2023.1.5thu
新春舞台にファン大興奮!主人公リムル役声優・岡咲美保さんとアニメ「転スラ」プロデューサー・杉本紳朗さんが名古屋に登場!
大人気異世界ファンタジー「転生したらスライムだった件」(通称「転スラ」)初の劇場版作品、『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』が2022年11月25日(金)より絶賛公開中!2023年もまだまだ「転スラ」を盛り上げるべく、1月2日(月・祝)にミッドランドスクエア シネマにて新春舞台挨拶が開催されました。
今回のイベントでは、名古屋では初めての舞台挨拶となる本作の主人公リムル役の岡咲美保さんと、“杉P”でお馴染みの、アニメ「転スラ」の杉本紳朗プロデューサーが登壇。岡咲さんは「テレビアニメから映像はもちろん、ストーリーも進化しているので、クライマックスまで気を抜かず活躍を追いかけてほしい」とコメント。杉本プロデューサーは「テレビ版とは違う、劇場版ならではの画面構成や絵作りに注目してほしい」と語りました。
本作は、原作の伏瀬さんが自ら原案を担当する完全オリジナルストーリー。人間からスライムに転生した主人公・リムルたちが、仲間のために陰謀に立ち向かう劇場版では、壮大な世界観や大迫力の戦闘シーンなどがスケールアップ!「転スラ」ならではの個性豊かなキャラクターたちが繰り広げるユーモア溢れるやりとりも健在です。
公開から1カ月以上経ち、すでに動員数95万人、興行収入12億円を超える大ヒット映画。大迫力の戦闘と感動のラストを体感しにぜひ劇場へ!
STORY
映画『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』
2022年11月25日(金)よりミッドランドスクエア シネマ他で絶賛公開中!
監督 / 菊地康仁
脚本 / 筆安一幸
出演 / リムル:岡咲美保、ヒイロ:内田雄馬、トワ:福本莉子、ベニマル:古川慎、智慧之王:豊口めぐみ 他
公式サイト / https://movie.ten-sura.com/
©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会 配給:バンダイナムコフィルムワークス
2023年1/6(金)より映画『ファミリア』が全国公開!豊田市・西尾市が舞台に。
役所広司さんが主演を務め、吉沢亮さんなど多数の名優が出演する映画『ファミリア』が2023年1月6日(金)から公開されます!監督を務めるのは、数々の映画賞を受賞している成島出監督。主人公である陶器職人の誠治(役所)、海外で活躍する誠治の息子・学(吉沢)、そして誠治が知り合う在日ブラジル人青年マルコス(サガエルカス)の関係を軸に、独自の視野から“家族”という普遍的なテーマを描くヒューマン・ドラマです。 脚本家は、在日ブラジル人が多く住む保見団地がある愛知県豊田市の隣町・瀬戸市出身のいながききよたかさん。いながきさん自身もブラジル人が多く住む保見団地のある豊田市に近い場所で育ちました。本作の舞台でもある愛知県豊田市にある保見エリアは、日本有数の南米からの移住者が集まるエリア。いながきさんにとって身近な題材や実際に起きた事件を取れ入れて構想し書き上げた見どころたっぷりのオリジナルストーリーです。 国際社会、国籍、移民、差別など現代社会の問題を真正面から取り上げ、あらゆる違いを超えて、大切な人と共に生きていきたいと願う人々の姿を描いた本作が、殺伐とした現代に温かい希望の明かりをともしてくれます。約280万人の外国人が暮らしている日本に住む私たちにとって、決して他人事ではない家族の物語。ぜひ、劇場でご覧ください。 STORY 山里に一人暮らす陶器職人の神谷誠治(役所)のもとに、アルジェリアに仕事で赴任している学(吉沢)が婚約者ナディア(アリまらい果)を連れて一時帰国。結婚を機に会社を辞め、焼き物を継ぐと宣言した学に誠治は反対する。一方、誠治が住む隣町の団地に住む在日ブラジル人青年のマルコス(サガエルカス)は半グレに追われたときに助けてくれた誠治に亡き父の面影を重ね、焼き物の仕事に興味を持つ。そんな中、アルジェリアに戻った学とナディアをある悲劇が襲い‥‥。 映画『ファミリア』 2023年1月6日(金)よりミッドランドスクエア シネマ他で公開! 監督 / 成島出 脚本 / いながききよたか 出演 / 役所広司、吉沢亮、サガエルカス、ワケドファジレ、中原丈雄、室井滋、アリまらい果 他 公式サイト / http://familiar-movie.jp/ ©2022「ファミリア」製作委員会 ※掲載内容は2022年12月時点の情報です
【12/16(金)より公開中!】映画『Dr.コトー診療所』名古屋での舞台挨拶に主演・吉岡秀隆さん、髙橋海人さん、中江功監督が登壇!
