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向井太一さん、3rdアルバム『SAVAGE』リリースインタビュー!
#音楽

2019.10.5sat

向井太一さん、3rdアルバム『SAVAGE』リリースインタビュー!

ルーツとなるブラックミュージックを要に、エレクトロニカやヒップホップ、R&Bなどさまざまなジャンルを昇華した音楽性で、感度の高いリスナーの心を掴む注目のアーティスト、向井太一さん。9月18日(水)にリリースした3rdアルバム『SAVAGE』に込めた想いをインタビューしてきました!

向井太一 / Taichi Mukai
1992年3月13日、福岡生まれ、A型。シンガーソングライター。ファッション誌のウェブサイトでのコラム執筆やモデルなど、音楽以外でも活躍。2019年にはビルボードでのワンマン公演や台湾、中国3都市、韓国をまわるアジアツアーを完走するなど、ライブ活動をメインにジャンル問わず様々な仲間と繋がり継続的にシーンを構築。ハイブリッドなアーティストとして、更なるステータスを目指す為、アグレッシブに活動している。


3rdアルバム『SAVAGE』のリリース、おめでとうございます。2ndアルバム『PURE』から1年かからずのリリースということですが、今回のアルバムは、向井さんにとってどんな一枚になりましたか?

『SAVAGE』は、最初にコンセプトを決めて作りました。アルバムを出そうと決まって、自分が何を歌いたいかを考えたときに、全然思いつかなくて。というのも、ちょうどその頃、自信を失って落ち込んでいた時期だったんです。アーティストとしてどういうことをやっていきたいのかとか、この先やっていけるのかとかを考えたり、素晴らしいアーティストがたくさんいて、周りにもいい音楽を作ってる人がいて、急に自分がすごく平凡に感じてしまって。自分の音楽を聴くのも辛い時期があったんですけど、その辛いことを歌詞にしようと、『SAVAGE』のタイトルとコンセプトが決まりました。

僕はデビューからずっと、「ネガティブをポジティブに昇華する力」をテーマに歌ってきていて、今回は、ネガティブなことをマイナスにとらえるだけじゃなくて、未来へ繋げるための力に変えたい。このアルバムを作ることによって、ミュージシャンとしてのアイデンティティを取り戻したいと思って、制作が始まりました。

自信を失ってしまい、辛かった時期というのは?

うーん、前からずっと感じてはいましたね。「次やってやろう」みたいな気持ちで制作を続けてきたんですが、『27』くらいからその気持ちが強くて、リリースした後にガクッと落ちてしまったというか。自分の力が一回抜けてしまって、今回は歌詞も時間がかかりましたね。

以前よりも、ネガティブな気持ちが出てしまった

自分を見つめ直す期間が長かったんだと思います。『PURE』までは、どちらかと言うと、聴いてくれている人たちに向けて寄り添うようなメッセージを届けたり、聴いてくれているファンの人たちの助けになりたいという外向きの思いが強かったんですけど、今回はもっと内向きで、パーソナルなことを歌っています。ミュージシャンとして「生きるために曲を作るしかない」という思いが強かったですね。

リリースにかかわらず、常に楽曲制作を行っていて、フルアルバムも1年くらいのペースで出されていたので、ここにきて自信を失う時期があったというのは、意外でした

元々コンプレックスが強い方で、なにくそと思いながら活動や制作を続けてきたんですけど、一度そのパワーが切れちゃった感じでしたね。

そこからまた頑張ろうと思えたのは、何かありますか?

うーん。今回の『SAVAGE』を作ったから、「よし、最強。もう大丈夫」というものではなくて、一歩間違えたらまた落ちるし。

でも、一つ気付いたのは、音楽を続ける以上、一生この感情と戦いつづけなきゃいけないんだな、と。正解がなくて、何が受け入れられるか分からないまま、自分の信じることをやり続けるって、やっぱりストレスやプレッシャーもあって。どれだけ自分が大きくなって、どれだけ広く人に知られようが、その苦悩は変わらないんだなって気付いて、そんな感情を受け入れることができましたね。

未だにそうして落ち込んだりもするけど、曲にすることによって気持ちを受け入れられたり、ミュージシャンとしてやっていきたいと思えるというか。自分のアイデンティティを取り戻す感覚は、また戻ってきましたね。

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向井太一さん、3rdアルバム『SAVAGE』リリースインタビュー!

WRITER

Wakana Yamauchi

Wakana Yamauchi

兵庫県出身。京都の大学を卒業後、 編集者になるために名古屋へ。ゲーム、猫、ファッション、写真が好き。自宅をリノベーションして以来、インテリアにハマっている。

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