2019.8.20tue
杏沙子、1stシングル『ファーストフライト』インタビュー!
昨年7月にメジャーデビューした次世代シンガー・杏沙子さんが、8月7日(水)に1stシングル『ファーストフライト』をリリース。朝日奈彩さん主演のドラマ「ランウェイ24」(ABCテレビ)の主題歌にも起用された楽曲ということで、注目の集まる今作にかけた思いをインタビューしてきました!
photo / Kazuhiro Tsushima
杏沙子(asako)
1994年4月4日生まれ。鳥取県出身。シンガー。2016年に初のオリジナル曲「道」を発表し、本格的に音楽活動をスタート。インディーズ時代には「道」「アップルティー」「マイダーリン」のMVをYouTubeで公開し、話題を呼んだ。2018年7月に1stミニアルバム『花火の魔法』にてメジャーデビュー。2019年2月に1stフルアルバム『フェルマータ』をリリースし、同年3月に東阪でのワンマンライブを開催。また同年4~5月には、“NHKみんなのうた”に、書き下ろしの新曲「ケチャップチャップ」が起用された。
今回、1stシングル『ファーストフライト』をリリースするということですが、シングルが完成した、率直な今の心境はいかがでしょうか?
今回の曲は、今放送している朝比奈彩さん主演のドラマ『ランウェイ24』の主題歌で、ドラマのストーリーに合わせて初めて書き下ろしたものです。26歳の女の子が主人公で、お父さんに憧れて自分もパイロットを目指すという物語なんですが、結果的に自分と重なる部分がたくさんあって。私も小さい頃に抱いたシンガーさんへの憧れが原動力になって、こうしてシンガーになって今も歌っているし、そこがすごく主人公と同じだったんです。書き下ろしでもあり、自分の曲でもあるというか。「決意表明」ではないですけど、これから夢に向かって進むときに、自分の中でもお守りになるような曲をシングルにできたことが、すごく自分にとっても大きいなと思っています。影響を受けたアーティストはいますか?
歌の原点は、松田聖子さんです。私の母が松田聖子さんのことが大好きで。鳥取って車社会でどこに行くにも車なんですけど、車の中で曲を何度も聴いて、一緒に歌ったりしてて。松田聖子さんの、同じ曲の中でもどんどん声が変わっていくところとか、曲ごとに違う人なんじゃないかと思うくらい声が違うっていうところに、歌の面ではすごく影響を受けました。あと、松田聖子さんの曲の作詞をされていた、松本隆さんも私の大きなルーツになっていますね。特に気に入っているフレーズや、聴きどころはありますか?
一曲を通して、空を飛ぶものの目線で曲が進んでいくんですけど、雲の中から始まって雲を抜けて、曲が進むごとに前進してるイメージで、サウンドも歌詞も作りました。曲を聴きながら、空模様の違いを楽しんでほしいです。杏沙子さん自身がこの歌詞にあるように、不安だなとか、逃げたいとか、くじけそうな気持ちになったときのリフレッシュ法はありますか?
何にも考えない時間を作ることですね。何にも考えないことが、一番のリフレッシュ法だなーと最近思います。私、お風呂が大好きで。長風呂したり、スーパー銭湯とかに行くのが好きなんですけど、そういうところでぼーっとしたり、海を見にドライブしたりとか、散歩で川沿いを歩いたりとか…。水場が好きですね。人間って“忘れられる生き物”で良かったなって思います。忘れることも時には大事かなって。水場で水に流すっていう(笑)『ファーストフライト』のMVは、雨の中で歌う姿がストレートに表現されていて、杏沙子さんのまっすぐなイメージにぴったりだと思いました。
ありがとうございます!雨の中で歌いたいっていうのは、私が監督に言って決まりました。雨用の水を400Lを用意していただいて、それを一日で浴びました(笑)メイクも全部取れて、最後のロングカットはコンタクトもとれちゃって(笑)何も見えてない状態でしたね。でも、だからこそ今まで自分がしたことのないような表情ができたのかなと思います。曲に合う必死な感じだったり、がむしゃら感が出せました。
カップリング曲の「青春という名の季節」は、ライブで定番の楽曲ということで、この曲の音源化を待ってた!という方も多いと思います。この曲は、インディーズのころからある曲ですよね?