12月5日(月)、109シネマズ名古屋にて映画『Dr.コトー診療所』の舞台挨拶が実施され、主演の吉岡秀隆さん、髙橋海人さん、中江功監督が登壇しました。 累計発行部数1200万部を超える山田貴敏さんの同名漫画を原作に、東京から離島に赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助と、島の人々との交流を通して命の尊さを描く本作。テレビドラマでは、シーズン1と2と共に大ヒットを記録し、ファンも多い『Dr.コトー診療所』の最新作では、16年ぶりにオリジナルキャスト&スタッフが再集結し、19年にわたり孤島に生きたひとりの医師の物語のいまを届けます。舞台挨拶では、本作の制作の裏側や現場の話を語っていただきましたので、その様子をレポートします! STORY 日本の西の端にぽつんと在る美しい島・志木那島に19年前東京からやってきた五島健助=コトー(吉岡)。以来、島で“たったひとりの医師”として島民の命を背負い、信頼関係を築いてきた。数年前、長年コトーを支えてきた看護師の星野彩佳(柴咲)と結婚し、もうすぐコトーは父親になる。2022年現在、日本の多くの地方がそうであるように、志木那島もまた過疎高齢化が進む。現実を前にしながらも、コトーの居る診療所があれば大丈夫だろうと、皆心のどこかで思っていた。そんな診療所の穏やかな日常にもある変化が忍び寄っていることを、誰もまだ気づいてはいない。 みなさんの好きな名古屋めし! ――それではまずは、Dr.コトーこと五島健助を演じました吉岡秀隆さん、ご挨拶をお願いいたします。 吉岡さん こんにちは。五島健助を演じました吉岡秀隆です。ここにいる(髙橋)海人くん演じる(織田)判斗先生と一緒に志木那島の旅を楽しんでください。今日はよろしくお願いします。 ――ありがとうございます。新米医師・織田判斗を演じました髙橋海人さん、ご挨拶お願いします。 髙橋さん 織田判斗を演じさせていただきました、King & Princeの髙橋海人と申します。みなさんこれからなんですもんね?なんだかワクワクが伝わって、こっちもドキドキしてきちゃいますよね(笑)映画のことを少しの時間ですが、ネタバレしないように今日は話させていただきます。よろしくお願いします。 ――本作の監督を務められました中江功監督、ご挨拶をお願いします。 中江監督 King & Princeの中江です(笑)こちらにコトー先生と判斗先生の2人の医師がいらっしゃいますが、この2人がどうやって絡んでいくのかぜひお楽しみに、ご覧になってください。 ――今回、名古屋での舞台挨拶ということですけれども、吉岡さんは名古屋はお久しぶりですか? 吉岡さん はい。相当久しぶりだと思います。 ――好きな名古屋めしだったり、思い出などありますでしょうか? 吉岡さん 昔、映画のキャンペーンなんかで連れてきてもらった時は、ひつまぶしや手羽先などいただきました。とってもおいしかったです。たぶん(柴咲)コウちゃんは、味噌煮込みうどんとか好きだと思いますよ。昔そういう風に言っていました。 ――そうなんですね!名古屋めしを愛していただいていることでよろしいでしょうか? 吉岡さん そこまで上位に食い込んではないです(笑) ――記憶の片隅にはありました? 吉岡さん はい、ありましたよ。おいしかったなって。 ――ありがとうございます。髙橋さんはもう何度もライブなどでも名古屋には来られていると思いますけれども、名古屋での思い出はありますでしょうか? 髙橋さん やっぱりライブをさせていただいているっていうのが、一番の思い出ですね。でも、うちのメンバーの平野紫耀が名古屋出身なので、友だちの地元っていう感じですごく近い距離感は勝手に持たせていただいています。 ――もうかなり上位に食い込んでくるくらい名古屋は大好きということで、よろしいですか? 髙橋さん そうではないです(笑) ――ちなみに名古屋めしはお好きですか? 髙橋さん 名古屋めしですか?僕、手羽先が好きです。 ――手羽先!食べ方とかわかりますか? 髙橋さん (平野)紫耀が教えてくれて。端っこをクリンって折って、それから歯で吸って食べる。 ――それはもう、名古屋の人に認められた証でございます(笑) 髙橋さん それだけで認めてもらえる(笑) ――いや、もう名古屋民です。 髙橋さん ありがとうございます! ――よろしくお願いいたします。