスパイスの香り、野菜のうま味が凝縮された逸品です! さらに、料理には、3、4年ほど前から「KIKA」のオーナー・堀さんが手掛けている工務店「木の香の家」のお客さんとスタッフさんが育てている野菜を一部使用。いまの季節は、春菊や大根、芋、ほうれん草などを使っており、ランチと一緒に楽しめます。 次のページ… スパイスをおりまぜた絶品スイーツ スパイスをおりまぜた絶品スイーツ 「チーズケーキ」「コーヒー KIKA blend」(各600円)。 「KIKA」では、料理やドリンクに合う、甘さ控えめの絶品スイーツが堪能できます。ココアビスケットのビターな風味が癖になる濃厚なチーズケーキには、クリームチーズにスパイスが織り交ぜられており、シナモンのかかったホイップクリームとの相性が◎。 「ジェラート」※撮影時はピスタチオとチョコミント、「東白川村の和紅茶」(各600円)。 濃厚かつさっぱりとした甘さが自慢のジェラート。実は西尾にある「William’s Gelato」の自家製ジェラートを特別に提供されているとのこと。 使用するフルーツや牛乳など、新鮮な三河のものを中心に厳選して作られているジェラートの味わいは、定番のピスタチオに加え、シーズンごとにいろいろな味が登場。季節ごとに楽しめますね! 「世の中に自然の恵みと健康を提供したい」。オーナー・堀さんにインタビュー! 「KIKA」オーナー・堀さん ――店名を「KIKA」に変更した理由はなんですか? 堀さん インパクトのある店名にしたかったからです。もともと、「KINOKA」という工務店を経営していました。その店名「KINOKA」の「NO」を取ったら響きがよくなるのではないかと考え、「KIKA」にしたんです。「KIKA」という名前の案はとても好評でしたね。 ――こだわりのリニューアルポイントを教えてください。 堀さん “暮らしにSPICEを”というコンセプトはそのままに、日常の暮らしや食卓を引き立たせる役割としてスパイスを取り入れてもらえるような料理を提供しています。 これまではカレーのメニューが中心でしたが、さまざまな国の料理や考え方を楽しんでもらえるように、スパイスや発酵食品、お味噌汁など、多種多様な食卓シーンに合った料理を提供しています。 また、単純にスパイスの掛け合わせではなく、栄養面にもこだわっていて。塩分が薄くても味を感じられるような工夫もしていますね。 ――今後はどのようなお店にしていきたいですか? 堀さん 多くの人が健康的な食生活を送り、少しでも長く生きてもらえるよう、食材やスパイスにこだわった料理を提供したいと考えています。 今後は、自給自足でまかなえる食材を増やす予定です。みなさんに“健康や自然の恵み”を感じられる料理を楽しんでもらいたいですね! EDITOR NAKANE 体にうれしいスパイスや野菜をふんだんに使用した料理からは「健康に暮らしてほしい」という想いがとても伝わってきました!グルテンフリーの食材やヘルシーな素材を使用しているので、カロリーを気にせずたっぷり食べられるのも魅力。ウッド調のおしゃれな店内とピリリとしたスパイスの味わいに、心も体もぽかぽかです! KIKA 問い合わせ 052-715-3650 場所 名古屋市名東区藤森2-286 ステイタスビル1F 営業時間 11:00~15:00 (LOは14:30) 定休日 水曜 駐車場 あり アクセス 地下鉄東山線「本郷駅」より徒歩5分 支払方法 カード・電子マネー可 公式サイト https://nichi-bo.jp/ Photo/竹内恵美 ※価格はすべて税込 ※掲載内容は2022年12月時点の情報です ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください
「本気ハンバーグ 幸田店」でまんまるハンバーグをお腹いっぱい食べる幸せなひととき【愛知】
