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【9/6公開】映画『台風家族』主演・草彅剛さん、監督・市井昌秀さんインタビュー!

2019.09.18〈Wed〉

最終更新日:2019/09/18

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最終更新日:2019/09/18

世界一“クズ”な一家だけれど何故か憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のような、めまぐるしい夏の一日を描いた、市井昌秀監督の映画『台風家族』が9月6日(金)から3週間限定で全国公開。主演の草彅剛さん、監督の市井昌秀さんにインタビューしてきました!

今作はオリジナル脚本ということで、アイデアのもとになったものは何ですか?また、それを1本の映画にするにあたって、どう構築していきましたか?

市井監督  30歳の時に、富山の両親の元を離れて東京に行きまして、長男なのに実家に帰っていないことに罪悪感もあり、何か家族の話を書きたいなと思っていたのがきっかけです。小学生くらいの時に、停電になるくらいの大きな台風が夜中に来て、台風が去った後に荒れた町に出て、不謹慎だけどはしゃいだ記憶があるんですね。そのとき、なぜか家族4人の姿がよぎりまして、何か家族の話を書く時は、台風とかけ合わせたものをやりたいなと思っていました。それでまたそのときに、霊柩車が駆け巡る様子が映像的にパッと入ってきたんです。旧式の霊柩車が面白いなとずっと思っていて、なにかヒントがあるんじゃないかと葬儀屋でアルバイトもして、そういうのが重なって、今回の映画が構築されていきました。

主人公が草彅さんに決まってから脚本を少し変えたとお伺いしましたが、本当ですか?

市井監督  そうですね。草彅さんは、昔から生きた芝居をされるというか、いつかご一緒できたらなと思っていました。主役が草彅さんに決まった時、プロットが8割くらいで、シナリオもまだの段階だったんです。草彅さんに決まってから、背中を押されるようにガーっと書きましたね。大きく言うと当て書きですが、草彅さんがこういう役をやったらおもしろいなというものがあったんです。それがずる賢いだけじゃなくて、頭に小さいがつくというか、“小ずる賢い”みたいな。実際は大きな方なのに、あえて小物なことをやると面白いんじゃないかと思って、それは僕自身も投影できたので、そこから今回の脚本がどんどん書けたという感じです。

今回、草彅さんが演じているのが、ずるい部分もあれば、優しい部分もある人間臭い役ですが、役柄の長男という部分も含めて、何か演じる上で、ポイントにしたことはありますか?

草彅さん  脚本を読んで、クズな奴だなとは思ったんですが、僕自身も長男なので、共感できる部分もすごくありました。自分の感情からかけ離れているということはなくて、むしろやりやすかったです。先ほどおっしゃってましたけど、監督は僕のちっちゃいところとかを分かっていて…というか、監督に見透かされているんですよね。そういうことを含めると、僕自身が小鉄という役によく出ていると思います。

それから、この映画は特にそうなんですけど、役っていうのは、実際はそう見えないんだけどハマるんじゃないかなとか、周りの人が考えてくれることに合っていることが多くて。だから監督が、俺のことをそんな大きな人間だと思ってくれてたんだなって感じて。でも、そんな大きな人間じゃないからごめんねみたいな(笑)。でも小鉄を演じるには、小さい人間で良かったな、って思いました。

現場でも監督に引き出してもらいましたね。やっぱり芝居なので、実際に自分と似ている部分があったとしても、芝居として出す、出さないで違ってきますし。僕も僕以外でも、みんなが本人としてちゃんと役に重なって、演じている姿が撮れたんじゃないかな。だから見ていて非常に飽きなくて、面白いものになっていると思います。

『台風家族』というタイトルで、家族だったり、親子だったり、そういう関係が描かれているんですが、草彅さんにとって家族で、思い浮かべる方はどんな方ですか?

草彅さん  やっぱり、自分の家族ですね。僕ももういい歳なので、自分の両親に会うたびに、すごく歳とったなって思います。だから、この物語の最後のシーンの叫びは、僕の等身大の心の叫びなんですよね。若い時だったらこの役は出来なかったですし、やっぱり家族や自分に近い人は大事だなと思いました。

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