中江監督は名古屋どうでしょうか? 中江監督 僕の名古屋めし聞きたくないですよね(笑)ずいぶん前に映画のキャンペーンで1回来させてもらって。その時に一番おいしい味噌カツを食べた覚えがありますよ。 ――味噌カツ。あの、鉄板の上にのっている味噌カツ? 中江監督 だったと思いますよ。 ――じゃあ、もう味噌カツは大好きということで。 中江監督 あ、あ、はい(笑) 吉岡さんが演じているのは、コトー先生ではなく、五島健助という一人の医師 ――名古屋エピソード、ありがとうございます。本題の映画についてお話を伺いたいと思います。16年ぶりの『Dr.コトー診療所』の続編ということですが、続編を作ると聞いた時に吉岡さん、まずどのように思いましたか? 吉岡さん ずいぶん前から監督とは、「やる、やらない」の話はしていたので、そうこうしている間にコロナ禍になって、そういう中でも監督といろいろちょこちょこと会って『Dr.コトー診療所』の続編を「やるならなんだろうね?」って、テーマを2人で考えながらやっていました。今思うと、こういう時代だからこそ、コトー先生がまた帰って来たんだろうなっていう感じではありますね。 ――久々にコトー先生を演じられて、最初は不安っていうものはあったんでしょうか? 吉岡さん 不安しかないです。不安だけです。 ――難しい部分があったということですか? 吉岡さん 僕が演じているのはコトー先生ではなくて、五島健助という一人の医師なので、その医師が持つ悲しみみたいなものをきちんと僕自身が理解しないとまわりの人から見た時に「コトー先生」とは呼んでもらえないと思っていたので、そこはいつも大事に心の中では思っていました。 ――髙橋さんは今回このシリーズから長く続いてきた『Dr.コトー診療所』という作品の続編に新しいスパイスとして出演が決まった時、どのように感じましたか? 髙橋さん 出演が決まった時は、宝くじに当たったような感覚でした(笑)シリーズが始まった最初は僕が4歳で、初めて観たのは小学校の時に母親と一緒に再放送を観て。ドラマも本当に大好きだったので、あの世界観に自分が入れるのかってワクワクと、でもやっぱり長く続けられている作品なので、ファンの人も絶対いますし、そういった方にどう思われるんだろうとか、キャストさんやスタッフさんにどう思われるんだろうと考えていくうちに、自分の中にプレッシャーがどんどん強くなっていって。でも、現場に入ってからは、そこは気にせずに織田判斗として、この志木那島に立ち向かっていこうという覚悟でずっと臨ませていただいていましたね。 ――そうそうたる顔ぶれの中に入っていくのは、すごく緊張されたと思うんですが、監督から見てこの織田判斗演じる髙橋さんはどのように感じていますか? 中江監督 かなり緊張していました。撮影に入る前にちょっと話したんですけど、かなりのプレッシャーと緊張の中で闘っていたと思います。僕は髙橋くんとは初めてだったんですが、役が先に当然あって、「どうだろう?」って実はちょっと思っていました。どちらかというと、柔らかくて弟キャラみたいな感じでいろいろ演じているのを見てきたので、「ちょっと判斗先生とは、違うんじゃないかな?」って、最初思っていて。それを本人にも言って、そことの闘いもかなりあったと思います。この先はみなさんに観ていただき判断していただきたいと思います。頑張って最後まで闘っていました。 僕一人じゃなくて、島の人も含めて僕をコトー先生にしてくれた(吉岡さん) ――今回、髙橋さんも加わっての与那国島での撮影は3週間ということでしたが、何か印象に残ってることはありますでしょうか? 吉岡さん みんなと最初はウォーミングアップで、コトー先生に戻るために、往診のシーンから自転車のシーンをずっと撮ってて、その度に島民の人が「コトー先生!コトー先生!」って、いつも声を掛けてくれるので、それがとてもうれしかったですし、そういうことでなんとなくコトー先生に戻してくれているんだなって思いました。だから僕一人じゃなくて、島の人も含めて僕をコトー先生にしてくれていたって感じです。 ――16年ぶりに自転車を漕いで、島の中を走った時というのはまた16年前とは違った感じがありましたでしょうか? 吉岡さん 今回は電動自転車なので楽でした(笑) ――機械の発達ということですね(笑) 吉岡さん そうです(笑) 次のページ… 髙橋さんがかわいいと思ったヤギは、実は・・・ かわいいヤギは、食べられちゃうかもしれないヤギ!?