「ハンバーグ専門店」という文字、最近あちこちで見かけますよね。使う食材やハンバーグの見た目にこだわった店も多い一方、「やっぱり、ハンバーグはシンプルなものがいいな…」と思う人もいるのではないでしょうか。 そんな人におすすめしたいのが、幸田町にオープンした「本気ハンバーグ 幸田店」。ハンバーグといえばコレ!というルックスのハンバーグを、自分で焼いてお腹いっぱい食べられるんです。 JR「幸田駅」の目の前!「カフェロブ 幸田店」の中で営業 「本気ハンバーグ 幸田店」は、JR「幸田駅」を出てすぐの位置にある「カフェロブ 幸田店」の中で営業しています。落ち着いた雰囲気の店内には、2~4人掛けのテーブル席を10席ほど用意。一人ではもちろん、家族やカップル、友人同士などさまざまなシーンでの食事にぴったりです。 牛肉100%のハンバーグがドドンと3個!満足感◎の定食 「本気ハンバーグ定食 トリプル」(1800円) メニューは、「本気ハンバーグ定食」のみ。牛肉100%で作ったハンバーグに、ご飯・味噌汁・生卵と、調味料として食べる醤油・ステーキソースがセットになっています。 ハンバーグは一見シンプルですが、開発までに3年をかけたこだわりの一品!1個90gのボリュームで、子どものこぶしほどの大きさです。粗挽きと細引きの肉を組み合わせており、肉の味わいも食べごたえも十分。お肉が食べたい気分を、ばっちり満たしてくれますよ。 ハンバーグは、特注の鉄板で焼いてからいただきます。まずはハンバーグを食べやすい大きさに切り分けて、専用の箸で鉄板へ。焼き上がったら、好きな調味料を付けて食べましょう。 「本気ハンバーグ定食 ダブル」(1450円) ボリューム控えめが良い人向けに、ハンバーグが2個になった「本気ハンバーグ定食 ダブル」も用意しています。 本気ハンバーグ定食に追加できるデザート「チョコバナナ」と、オレンジジュース 食後には、カフェロブ特製のスイーツやドリンクもどうぞ。ドリンクのみなら定食の料金にプラス200円、スイーツとドリンク両方ならプラス550円で、「本気ハンバーグ定食」に追加できます。ドリンクは4種類、スイーツはパフェなど全8種類から選べるのもうれしいポイント。 「本気ハンバーグ」スタッフ・吉田さんにインタビュー ーー「本気ハンバーグ」は西尾市に本店がありますが、メニューやロゴの雰囲気が全く違いますね。お店作りでは、どんな点を意識しましたか? 吉田さん 本店よりカフェっぽい雰囲気にしました。本店はハンバーグとステーキを提供していて、けっこうガッツリ食べる雰囲気なんですよ。でもこの店はもっと性別や世代を問わず立ち寄りやすい場所にしたかったので、カフェ風に仕上げることを重視しました。実はハンバーグを焼く鉄板も、ロゴ入りの特注なんです。 ーーオープンしてみて、お客さんの反応はいかがでしたか? 吉田さん オープン直後から、ご家族連れやサラリーマンの方にも来ていただけています。 驚いたことが、「本気ハンバーグ定食」の食べ方が人それぞれである点です。1番シンプルな食べ方は、ハンバーグを焼いた後に塩コショウや食べる醤油、ステーキソースと、卵黄を付けるものです。 でもお客さんの様子を見ていると、いろいろな食べ方を試していただいているみたいで!生卵も鉄板で焼いて目玉ハンバーグにしたり、食べる醤油をごはんにかけたり…私たちも思いつかない食べ方をされている方もいますね。 ーーたしかに、自由度の高い定食だなと感じました!そんな「本気ハンバーグ 幸田店」さんの、今後の展望を教えてください。 吉田さん もっとお店を増やして、たくさんの方に「本気ハンバーグ」の味を楽しんでいただきたいです! 名古屋にはハンバーグ専門店が続々とオープンしていますが、まだ三河地方には少ない印象ですので、よりこの味を広めていけたらと。直近では、豊橋にもオープンを予定しています! ライター シモカワヒロコ 「本気ハンバーグ定食(トリプル)」をいただきましたが、本当にいろいろな楽しみ方ができて驚き!運ばれてきた瞬間に思った「3個も食べられるかな?」なんて気持ちはどこへやら。焼いたり味変したりするのが楽しくて、ペロリと完食してしまいました(笑)付属の調味料で食べた後にあえて何も付けずに食べてみたのですが、お肉本来の味がより一層感じられてこちらも◎。 Writer/シモカワ ヒロコ Photo/ふるさとあやの ※価格はすべて税込 ※掲載内容は2022年12月時点の情報です。 ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください
ART×EATが楽しめる「LOOM」の空間と野菜たっぷりのスープをお目当てに【愛知・安城市】
