2019.10.8tue
料理研究家の鈴木あすなさんが「アトリエ Table for」をリニューアルオープン!
“豊かな食卓を提案する”をコンセプトに、豊かな食卓づくりの正しい情報を直接伝えられる場をと、料理教室「アトリエ Table for」をオープン。今回は、オープンを記念したレセプションパーティーに参加してきました!心のこもった料理とともに料理教室に込められた思いを詳しくお届けします。
“料理はもっとシンプルでいい”と伝えたい
さつまいものそうめん揚げ
最近では、「インスタ映え」を重視して作られた食事などを見かけることが多く、料理そのもののハードルが上がってしまっているかもと気にかけ、「料理はもっとシンプルでいい」と話す鈴木さん。旬の食材の栄養素を知り、簡単でおいしい調理技術を身につけることで、体も心も健康になることができます。
豊かな食卓作りに必要な3つのキーワード
具沢山 ちらし寿司
豊かな食卓作りで意識しているのは、「スキル」「知識」「思いやり」の3つのキーワード。家庭でも、シェフほどのスキルがなくても食べた人を笑顔にする最低限の調理技術は必要です。また、スキルがあっても、食材の栄養の知識がなければ、栄養価は偏ることに。そして、一番大切なのは思いやり。思いやりによって、スキルや知識をより深く身に着けることができ、大切な人の健康を気遣うことができます。
料理教室を通して、栄養学を学ぶ
じゃがいものポタージュ
料理教室の対象は、大人の女性と子どもになります。各クラスも最初の30分は栄養や食について学ぶ座学からスタート。野菜が持つ栄養価や、熱に強い・弱いなどの栄養素の特徴について学びます。レシピは「栄養が考えられたもの」「旬を取り入れたもの」「家で再現性の高いもの」「長く作り続けられるもの」「アレンジがきくもの」の5つのポイントを意識して提案。
料理教室の根本は母の味、「家庭料理」を作る
鶏ごぼう飯
家庭でも再現できるように、料理教室ではレシピを配布。家庭でもレシピを見て作りますが、自信を持ってもらうために「何も頼らずに自分の五感を使って、おいしい料理が作れるようになる」ことをゴールにしています。自分自身で作れるようになると、料理がさらに楽しくなります。
子どもの料理教室は、たくさん挑戦して失敗と成功を積む
キャロットケーキ
子どもの料理教室は、「料理を見ただけで、何から作られているかわかる子になる」ことがテーマ。大人同様に、レシピを見て料理を作れるようになることではなく、その先を目指しています。子どもたちが考えて体験して判断できる子になってほしいとの思いで開催。
鈴木あすなさんより、日刊ケリー読者にメッセージ!
「家庭料理をメインに、家でも作りやすいレシピを考案しています。毎日頑張らないといけないわけでなく、栄養がしっかり摂れることも意識することも大切。料理のハードルを下げて、みんなが作れるようなレシピを用意していますので、ぜひ!」
10月1日(火)オープン。5階の屋上では、野菜やハーブを育てるために準備中だとか。
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- Mai Shimomura
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