島の厳しさを教わる(髙橋さん) ――髙橋さんはそうそうたる顔ぶれの中でいろんなことを諸先輩方から教えていただいたと思いますが、何か吉岡さんとのエピソードを教えてください。 吉岡さん 何もないよ!そんなこと教えないよ!(笑) 髙橋さん 本当に教えていただいたことはたくさんあるんですけど、心にしまっておきたくて・・・。ちょっとジャブ程度のものでもいいですか? 与那国島で現場に向かっている最中に民家の前にヤギがいて。ペットで飼われているんだなって思っていたんです。これちょっとなかなかな話なんですけど(笑) 「あれ、ペットですか?」って、吉岡さんに聞いたら「あれは、ヤギ汁だよ」って(笑) 吉岡さん 歓迎の意味を込めて振舞ってくれるんですよ“ヤギ汁”を。そのためのヤギだよって。ヤギかわいいかわいいって言っているけど、あのヤギは食べられちゃうかもしれないヤギなんだよっていう。芝居の話とは違います(笑) 髙橋さん すみません!(笑) ――ヤギのその後の厳しい人生を教えてもらったんですね。 髙橋さん それが出てきてしまって、すみません!(笑) 吉岡さん ヤギ汁食べた? 髙橋さん いや、食べてないです! 久々にキャスト陣がみんなそろっても親戚の人が集まったような感覚だった(中江監督) ――その話を聞いた後だと、なかなか食べにくいかもしれないですが、そうだったんですね。中江監督は、久々に『Dr.コトー診療所』のキャスト陣みんながそろった時はどのように感じました? 中江監督 本当に16年ぶりの人もいたんですけど、あんまり年月を感じなかったです。「ついこの間まで撮っていましたよね~」みたいな感じで。なんか懐かしいとも違うし、久しぶりでも、なんだか不思議な感じでしたね。 ――キャストのみなさんが家族のように? 中江監督 そう、親戚の人が集まったみたいな感じだったんで、なんか違和感なく撮影に入れました。 ――監督は、キャストのみなさんからドラマシリーズを振り返ると、本当に大変だったという話も聞いております。そのあたりはどうでしょう?かなり待ち時間があったりとか? 中江監督 待たせている方なので…僕にはよくわからないんですけれど(笑)いや、大変だったと思います。僕自身も結構大変で、「やっぱり、やろう!」って言いながら、「これ、もう1回やるの!?また大変だな」って僕自身が思ったり、最初は撮影を始めるのにちょっと躊躇しました。 ――映画を撮影した時は、ドラマシリーズの時の懐かしさはありましたか? 吉岡さん もう大変です(笑)本当にスケジュールがあってないようなものなので、「いつになったらこのシーン終わるのかな・・・」って思うと、完全に千本ノックを受けながら限界突破をしていました。モニターで観ていて、“判斗先生、ちょっと大変だな”って思って、判斗先生が手袋をはめるのを手伝ったり、思わずしたぐらい監督は厳しかったですね。「まだまだ」って、何か奇跡を待っていたんでしょうね。 ――髙橋さん、何十テイクも重ねたシーンがあったそうですね? 髙橋さん ありましたね、島民のビック4と。何もないゼロの状態で観て欲しいなと思いますけど。そういうシーンもありまして、基本的に愛の千本ノックは受けていたなと。 ――泉谷しげるさんと最初にお会いした時はビックリされたと聞きました。いかがでしょうか? 髙橋さん 最初に泉谷さんとのシーンがあった時「俺たちにビビんじゃねーぞっ!」って言われて、それにちょっとビビりました(笑)っていうのがありましたね。 ――吉岡さん、これがまた『Dr.コトー診療所』らしい一面でしょうか? 吉岡さん 判斗先生、本当に忙しいので、湾岸スタジオの前室で2人でいた時に、あと生田さんもいたのかな。その時に、「ちょっとでも横になれる時に寝てた方がいいよ」って言っても、「大丈夫です、大丈夫です」って言っていて。「コトー先生命令だから15分でも横になってなさい!」っていう風に言って、ちょっとウトウトっとしかけた時に役柄のしげさんのまんまで泉谷さんがいらっしゃるんですよ(笑)判斗先生、(横になったのに)また起き上がってしまうので、大変だなと思いながら。泉谷さんは泉谷さんで、サービス精神旺盛な方なので、盛り上げよう盛り上げようとしてくださって。 五島先生同様、判斗先生に教えてもらったオペシーン ――ちなみに今回、髙橋さんも医師っていうのは初めてで。