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『Never Grow Up』のMV撮影は、吉村界人さんとの共演でしたが、印象に残っている撮影エピソードはありますか?

新宿駅のところでキスシーンをしたんですけど、それが一発目の撮影だったんですよ。「おはようございまーす!よろしくお願いしまーす!じゃあキスしまーす(笑)」みたいな感じだったので、それは「慣れもなしで!?」って感じで、お互い「気まずいね」って話したのを覚えています。そのあと海での撮影があって、実はその撮影の後に別のロケ地で撮影する予定だったんですけど、雨が降って次の撮影がなくなってしまって。これで終わりなのもさみしいなと思って、「最後もう一回入ろうぜ」ってなって(笑)雨も降ってたし、ずぶ濡れだし、すっっごい寒かったです。最後は、監督も一緒に海に入って撮ったりとか。制作現場の方もすごい面白い人で、界人くんと一緒に海に飛び込んだり。いい現場でしたね。


では、リード曲以外の曲についても、お話を聞かせてください。『Yesterday』の「こんな歌を書いたからきっと/君は私の気持ちを知るよ」の歌詞から、ちゃんみなさんの曲はどれも、“他の誰でもないその人”に向けた曲なんだなと。

この曲は、信頼している仲間が失敗をしてしまって、私が怒らないといけない立場だったんです。そのことが起こった帰り道に、この歌を作りました。その仲間は、そのことを反省していて、それでも人に何かを言わないといけないのは悲しかったし、しんどいことでしたね。

『君が勝った』は、あまり聴かない言い回しというか。複雑な思いが描かれている曲ですが、この曲についてはいかがですか?

「君が勝った」というこの言い回しは、今まで言ってこなかったですね。感情としては嫉妬というよりも、諦めに近いものだと思います。「I am a loser.」とか「I’m a fucking loser.」とかは歌詞として使ってきたんですけど、「君が勝った」っていう相手を認める言葉を今まで使ってこなかったんですよね。20歳になって使ったってことは、ちょっとした「諦める」っていう気持ちを持てたのかな。元々、自分で言うのもあれですけど、とげとげしい人間なので(笑)

ファッションやメイクについて、お気に入りはありますか?

私、本当にないんですよね(笑)普段着る服の系統も毎日違うし、メイクも今のヘアメイクさんに顔はお任せで、衣装もその時のテンションでスタイリストさんと一緒に選びますね。今のヘアメイクやスタイリストさんをすごく信頼しているので、こだわりがあるとすれば今のチームですね。

アルバムジャケットのアートワークについては?

レインボーにしたいっていうのがずっと前からあって、王冠のアイデアも私ですね。王冠が手になっているのは、元々用意されているティアラや王冠じゃないっていう。手の王冠は「成り上がり」っていう意味があるので、それを作りたいなと思って、作ってもらいました。

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MAGAZINE 雑誌『KELLY』

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ちゃんみな、2ndフルアルバム『Never Grow Up』インタビュー!

WRITER

Wakana Yamauchi

Wakana Yamauchi

兵庫県出身。京都の大学を卒業後、 編集者になるために名古屋へ。ゲーム、猫、ファッション、写真が好き。自宅をリノベーションして以来、インテリアにハマっている。

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