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夜の本気ダンス、新アルバム『Fetish』インタビュー!

2019.07.02〈Tue〉

最終更新日:2019/07/02

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最終更新日:2019/07/02

メジャー3枚目のアルバム『Fetish』を6月5日(水)にリリースした夜の本気ダンス、米田貴紀さん(Vo / Gt)と鈴鹿秋斗さん(Drs / Cho)にインタビュー!前作から1年8カ月ぶりのアルバム作品となる、本作の魅力に迫りました。

photo / Masaya Miyata

 

メジャー3作目のアルバム『Fetish』のリリース、おめでとうございます。まず、CDディスクをケースから取り出したら、鈴鹿さんと目が合ったのでびっくりしました(笑)

鈴鹿さん  あ、合いました?(笑)

合いました。びっくりしました…これ、網タイツ履いてます?

米田さん  はい、履きました(笑)歌詞カードに女性の手や目の写真があると思うんですけど、実はメンバーが女装してやっているという…。

ええ!?そうなんですか!指とかめっちゃきれいですけど…!

米田さん  手は、僕ですね。つけ爪をつけてます。
鈴鹿さん  唇はギターの西田、足は僕、目がベースのマイケルで、各々撮ってます。

パーツの担当はどうやって決めたんですか?

鈴鹿さん  自分の得意なところというか、「撮るんやったらどこやろう」って話し合いながら、当てはめました。例えば、ベースのマイケルだとまつげが長いので、「目がいいんちゃうん?」とか話しながら。
鈴鹿さん  つけまつげつけてましたね。
米田さん  さらに盛ってました(笑)

唇もめっちゃセクシーですよね。

鈴鹿さん  これアップだとセクシーなんですけど、引いたらやばいです(笑)全体を見ると「うっ…」ってなる感じで、衝撃的でしたね。誰似で例えるなら、ミッツ・マングローブさんにめっちゃ似てました(笑)

そんな制作秘話があったとは…(笑)歌詞カードにも注目ですね!今作も中毒性があって、何回も聴き込んでしまうような曲が多かったんですけど、制作の経緯をお願いします。

米田さん  前作の『INTELLIGENCE』が、ストイックな感じでレコーディングを進めていたので、その反動というか、今回の『Fetish』ではリラックスした状態で作れたというか。レコーディングまでの準備も含めて、「広い視野で、時間をかけてしっかりと作れるといいね」と話してました。制作期間もすごく長かったですし、結果的に一曲一曲のクオリティを高めることができたアルバムになったと思います。

米田さんのコメントで「制作期間が曲によってバラバラだった」と拝見したんですが、時間をかけて作った曲と、短期間でできた曲は具体的にどの曲ですか?

米田さん  短いので言うと、1曲目の『Ain’t no magic』は、スタジオでその日にベースのフレーズができて、それに乗っかって他のパートもできていって…結果的に一日でほとんど曲が完成しました。僕たちにとっては、めちゃくちゃ短い期間で作った曲です。『Forever Young』『Sweet Revolution』とかは、デモの段階から含めるとかなり前からあって、リアレンジしまくって、最終的にこの形になりました。

温めていたデモはどれくらい前のものなんですか?

米田さん  最初に生み出したときは、一年前とか…?一日でできたものがあれば、一年かかっているものもあるので、かなり振り幅がありますね。
鈴鹿さん  『Sweet Revolution』は、サビだけはずっとあったんですが、アルバム作るってなった時に、新しくAメロを考えたので、結果一年かかりましたね。

平均の制作期間だと、どれくらいかかっているんですか?

鈴鹿さん  本当に始まりから形になるまでだと、一ヶ月くらいかけてますかね。

そう思うと、一日ってすごく短いですね。

米田さん  一人が「いいやん」ってなって作っても、周りの三人が納得しなかったら成立しないんですけど、『Ain’t no magic』が出来た時は、たまたまポジティブな空気感が出てて、一日で形になりました。たまにそうやって曲が作れるときがあって、前のアルバムでも『TAKE MY HAND』っていう曲があるんですけど、それも自然に曲が出来上がっていく感じでした。流れに身をまかせるというか…頭で考えなくてもすっとできる感じ。小説家でいうと勝手にペンが走ったって言うじゃないですか?そういうような感覚がたまにあります。アルバムに一曲くらいはありますね。

全員がそういったモチベーションじゃないとできないですもんね。

米田さん  そうですね、全員が同じ方向を向いてる時。そうしてできた曲は、他の曲にはない勢いがありますね。

『Sweet Revolution』のMVでは、クラウドファンディングでファンのみんなと一緒に制作したと聞きましたが、こういった取り組みをされてどんな印象でしたか?