この曲はインディーズの頃からライブで歌っていた曲なんですが音源化していなかったので、今回収録できてファンの方も喜んでくれて、私もうれしいです!メジャーデビュー曲の『花火の魔法』も、夏の青春を閉じ込めた曲でしたが、杏沙子さんの曲は「青春」をテーマにした曲が多いですよね?
『ファーストフライト』も言ってしまえば「青春」と言える曲だと思うんですけど、過ぎ去ってしまうものとか、いつか消えてなくなっちゃうものとかが好きで。今まで出した曲でも、『天気雨の中の私たち』って曲は、天気雨もいつか過ぎ去っていくものだし、『クラゲになった日の話』っていう曲のクラゲは、死んじゃうときに水になって溶けて消えてしまうような生き物だし、そういった“つかみどころのない消えてしまう何か”とか、“ずっと形にして手元に置いておけない何か”というのにすごく惹かれてて。だから「青春」っていう時間もそうですし、なくなってしまうものを気付いたら曲にしていることが多いですね。NHK『みんなのうた』で放送された『ケチャップチャップ』は、杏沙子さんの作詞・作曲ということですが、思わず口ずさんでしまう可愛らしい曲ですよね。オムライスが食べたくなりました。自炊もされるということですが、得意料理は何ですか?
オムライスです!よく作るので、必然的に上手くなったというか(笑)オムライスを実際に作ろうとしたときにケチャップがなかったっていう、実際にあった出来事を曲にしました。昨年の夏のメジャーデビューから1年経って、自分の中で変化したことや成長したものは何ですか?
一周回って、戻ったなって思います。インディーズのころは、自分が「最高!楽しい!素晴らしい!」って思う音楽を作ろうという気持ちでやっていたんですけど、メジャーデビューしてからは、「たくさんの人に聴いてもらわなくちゃ」というのが大きくて。自分の素直な気持ちで曲を書けなくなっちゃった時期があったんです。でも、その時期を一周して、『ファーストフライト』も嘘のない言葉で書けたなと思うし、「自分の信じるものを書けばいいんだ」って気付いた一年でしたね。原点回帰した一年ということでしたが、アーティストとしてこれから挑戦していきたいことは?
原点回帰したことで思ったのは、何より「自分が楽しい音楽を続けること」って一番難しいと思うんですけど、それを続けることですね。具体的な目標は正直なくって、とにかく自分が楽しいと思えるものを突き詰められたらいいなと思います。CONTENTS
杏沙子さんのサイン入りクリアファイルをプレゼント!
今回、特別に杏沙子さんのサイン入りクリアファイルを抽選で3名様にプレゼント!下記の応募フォームからご応募ください。※応募締め切りは8月30日(金)12:00
1stシングル『ファーストフライト』
8月7日(水)リリース
初回限定盤 [CD+DVD]
3456円 / VIZL-1618
“杏沙子 ワンマンライブ 「fermata」ライブ&ドキュメント 2019. 3. 30 Shibuya O-East”
収録DVD付き
通常盤 [CD]
1296円 / VICL-37486
<収録曲>
1. ファーストフライト
作詞:杏沙子 作曲:幕須介人 編曲:横山裕章
※ドラマL「ランウェイ24」(ABCテレビ)主題歌
2. 青春という名の季節
作詞・作曲:清家寛 編曲:横山裕章
3. ケチャップチャップ
作詞・作曲:杏沙子 編曲:山本隆二
※NHKみんなのうた(2019年4.5月放送)
<配信>
ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて配信スタート!※対応ストリーミングサービス:Apple Music、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimited、AWA、KKBOX、Rakuten Music、RecMusic、Spotify、YouTube Music
<特典対象チェーン>
・ポストカードA:タワーレコード全国各店/タワーレコード オンライン
・ポストカードB:ビクターオンラインストア/WIZY
※ビクターオンラインストア/WIZYで販売されるミニタオル付きセット商品は、特典対象外となります。
・ポストカードC:WonderGOO/新星堂(一部店舗を除く)/新星堂WonderGOO楽天市場店
・デカジャケ(24cm×24cm):Amazon.co.jp
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