メンバーが作詞をすることのメッセージ性の高さ、メッセージの浸透力の強さもギャンパレには欠かせない強みですよね。

ココさん　　今回は、８曲目の『POISON』を書かせていただいたんですが、私のパブリックイメージとはギャップが出せたんじゃないのかなって思っていて。あ、でも、私のことをよく知ってくださっているファンの方は“らしいね”って思うのかも…（笑）。見た目からも能天気で明るいキャラクターに見えていると思うんですけど、実は結構考え込むタイプなので、その溜まったうっぷんを歌詞で吐き出しました。
ミキさん　　私は3曲目の『Wake up Beat!!』のラップ詞部分を書かせていただいたのですが、この曲は今年の夏に初めて挑戦したミュージカル『プレイハウス』のために、演出家の根本宗子さんが歌詞を描き下ろしてくれたものです。実際のミュージカルの中でも私自身、歌わせていただくシーンが多かったこともあって、とても思い入れの強い曲ですね。ラップ詞は、楽曲のコンセプトがしっかりと固まっていたので、悩みに悩んだというよりは、そのコンセプトからいかにズレずに言葉を歌詞に乗せられるか、という部分だけを気にしてスラスラ書けました。

メンバー全員で出演するミュージカル、という経験は大きいものだったんじゃないですか？

ココさん　　ギャンパレは、振り付けを自分たちで考えたり、歌詞を書いたり…自分たちが自分たちなりにセルフプロデュースをしてきた部分が多いので、ミュージカルみたいに誰かから役割を与えられて、それに対して自分が何％で応えられるか？という責任は、セルフでやること以上に責任感の必要なことなんだなって実感しました。人から与えられた役の中で自分を表現するっていうのは、本当に新しい経験で。
ミキさん　　お客さんに伝えたいことを、より具体的に表現することを学べた気がします。ミュージカルでは「私は今、こういう感情で、だから歌っているんだよ」って意味がちゃんとあるわけで、そこが新鮮でしたね。そのときの瞬間の感情だけじゃない、「この歌はこういう歌だから、私はこういう想いを乗せて歌っています」という、歌やダンスの表現の仕方のレパートリーを増やすことができたかなって思います。

9月からは、約1年ぶりとなるワンマンの全国ツアー『PARADE GOES ON TOUR』が始まりました。1年間の経験を全国にアウトプットする絶好の機会ですね。

ミキさん　　アルバム『LOVE PARADE』を引っ提げてのツアーになるので、“愛”というものを大きなテーマにして回っていきたいなって思っています。全国各地から来てくれる皆さんに、私たちなりの“愛の形”をたくさん伝えられるツアーにしたい。1ヶ所目の横浜（9/7.8の横浜Bay Hall）のお客さんが、私が思っていたよりも私たちにたくさんの愛をぶつけてきてくれていて…私たちはファンの皆さんから愛を貰ってばかりなので、これからはどんどん、貰っているもの以上の愛を返していかなきゃいけないなって思っています。
ココさん　　単独ツアーは1年振りなので、私たちをワンマンで観れることを楽しみにしてくださっているファンの皆さんに会いに行けることが純粋にうれしいので、体制は1年前とは違いますが、（1年間でいろんなことがあったので…）パワーアップした私たちを観ていただけたらと、すごく思います。

5月にナルハワールドさんが加入して、10人体制になってから初めてのツアーでもあります。

ココさん　 ナルハの加入は、2018年に7人から9人に体制が変わったとき（月ノウサギさん、ハルナ・バッ・チーンさんが加入）とは違っていて、そのときはグループの雰囲気や方向性が大きく変わった感覚が強かったんですが、今回は変革的な意味合いではなく、今まで作ってきた、ファンの皆さんが言ってくれる“ギャンパレらしさ”に新たな色味が加わった感覚です。
ミキさん 　ココの言うように、ナルハが加入して特別何かが変わったわけではなく、今まで9人で作ってきたものの中に、ナルハが今までなかった武器を持ってきてくれた感覚です。ここから10人で改めてというのではなく、これまでのギャンパレを10人でもっと世の中に広めていこうと思っています。

最後に、まだまだギャンパレ未体験の読者の方にメッセージをお願いします。

ココさん　　女性アイドルって聞くと、女の子には取っ付きにくさを感じさせてしまうのかもしれません。でも私たちは、自分たちで多くの歌詞を書かせてもらっていることもあって、同性の子たちにも共感してもらえる部分、私たち自身も自分たちの悩みとかを歌にのせてライブをしているので、女の子にも親しんでもらえるんじゃないかと思っています。ビジュアルの奇抜さとか（笑）、そういうのが先行してしまう部分もあるかと思いますが、やっていることは実はとてもストレートで、真面目なんですよ。
ミキさん　　純粋にまず、ぜひ曲から聴いてもらって、そこからどんな子たちなんだろうって頭でイメージして貰ってから、（その先いろいろと私たちのことを）知っていただきたいです。ビジュアルから入ってしまうと「おお、なんだ？！」ってなってしまう部分もあると思うので…（笑）。曲にこそ、私たちのすべてがあるはずです。

2019年11月13日（水）発売 ※先行配信中
初回生産限定盤[2CD+Blu-ray]1万3200円
通常盤[CD]3300円

【DISC1】CD（※初回生産限定盤 / 通常盤共通）
01.らびゅ
02.ブランニューパレード（AL Ver.）
03.Wake up Beat!
04.ALONE
05.Youthful Hero
06.Ready Go!
07.FAKE and FANTASY
08.POISON
09.Plastic Smile
10.Wonderful World
11.LOVE COMMUNICATION

【DISC1】CD（※初回生産限定盤 / 通常盤共通）
01.らびゅ
02.ブランニューパレード（AL Ver.）
03.Wake up Beat!
04.ALONE
05.Youthful Hero
06.Ready Go!
07.FAKE and FANTASY
08.POISON
09.Plastic Smile
10.Wonderful World
11.LOVE COMMUNICATION

【DISC2】CD（※初回生産限定盤のみ）
未定

【DISC3】Blu-ray（※初回生産限定盤のみ）
未定

※収録内容は変更になる可能性がございます。予めご了承ください。