吉岡さんにもお聞きしたいんですが、ドラマシリーズを通じて島民の人たちに認められて家族のような存在になっていくという部分においてコトー先生を16年ぶりに演じて、苦労した部分はありましたか? 吉岡さん コトー先生に関して言うと、医師を育てると言いますか、コトー先生によって何かが変わって、また医師としての一歩踏み出すという。三上先生だったり鳴海先生だったり、それが今回は判斗先生で、今後『ドクター判斗物語』を僕はお客さんとして観たいなと思っています。継承してください(笑) ――髙橋さんも医師を演じる上で、大変だったことはありましたでしょうか? 髙橋さん 初めてだったというのもありましたし、判斗自身のバックボーンが医者の家庭に育った設定だったので、判斗の人生を考える上で、志木那島で暮らしているみなさんと同じように、パッと出の人間にはなりたくなかったので、ちゃんとバックボーンを考えたて臨もうと思って内側から作りました。あとは、医療シーンも見て、その手際だったりとかどういったオペがあるのかを勉強しました。 吉岡さん 今回、教えてもらいました、判斗先生に。「吉岡さん、こうですよ」って。僕もすっかり忘れちゃって。「どうやったっけ?」みたいな(笑)オペのシーンは、五島先生同様ずいぶん助けられました。 次のページ… ドラマを思い出しながら観てくださる人の歴史と僕らの歴史をこのスクリーンで共有できたら・・・ ドラマを思い出しながら観てくださる人の歴史と僕らの歴史をこのスクリーンで共有できたら、それが一番この作品にとってはいいことかな ――ぜひみなさんも映画でそのシーンを楽しみながら観ていただきたいと思います。では最後に一言名古屋のみなさまへ、そしてこれからご覧になるみなさまへメッセージをいただきたいと思います。 中江監督 わざわざ今日はお越しいただきまして、ありがとうございます。今日観るにあたって、テレビシリーズが昔あったんですけど、それを全く観てない方も全く心配する必要はございません。映画単体で楽しめるようになっていると思いますので、ぜひご覧になって、今のコトー先生、そして今の島の人たちをご覧になっていただいて、ちょっとだけホッとしていただければいいかなっと思っております。 髙橋さん 歴代シリーズを観てきたから、観てきた人からすると僕が映画の感想なんて言うの、おこがましいかもしれないですけど。僕が観させていただいて、僕の年代として自分がこう命のことを考えるのって、もっとずっと先なんだろうなって考えてたんですけど、やっぱり命あること生きること、想い合うことの尊さだったりと、すごく感じさせていただきました。なにより魅力はあの同じキャストが今もずっと生きているっていうことなので、織田判斗と志木那島にみなさんも一緒に行っていただけたらっと思います。そしてその中で、織田判斗の成長も少し観ていただけたらなっと思います。 吉岡さん 僕からは特にないかもしれない(笑)僕らの今この時代、コロナ禍でできる精一杯の作品です。これ以上のことは、もうできません。主役は16年という年月が経っています。「16年前、自分はこうしてたな~」とか、「この人と一緒に観たな~」とか「再放送でもこうやって観たな~」なんて思いながら観てくださる人の歴史と僕らの歴史をこのスクリーンで共有できたら、それが一番この作品にとっては、いいことなのかなと思っております。今日は本当にどうもありがとうございました。 命の大切さや尊さを改めて考えるいまの時代だからこそ観てほしい、いまの『Dr.コトー診療所』をぜひ劇場でご覧ください! Dr.コトー診療所 ミッドランドスクエア シネマ他で12月16日(金)より絶賛公開中! 監督中江功 脚本吉田紀子 原作山田貴敏『Dr.コト―診療所』(小学館) 出演吉岡秀隆、柴咲コウ、時任三郎、大塚寧々、髙橋海人(King & Prince)、生田絵梨花、泉谷しげる、筧利夫、小林薫、朝加真由美、大森南朋、富岡涼 他 主題歌「銀の龍の背に乗って」中島みゆき(ヤマハミュージックコミュニケーションズ) 公式サイトhttps://coto-movie.jp/ ©山田貴敏 ©2022 映画「Dr.コトー診療所」製作委員会 ※掲載内容は2022年12月時点の情報です
【絶賛公開中!】映画『すずめの戸締まり』名古屋での舞台挨拶に岩戸鈴芽役・原菜乃華さんと新海誠監督が登壇!