鈴鹿さん  初めてやったんですけど、こんなにみんなが協力してくれると思わなかったです。愛を感じたのもあるし、リターンには「MV撮影のライブ観覧ツアー」が含まれてたんですが、実際にファンの皆さんの前で撮影するのがすごい良かったです。

鈴鹿さん  普段のMV撮影だと、自分たちしかいないんですけど、ライブしてる時のテンションで撮影できたし、ファンの皆さんも喜んでくれてはったし。僕ら、MVの間にショートコントみたいな寸劇が毎回あるんですけど、いつもは笑い声がないので、手応えがないままやってたんです。でも今回は、ファンの方が笑ってくれるので、ノリノリでいつもより欲しがってしまいました(笑)楽しかったし、ファンの方に喜んでもらって、こうやって作品を作るのも良い思い出になりました。こんなに協力してもらえたので、「次からの作品も楽しませていかないと」という意気込みも改めて持つことができて良かったなと思いました。

米田さん  僕も結果的に良かったなと思いました。クラウドファンディングを利用したことはなかったのですが、実際やってみると、リスナーやファンの皆さんの愛を感じるので、今の音楽シーンに適した形ではないかと思いましたね。より熱心な方が、アーティストを応援するやりとりとして、今の時代に合ってるんじゃないかと。

ファンとしては、エンドロールに自分の名前が載っているのも、感激しますよね。

米田さん  一緒に作ってるという感じがしますよね。もちろん、アルバムを制作するのは自分たちだけど、ライブとかでもそうですけど、お客さんがいて成り立つ場所だと思ってて。お互いに欠かせない存在というか、お客さんがいるからこそのアーティストというのが、すごくはっきりと明確になりました。

今回のクラウドファンディングは、ライブのようにファンの方々と繋がるプロジェクトになったということでしたが、普段のライブで意識していることは何ですか?

米田さん  僕は、お客さんと一緒に楽しみたいというのがあるので、どちらか一方的なものではないようにしたいと思ってます。コール&レスポンスのように、投げたら返ってくるみたいな、お客さんと会話のようなコミュニケーションをとることを意識してます。会話だと言葉と言葉ですけど、それが僕らは音楽でやってて、例えば、音を鳴らしたらお客さんが「ワー」となったりとか。そういったやり取りで、楽しい空間を作れたらいいなと思います。音を鳴らして、みんなにもロックという音楽で踊ってほしい。だから、僕がまず踊るようにしてます。そうすると、来ているお客さんが「踊っていいんだ」って伝わりますよね。その感じが好きですね。強制ではなく、自然と、そして自由に楽しんでいるという場を作りたいというのは、毎回思ってます。

鈴鹿さん  僕も、楽しい空間は大事にしてますね。初めての人でも、楽しんでもらえるように考えてます。同じ曲を演奏していても、その日のみんなの気持ちで聞こえ方が違うと思うんです。曲はバシッとクールに決めてても、MCはアットホームにして、MCで緊張をほぐして楽しんでほしいなと思います。僕の場合は、みんなと同じ目線でいたいので、下まで降りて喋ってますね。安心感を与えたいというか、みんなより下だよって見てもらって(笑)、「一緒に行こうぜ!」ってテンションを上げたいと思っています。

名古屋でのライブの印象はどうですか?

米田さん  僕のイメージでは、メロコアというか激しい印象です。「FREEDOM NAGOYA」のようなライブイベントもあるし、お客さんがモッシュしたり、ダイブしたり。今まで僕らのライブでリフト起こったことなかったんですけど、名古屋で唯一起きたんです。しかもタイミングも意味分からんところで(笑) 歌いながら、「大丈夫か?このあとそんなに盛り上がらんけど」って思ってました(笑)他では、味わえない反応があるので楽しいですね!

その都市ごとで反応って違いますか?

鈴鹿さん  札幌はめっちゃ声がでかい!名古屋もでかいです。「オイ!オイ!」が腹から声出てる。普段からやってる人の言い方ですね(笑)

名古屋は、熱量があるということですね!話は戻って、楽曲制作のお話を聞きたいのですが、リハスタで作ったと言ってましたが、いつもどんな風に制作しているんですか?

米田さん  いつもそうですね。リハスタで集まって、その場で作っていくほうが多いです。デモを持ってくるよりも、現場で作る方が基本です。今回6曲目の『Music For Life』、8曲目の『MONSTER (Rougelike life)』は、それぞれギターの西田とベースのマイケルがデモを作って持ってきてくれて、僕が聴いて、そこからアレンジしていったんですけど、今までにはない、全く新しい試みでした。

今までそういった制作方法はしたことがなかった?

米田さん  今までは『Without You』というシングルで、デモから作るようなやり方はしたことがあるんですけど、こうやって一つのアルバムの中で2曲入るのは、僕らの中でも変化だと思います。

スタジオでその場で制作する時と、デモがあって制作する時の感覚の違いはありますか?