言わずと知れた名古屋の建築士事務所「エイトデザイン」と、カレーマニアを魅了して止まないカレー店「八O吉」などを手がける「Tailors inc.」がコラボレーションしたお店が、JR「安城駅」近くに誕生しました。 「そんなの、絶対におしゃれでおいしいお店のはず…! 」と、期待を胸にお店に行くと、予想以上に素敵な空間と料理が出迎えてくれました。 JR「安城駅」から徒歩6分。開放感あるアートな空間へ JR「安城駅」南口を出て歩くと見えてくる、タワーマンションの1階。数々のテナントが並ぶ中でひときわ目を引く、おしゃれな看板が目印です。 扉の先に広がるのは、天井が高く広々とした空間。テーブルやイスはすべて「エイトデザイン」がセレクトしたビンテージの1点物で、デザインや座り心地が少しずつ異なります。 また、「アートを気軽に楽しんでもらえるように」との思いでオープンしたこともあり、店内のあちこちにアート作品が飾られている「EIGHT ART HOUSE」と呼ばれる空間に取材時は、現役大学院生アーティスト・川西りなさんの作品が展示されていました。登場するアーティストは不定期で変わるため、何度も足を運びたくなります。 素材の旨味を感じる、ごろごろスープでほっこり。 「トマトなスープ」(700円)と、モーニングセットに付くマリネとスコーン LOOMの看板メニューは、野菜たっぷりのスープたち。野菜は「Tailors inc.」で作っているもので、「素材の味を楽しんでもらえるように」と具材たっぷりに仕上げています。中でもイチ押しは、「トマトなスープ」。トマトの風味が生きた味わいで、時間帯を問わずおいしく食べられます。モーニングの時間帯は、スコーンとマリネと一緒に楽しめるセット(1000円)も用意していますよ。 「バスクチーズケーキ」(600円)と「珈琲 薄暮」(500円)。14時以降は、「スイーツセット」(1000円)として注文可能 ティータイムには、「バスクチーズケーキ」を始めとしたスイーツがぴったり。スイーツには全粒粉などの体になじむ食材を多く使っていて、食べごたえがありつつ後味さっぱり。食後でもペロリと食べられます。ドリンクのおすすめは、「珈琲 薄暮」。豊川市のロースタリーカフェ「hikure.」の豆を使ったブレンドコーヒーです。味のバランスがよく、スイーツとの相性もばっちり! 「LOOM」店主・加藤さんにインタビュー ーーLOOMさんの「生活空間」というコンセプト、素敵ですね。 加藤さん ありがとうございます。もともと、“カフェだけど、ショールームでもある”といった場所にしたかったんですよ。家具はどれも普段の生活になじむ使いやすいものばかりですし、キッチンもあえて中がよく見えるように設計しています。 ーー家づくり・部屋づくりのヒントが得られそうですね。ちなみに、加藤さんのお気に入りの席はどこですか? 加藤さん 壁際の2人がけの席(写真左)ですね。このイス、角度が絶妙ですごく落ち着くんですよ。そこに座ったお客さんの中には、うとうとされる方もいるほどです(笑) ーー安城でお店を出してみて、名古屋と何か違いを感じましたか? 加藤さん 名古屋だと特定のメニューをお目当てに来る方が多いんですが、安城は空間を楽しみたくて来てくださるお客さんが多いように思います。見ていただくとわかるんですが、このあたりは駅前の割には民家が多いんですよね。この風景は、名古屋のお店を見た後だとなかなか珍しく感じます。 だからなのか、お客さんも食べ物を目当てに来るのではなく、サードプレイス的に過ごしに来る方が多いですね。パソコンを持っていらっしゃる方もいますし、皆さん思い思いに過ごしていただけています。 ーー早くも日常的に使えるお店の1つになっているようですね。そんなLOOMさんの、今後の展望を教えてください。 加藤さん エイトデザインさんと一緒に、安城のまちづくりにも取り組んでいきたいです。ここから少し歩いた場所に商店街があるんですけど、そことコラボして何かできないかなと。 あとは、気軽にアートを楽しめる空間として多くの方に来ていただきたいですね。今後もアーティストさんの作品を常時展示していくので、ぜひいろいろな作品に触れていただけたらと思います。 ライター シモカワヒロコ 「生活空間」というコンセプト通り、まるで自宅で過ごしているかのような穏やかな時間が流れています。ビンテージ家具と現代アートの組み合わせも、不思議とマッチしていました。野菜がゴロゴロ入ったスープは、ブランチにもちょうどいいボリューム。ゆっくり起きた休日に訪れて、のんびりしに来たいです! Writer/シモカワ ヒロコ Photo/ふるさとあやの ※価格はすべて税込 ※掲載内容は2022年12月時点の情報です。 ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください
WRITER
- トップページ
- ENJOY TODAY
- 暮らし
- 名古屋超特化型の本屋「NAgoya BOOK CENTER」が名古屋駅西にオープン!