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色使いにも、今までの鷲尾友公さんの作品にはない新しい試みが感じられますね。

「あいちトリエンナーレ2019」のキュレーターの方から、キーワードを事前に教えてもらっていたけど、どれも抽象的で。自分の中でもいろんな解釈ができるなぁと。いくつかスケッチを見せて、その中から選んでいきましたね。“混沌としている”や、“パッと見よくわからないけど、よく見ると何かが見えてくる”というような、キュレーターから聞いたことをメモに取って、あとは円頓寺を下見して感じたことを作品にまとめていきました。

鷲尾友公《MISSING PIECE》2019

鷲尾友公さんが抱かれていた、円頓寺の印象は?

円頓寺には友人の店もあるし、わりと定期的に遊びに来ていて、たまに飲みに来る商店街です。新しい店もオープンしていたり、“何か新しい取り組みをしている商店街”という印象ですね。

平日の円頓寺商店街は、落ち着いた雰囲気もありますよね。

静かな商店街という感じですよね。でも、平日のお昼時は、人通りが多かったのが印象的です。この壁画があることで、新しい風景になってくれると良いです。赤や青の鮮やかな色合いを使ったこと自体、ポジティブな印象なのかも。当初はベースを白黒にして、差し色を入れようとも思っていました。そんなに仰々しくなっても、街の人は毎日見る風景だから、その辺りも少し考えました。これを見た人の感想では、『太陽の塔』や、心臓に見えるという声もありました。謎解きではないけれど、いろんな思いを巡らせてほしいですね。

中心の人物を女性にされた意図は?

女性に見えるけど、実はそこまで性別はしていません。自分の中でまとめている時に、自然と出てくるラインが、優しい曲線になったと思います。「安心したい」という自分の感情が、女性っぽいのかな。僕がイラストレーターという立場だったら、もっときれいな女性にしていたかも。でも、そこが少し不器用で(笑)。自分の感情を表す線がそういう風になった、ということですかね。

人物の手の描かれ方が気になります。

参加したくても勇気がなくて、一歩踏み出せないような傍観者の心理って言うのかな。自分の足りない部分や他者には持っていないものを持っている、それを押し付けるというのは、人と衝突する原因になるから嫌で。例えば、満員電車でずっと携帯を見ていて、自分の描いた広告がまったく見向きもされなかったり、席を譲ることに気付かなかったり、そういう部分が傍観者っぽく絵になっているのかなぁ。静かに見ている人も社会にはもちろんいて、足りない何かをお互いに補い合っていくことに行きつきますね。個人的な作品ではなく、商店街に描かれるパブリックな作品だからこそ悩んだし、完成するまで時間がかかりましたね。

壁画を制作中、円頓寺商店街の人たちの反応は?

やっぱり日常の風景なので、興味津々の様子で、円頓寺商店街の人と仲良くなれましたね。街の人は出来上がるまで毎日の楽しみにしてくれていたから、少しでも面白がってくれればいいなと、見られていることは少し意識しました。最初はかなり抽象的な感じだったけど、だんだん出来上がっていく様子に興味を持ってくれて、アートに触れる瞬間をそばで見ることができました。エンターテインメイント性を備えていたからこそ、描く人もそれを見る人も刺激を受けて、パブリックアートって良いなと改めて感じています。トリエンナーレ内の『円頓寺デイリーライブ』もまだ続きますので、音楽と一緒に壁画を鑑賞してもらえるとうれしいですね。

※『円頓寺デイリーライブ』は10月11日(金)で終了。10月14日(月・祝)の最終日イベント『INVADER LADUTORM Extra Welcomes you to THE MISSING PIECE 』Landing Music by Calm (Music Conception)の詳細はこちら

 

あいちトリエンナーレ2019

期間
2019年8月1日(木)〜10月14日(月・祝)
会場
愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、四間道・円頓寺、豊田市美術館・豊田市駅周辺
時間
会場によって異なる
定休日
月曜休館(祝祭日を除く)、9月17日(名古屋市美術館のみ)
料金
1DAYパス(税込)/一般1600円、大学生1200円、高校生600円
フリーパス(税込)/一般3000円、大学生2300円、高校生1100円
※チケットの取り扱いは、国際現代美術展会場のチケット販売・引換場所ほか、愛知芸術文化センター内プレイガイドなど県内主要プレイガイド、主要コンビニエンスストアなど
※鷲尾友公『MISSING PIECE』などの一部作品や、『円頓寺デイリーライブ』などについては観覧無料
問い合わせ
052-971-6111(あいちトリエンナーレ実行委員会事務局)
公式サイト
http://aichitriennale.jp/
『円頓寺デイリーライブ』スケジュール
http://aichitriennale.jp/artwork/S51.html
Facebook
https://www.facebook.com/AICHITRIENNALE/
Twitter
https://twitter.com/Aichi_Triennale
インスタグラム
https://www.instagram.com/aichitriennale/

※掲載されている情報は、2019年9月時点のものであり、変更となる場合があります。

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✔ 「あいちトリエンナーレ2019」愛知芸術文化センター、四間道・円頓寺をレポート!

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