作詞作曲を上野さん、松原さんが行っていますが、今回のアルバムの中で作詞作曲の中のヒントやインスピレーションはどういったものが含まれていますか。
松原さん 最初に曲を作りたいって思った衝動が、自分が落ち込んでいるときに、立ち直れるきっかけになった言葉とか思想とかを曲にして、何回も自分に聞かせていていました。実際に、音楽活動を続けていく中で、この曲に元気付けられたという言葉をいただいたので、意識して作るようにしています。上野さん まだ25年しか生きていないですけど、最近気になることや、初めて気付くことがいくつもあって。気付いて良かったこと、人生が豊かになったことを書いた歌詞に共感してくれる人がいて、曲を聴いたことでいろいろな事に気付いてくれてうれしいです。
今回のアルバムの中に収録されている『Othello』という曲は、“シェイクスピア”が書いたオセロという作品をモチーフに書いています。シェイクスピアのオセロの主人公になりきったもので、こういう具体的なインスピレーションもすこしずつ増えています。
作詞・作曲をするうえで、苦労したことは?
松原さん 二人で作詞・作曲をしているので、「ここはこの言葉にしたい」という雰囲気・イメージは共有できていて、お互いに言い合いを繰り返していく中でいいものが生まれていきました。レコーディングの歌録りぎりぎりまであと1ターン決まらない!ということもありましたね(笑)。上野さん 今回のアルバムの中で言うと『マジック』が大変でした。0から1は、彼が作っていてほとんどの歌詞も彼が作っているのですが、一節だけ悩んでいてすごく話し合っていて、ギリギリに決まりました。
悩んだときに、決定した決め手はなんでしたか?
松原さん なぜその言葉に落ち着いたのかはわからないまま、でもコレが良い!という感覚的な部分があります。具体的なことを歌っている曲でもないので、抽象的な答えを強制しない、聞く人によって自分なりの考えをもってくれたらうれしい。次のページ…
タイトル『CHOOSE LIFE』に込めた思いは?