11月21日(月)、ミッドランドスクエア シネマで開催された新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』の“「行ってきます日本」全国舞台挨拶”に岩戸鈴芽役の原菜乃華さんと新海誠監督が登壇しました。動員460万人・興行収入62億円を突破した大ヒット上映中の本作。制作の裏話や名古屋について語っていただきましたので、その様子をレポートします! STORY 九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという―。不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。 名古屋めしがおいしくて、羨ましい ――はじめに会場の皆様にご挨拶をお願い致します。 新海監督 皆さんこんばんは、初めまして。映画『すずめの戸締まり』の監督をいたしました、新海誠です。2時間の長い映画を観てくださり、本当にどうもありがとうございます。お疲れだと思いますが、30分程お時間いただいておりますので、楽しいお話ができればと思います。ぜひ、一緒に楽しみましょう。どうぞよろしくお願い致します。 原さん 岩戸鈴芽役を演じさせていただきました、原菜乃華です。本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。こんなにもたくさんの方に観ていただくことができて、すごくうれしいです。短い時間ですが、本日は宜しくお願い致します。 ――どうもありがとうございます。日本全国舞台挨拶ということで、本日は名古屋にお越しいただきました。新海さんは、名古屋はお久しぶりですよね。 新海監督 名古屋には、3年前に『天気の子』という映画を作って、6年前に『君の名は。』でお邪魔いたしましたので、3年ごとに来ているという感じです。この3年間、新型コロナウイルスだとかすごく大変なことがあったと思うんですけれども、今日、また皆さんの顔を見られたことがとても幸せです。皆さん、お元気でしたか。 会場 (拍手) 新海監督 元気そうですね。菜乃華さんは名古屋には? 原さん 名古屋は6、7年ぶりに来ました。子供の頃に来た時以来です。昨日は、新海さんと一緒に名古屋めしの名古屋コーチン、今日のお昼には味噌煮込みうどんを食べさせていただいて、最高においしかったです。 新海監督 やっぱり、名古屋は食べ物がおいしいですね。名古屋の皆さんが羨ましいです。 ――名古屋を堪能してくださって、ありがとうございます。さて、先程、上映後には大きな拍手をいただいておりました。今日初めて観たという方もいらっしゃると思います。 原さん 今日初めて観たよっていう方、手を挙げていただいてもよろしいですか? 新海監督 ありがとうございます。4割ぐらいの方が手を挙げていますね。今日初めてご覧いただいた方には、たくさんの色んな味をギュッと詰め込んだ映画ですので、何を感じればいいんだろうともしかしたら整理できないまま、映画を観ていた方もいらっしゃるかと思います。今日、質疑応答や一緒にお話をしながら、映画が好きだったかそうじゃなかったか(笑)感想を定めていっていただければうれしいです。 最初の直感で、鈴芽の声は菜乃華さんじゃないかなって思いました ――原さんは本当に鈴芽ちゃんがスクリーンからでてきたかのように、ぴったりでした。ぜひ、オーディション時のお話を聞かせてください。 新海監督 ご存知かと思いますが、原さんは1700人の中から選ばせていただきました。宗像草太役の松村北斗くんに関してもそうなんですが、しっかりオーディションを行わせていただいて。中でも、鈴芽役はオーディションの人数が多かったんです。アニメーションですので、声優さん、女優さん、アーティストさんやアイドルの方も含めて、鈴芽の年代に近い方々から広く募って、候補をいただきました。自分の脚本は、自分の子どものようなものなので、1700人いたとしても一目で見つけられるんです。1700人の中で候補を出して、一人ひとり丁寧に、お芝居を聞かせていただくんですが、やっぱり最初に感じた「鈴芽の声は菜乃華さんじゃないかな」という直感を確認していく作業を進めていきました。 僕にとって一番怖いのは、もしオーディションに彼女がいなかったら…1700人の中からいくら探しても見つからなかったら途方に暮れていたと思います。