米田さん  デモから作るとあまりライブ感がなかったり、自分では「めっちゃいい!」って思っても、一歩引いて聴くと思った感じと違うこともありますね。逆に言うと、スタジオで制作するとライブで強い曲、聞いて乗れる曲を生み出しやすいと思います。『Ain’t no magic』は、スタジオで作った曲ですけど、東京のツアー初日で演奏したときに、自分が思ってたより想像を超えて、お客さんがノってくれてました。スタジオで一気に作った曲だから、曲にそれだけ熱量があったんだと思ったし、そこを思い知らされたライブになりました。

歌詞の言葉選びがすごいなといつも思うんですけど、どこから湧いてくるものなんですか?インプットなどがあれば、教えてほしいです。

米田さん  歌詞は完全にオケを完成させてから一人で考えています。改めて振り返ると、映画に関連したものが多いなと思ってて。5曲目の『NAVYBLUE GIRL』は、デヴィット・フィンチャー監督とブラッド・ピットにインスピレーションされてるし、7曲目の『Take it back』のイメージは、ディストピア。SFや近未来の荒廃した感じをイメージしてます。10曲目の『Eternal Sunshine』は、そのまま映画の『エターナル・サンシャイン』に影響受けてます。そう思うと、意外に映画からインプットしてるのかなと。作ってる時は気付かなかったですけど、今回めちゃくちゃそういった曲が多いです。

4曲目の『Movin’ feat. Creepy Nuts』では、Creepy Nutsさんとの共作ですが、いかがでしたか?

鈴鹿さん  すごい楽しかったです。フェスとか一緒になったり、対バンでもお互い呼び合ってたりもしてたので、いつかやりたいと思ってたことが形になりました。オケを作った時に「ラップとかのるやろ」と思ってRくん(R-指定)に、最初に声かけたらすぐOKもらって。歌詞のイメージのミーティングだけして、それからレコーディングまで、あまりやりとりはなかったんです。2Aとサビを考えてくれてて、レコーディングの日に「なんかあったら言ってください」と言われましたけど、何も言うことないくらい良いラップを付けてくれました。カッコよすぎて、鳥肌立ちました。
米田さん  元々この曲でフィーチャリングは考えてなくて、オケを完パケさせてたんですけど、この曲で参考にしたのが、日本語ラップのパイオニア・近田春夫さんのバンドなんです。ライブ映像のドラムのリズムがカッコよくて、「こういうの作ろう」と言って作ったのがこの曲で。結果的に、いま一番かっこいいヒップホップユニットのCreepy Nutsとやることになって。それには、自分でもドキッとしました。「繋がんねや!」って。イベントとかフェスとかで会うことも多くて、ツーマンとかの対バンでもお互い誘ったり誘われたりしてたので、お互い分かり合ってて、もともとの繋がりがあった仲だからこそできたと思います。これが、初めましての人だと難しいこともあると思うんですけど、お互いリスペクトしている関係だったから、Creepy Nutsしかないということで頼みました。

昨年10周年を迎え、11年目に突入しましたが、今後のビジョンや挑戦したいことを教えてください。

米田さん  今、京都拠点でやっているので、京都ででっかいイベントをやれたらいいなと思ってます。ラジオもやってたりするので、全部を絡めて、一つのイベントをしたいです。
鈴鹿さん  若いバンドとか、同い年くらいのバンドとも仲がいいけど、大好きな先輩たち、例えばフルカワユタカさんとか髭さんとか。そんな先輩たちと仲良くしてもらえてるバンドっていうのは、そんなにいないのかな、呼んだりできるのは自分らなのかなと思っているので、僕らにしかできないような、主催のイベントをできたらいいなとずっと思っています。京都なら名古屋も近いので、ぜひ名古屋の方も。新幹線で、36分?(笑)

刻みますね(笑)

鈴鹿さん  さっき教えてもらいました(笑)
米田さん  僕らにしかできないことがあると思うので、そこをどんどん表現していけたらと思います。

主催イベントの開催、楽しみにしています!

3rdアルバム『Fetish』

2019.6.5 Release

【初回限定盤】(CD+DVD)
VIZL-1588/3800円+税

<収録曲>
■CD
1 Ain’t no magic
2 Sweet Revolution
3 Magical Feelin’
4 Movin’feat. Creepy Nuts
5 NAVYBLUE GIRL
6 Music For Life
7 Take it back
8 MONSTER (Rougelike life)
9 Oh Love
10 Eternal Sunshine
11 Forever Young

 

■DVD
『O-KAGE-DOSS “きゃっち・ざ・京都”』(2019年3月10日 KBSホール)
※恒例のメンバー全員による副音声も収録!!
Crazy Dancer
Magical Feelin’
Can’t You See!!!
Bob Dance Bob
Afro
– HONKI DANCE TIME –
Japanese Style
fuckin’ so tired
B!tch
BIAS
Weekender
Eve
Fun Fun Fun
TAKE MY HAND
WHERE?

 

【通常盤】(CD)
VICL-65192/2700円+税

 

『”Ain’t no she see”TOUR』
7月05日(金)広島・広島クラブクアトロ
7月18日(木)香川・高松MONSTER
7月20日(土)福岡・Fukuoka BEAT STATION
7月23日(火)愛知・名古屋クラブクアトロ
7月25日(木)大阪・なんばHatch

 

公式サイト
http://fan.pia.jp/honkidance/

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