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「Voice Mail」は、ご家族のことを書いた曲ということでしたが、この曲についてはいかがでしょうか?

これは、歌詞そのままというか(笑)幼い頃の話ですね。ずっと心の中で思っていたことではあったんですけど、今まで音楽として昇華できなくて。サウンド面で特化した部分があるからこそ、歌詞の面もかけ離れたものが書けるようになりましたね。「この言葉選びは音楽としてどうなんだろう?」みたいな概念を取っ払って、ストレートに歌詞が書けました。実は、最初は全然違う曲だったんですけど、直前で、今だったら書けるかもしれないと思って、切り替わった感じです。

家族のことを歌った曲だと、兄や母親のことを歌った曲はあったんですけど、こっち方面の曲はなかったですね。ずっと自分の中で抱えていたものを、また一つ昇華できたのかなと思います。

今作のプロデュースには、以前から共作していた方々の他に、Kero Oneさん、Mori Zentaroさん、Shin Sakiuraさん、Opus Innさんが新たに参加されて、どんどん幅広くなっていますよね。楽曲の制作の仕方は、それぞれで違いますか?

違いますね。『SAVAGE』はコンセプトから決めていたので、まずどういう曲を作りたいというのが最初にありました。それを、この人とだったらこういった曲が作りたいというのを最初に話して、そこからラフをたたいてもらって、僕がメロディーと歌詞をのっけて、ブラッシュアップして形にしていきました。今は、その人とやっている意味合いを強くしたくて。Keroとかは、特にそんな感じですね。

僕は、トラック、メロディー、歌詞の順で曲を作ることが多いんですが、サウンドと全然違った歌詞を書くのが好きなので、歌詞の中身を伝えるというよりは、こういった音色やビート感のものを作りたいと伝えるようにしていました。

楽曲の制作は、歌詞が最後なんですね

苦手なことを最後まで残すタイプで。夏休みの宿題をギリギリまでやらない、みたいな(笑)特に今回は言葉選びが難しくて、時間がかかった作品だったんで、歌詞を書き始めるまではすごく時間かかりましたね。殴り書くように書いた曲もあったんですけど、曲によっては、本当に書けないものもありましたね。

歌詞で特に苦労した曲はありますか?

「Voice Mail」や「最後は勝つ」は、捻り出した曲ではありますね。逆に「ICBU」は、トラックに特化した曲だったんで、どちらかというと歌詞はすんなり書けました。「君へ」という曲は、コピーライターの阿部広太郎さんと一緒に共作をしていて、歌詞がより深まるためにはどうしたらいいかを違う方向で考えました。

自分の中で、特に思い出深い曲はありますか?

すでにシングルとして出した「道」とはまた別で、アルバムのために書き下ろしたもので一番最初にできたのが「Confession」だったんです。この曲を聴いた時、これは絶対一曲目にしようと思って、そこから全体図が見えてきました。アルバム全体を通して、物語の始まりになるような曲を作ろうと思って。今思い返すと、印象深い曲ですね。

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MAGAZINE 雑誌『KELLY』

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向井太一さん、3rdアルバム『SAVAGE』リリースインタビュー!

WRITER

Wakana Yamauchi

Wakana Yamauchi

兵庫県出身。京都の大学を卒業後、 編集者になるために名古屋へ。ゲーム、猫、ファッション、写真が好き。自宅をリノベーションして以来、インテリアにハマっている。

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