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アルバムには、「Carpe Diem」と「Only Our Oath」の2曲、インストが入っていますよね。インストがあることで、アルバムとしてまとまりが出ているなと思いました。

曲の幅もすごく広いので、場面転換をしてくれる、いい役割になっていますね。もともと両方、ライブのSEで使用していたインスト曲で、アルバムに入れたいと話していました。

5曲目「真理の火」は、壮大な曲調で、歌詞も強い言葉が多くて、アルバムの中ですごく存在感のある曲だなと思いました。この曲についてはいかがでしょうか?

この曲は、実は1年半くらい前にレコーディングして完成していて、ライブでもやっていた曲なんです。シングルカットで出そうか迷っていたこともありました。改めて今回のアルバムに収録されるとなって聴き直したとき、やっぱり今の自分で歌いたいと思って録り直したんです。結構温めていた思い入れのある曲で、今回やっと出せたので、「存在感がある」と言っていただけたのはうれしいですね。

録り直しを決めた理由で、大きかった部分は何ですか?

特に歌ですね。ライブで歌っていくと、曲に対する見方が変わっていくような部分もあるんです。やっぱり良くなっていきますよね、長いことやってる曲って。フィットするというか、もっと深いところまで行けるなと。前に撮った音もいいんですけど、それと比べたときに、この曲だったら今録った方がいいと思えたので。

今作には、「Parallel」も収録されていますが、この曲の<見えていたって/聞こえていたって/真実と限らない>という歌詞にあるように、『完全が無い』のテーマに繋がっていて、このアルバムには必要なナンバーだと思いました。

この曲は俺ららしさ全開の曲なので、今考えるとこのアルバムには必須だったなと思います。パラレルワールドの世界観が、『完全が無い』にも繋がっているような気もしますし。こういった初期の頃からやっている、自分たちのスタイルを強く持った曲を入れることによって、芯を強く示してくれるというか。

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Ivy to Fraudulent Game、2ndアルバム『完全が無い』寺口宣明さん(Gt&Vo)インタビュー

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