今回、幸いなことに菜乃華さん、そして北斗くんがいましたので、そこから始動したレコーディングについては何の不安もなく、この2人に託せば大丈夫かなと思っておりました。 最初のアフレコでは、北斗さんが叫んでいた!? 原さん やっぱり、最初はうれしさよりも不安や心配の方が大きくて。その度に、監督は「僕たちは何も心配していません」とはっきり言ってくださって、安心しながらレコーディングすることができました。 新海監督 不安そうにしていたのは菜乃華さんも北斗くんもなんですが、特に北斗くんはアフレコを初めて行った時になんか叫んでいましたよね(笑) 原さん 「できないー!!」って叫んでらっしゃいましたね(笑)でも、松村さんもこんなに緊張されているんだったら、私なんかが緊張するのは当たり前のことなんだと思えたので、きっと松村さんなりの優しさだったんじゃないかなと思います。すごくありがたくて、隣で一緒に戦ってくれているような感覚がありました。 新海監督 僕は大丈夫かなと思いましたけども(笑)でも同時に、2人が不安そうに取り組んでくれているのが、うれしいなと思いました。その不安も含めて映画にもらえると思いましたし、映画ってなんでもそうですけど、物語がスタートした時点では、主人公というのは何らかの欠落や不安、不全感というのを抱えていて、それがこうエンディングを迎えたときには一歩背筋が伸びるような状態で「行ってきます」と言えるようになるのが映画だったりしますので、同じ工程を役者たちが2カ月かけて辿ってくれて、鈴芽の成長とシンクロするような芝居をお2人にはいただけたと思います。 舞台挨拶で生アフレコを披露! 新海監督 せっかくの機会なので、ここでアフレコをしてもらおうと思います!よろしいでしょうか? 会場 (拍手) 新海監督 急遽、新幹線の中で台本を書いてきたので、やりましょう! 原さん 実際のアフレコの時の定位置でよろしいでしょうか?目の前に画面があって、ガラスを一枚隔てた向こう側に監督がいらっしゃって、ここからは声は聞こえないのですが、マイクで演出をくださいました。 新海監督 僕たちは役者の横顔や台本を見ながら、声だけ聞いているんですけど、今日はみなさんが芝居をする役者の顔を正面から見られるので羨ましいなと思います。 原さん ガラスの向こうで監督がマイクを通さずに何か喋っている時は、聞こえなくて、すごくけちょんけちょんにされているのではと思っていました(笑) 新海監督 そういうことはないです。僕1人で決めるわけでなく、音響監督をはじめ、皆さんに「今、3回目やってもらって1つ目がいいと思うけど・・・」と、意見を聞いたりとか、このテイクだったら次の声はどんなトーンがいいかなだったりとか、そういう指示出しも含めて相談しているんです。 新海監督 今日は草太役がおりませんので、すずめに祝詞を唱えてもらいましょう。扉を押しながらなので、力を込めて言ってみましょう。 原さん わかりました! 新海監督 そして、北斗くんが今日いませんので、本人もとても悔しがっていましたがお仕事がどうしてもあって、みなさんによろしくお伝えくださいと結構頻繁にラインをくださいますので、だったら来てほしいなと思いながらも(笑)僭越ながら、僕が草太役をやらせていただきます。 会場 (拍手) 原さん よーいスタート! 生アフレコを終えて、会場一同拍手 ――体が震えますね!ありがとうございました。 新海監督 今のようにやりながら、北斗くんに今のはもっと泣きそうに情けない感じで言ってみてとか、菜乃華さんには、声は裏返ってもいいから本当に泣き出しそうな感じで言ってみましょうかとか、何度も何度もやりとりしましたね。時には、10回、20回、30回と2カ月かけてやっていました。 ――監督、役がお上手ですよね。 原さん 本当にお上手で、最初に鈴芽役も草太役も監督の声を入れたビデオコンテみたいなのをいただくんですけど、監督がお上手なのでこれを超えなくていけないとハードルがとても高くて、鈴芽役でも違和感ないんじゃないかなと思うくらいです。 新海監督 そんなわけないです(笑)ちょっと声のトーンを上げて喋るんですけど、ビデオコンテのラフに声と仮でアイフォンで録音した効果音を入れて2時間のコンテを作るんですけど、それを声は役者たち、画はアニメーターたち、背景は美術・CG人たちで 1コマ1コマ、1枚1枚、1言1言を上書きしていくんですよね。1年8カ月くらい続けて完成するんですけど、僕にとってはビデオコンテが全部完成カットになって、全部役者さんの声になった時は、本当に空気が入れ替わったような、色が入れ替わったような、新しい作品になったような感動があって、それが楽しみでやっているようなところもあります。今日は聞いていただけてうれしかったです。 新海監督・原さん ありがとうございました。 遊び心ある演出も見どころ ――本作は冒険物語でしたが、どうやって場所を決めたのでしょうか?(会場のお客さん) 新海監督 場所を選んだのはいくつか理由がございまして、映画の尺の中で描き切れる、展開的に観客を飽きさせないルートを最優先に決めさせていただきました。それまでには、神話をモチーフにしている部分もあるので、ヤマトタケルノミコトの東征のルートだったり、「戸」という文字のつく地名を辿っていくだとか、色んな案がありました。 ――私は今回で映画を3回観させていただいているんですが、何度観ても楽しめる注目ポイントを教えてください。(会場のお客さん) 新海監督 僕はいっぱいあるんですけど…最後の鈴芽と草太のシーン。僕としてはすごくいいなと思っていて、鈴芽をより好きになれました。 原さん 私もあのシーンすごく好きです! 『すずめの戸締まり』は、これ以上ないと思う映画 ――薄っぺらい質問になってしまうかもしれないんですが、次の作品は作り始めていたりするんですか?(会場のお客さん) 新海監督 薄っぺらくないですよ、重い質問でいらっしゃいます(笑) 会場 (笑) 新海監督 僕としてはこの前出来上がった作品という感じで、終わったと思ったら休む間もなく色んなところに行っていて(笑)次作はまだ白紙なんです。公開してから「怖くて怖くて仕方ない」と泣き言を菜乃華さんにも言っちゃっているんですけど。怖い理由はいくつかあって、この映画を皆さんにどのように受け止めていただけるんだろうっていう怖さ。8年ぐらいずっと考えてきたもので、最高のスタッフを集結させて、これ以上ないという映画を出したつもりなので、これで無理だったら次どうしたらいいか分からないなっていうくらいなんです。僕はこの先の人生でもう少し映画を作り続けられると思うんですが、『すずめの戸締まり』より良いと思える作品を作れるかどうかの自信が全くないんですね。どうしたらいいですかね?(笑) 会場(笑) 新海監督 ただ、菜乃華さんたちと色んな場所を回りながら、皆さんの顔を見て、もしかしたら何か出てくるんじゃないかなと思っています。次回作を作れと言われた気がしますので(笑)背中を押されたつもりで頑張りたいと思います。 観客の皆さんと一緒に作ったような濃い作品 ――最後に一言お願いします! 新海監督 長い時間、お付き合いいただきありがとうございました。『すずめの戸締まり』は僕1人の力では出来なかった作品なんですね。エンディングの曲である、RADWIMPSの「カナタハルカ」のなかに「僕にはない 僕にはないものでできてる 君がこの僕を形作ってる」という歌詞がありますが、そういう映画を作ったようなつもりでおります。素晴らしいキャスト、スタッフの力もそうなんですが、観客の皆さんと一緒に作ったような気持ちがどこか濃い作品なんです。皆さんの声がずっと聞こえてきているような気がして、この映画に導かれたと思っておりますので、少しでもこの映画を気に入っていただけましたら「私もこの映画に参加した」というくらいに寄り添っていただけるとうれしいです。『すずめの戸締まり』という映画は、これから日本全国、世界に旅立っていく映画となります。それでは、すずめさん! 原さん 行ってきます! 新海監督・原さん 本日は本当にありがとうございました。 何度も観ても楽しめる、約8年温め続けてきた新海監督のこれ以上ない最高傑作『すずめの戸締まり』。まだまだ大ヒット上映中なのでぜひ、劇場ですずめと一緒に旅へ出かけてみてください! すずめの戸締まり ミッドランドスクエア シネマ他で公開中! 原作・脚本・監督新海誠 声の出演原菜乃華、松村北斗 他 音楽RADWIMPS×陣内一真 公式サイトhttps://suzume-tojimari-movie.jp/ ©2022「すずめの戸締まり」製作委員会 ※掲載内容は2022年11月時点の情報です