今回のアルバム『CHOOSE LIFE』は「人生の選択」ということですが、このタイトルの意味とは?
松原さん 実はレコーディングの終盤で、このタイトルが決まったんです。コンセプトがないまま制作が始まり、デモテープをいっぱい出した中でファーストフルアルバムにふさわしい曲を選んでいきました。タイトルを決めるときに、『CHOOSE LIFE』を提案したのが僕なんです。1990年代のイギリスの映画『トレインスポッティング』の中で『CHOOSE LIFE』という言葉が使われていて、実際に流行った言葉でもあるんです。「人生は選択の連続」ってみんなが認めているようで認めていないのですが、もうちょっと気軽に選んでいって、人生そのものが豊かになってくれればと思いが込められています。そんな中、今回のアルバムの中でお二人のおすすめの曲は何ですか?
松原さん 皓平がメインに書いてくれた『悪魔のささやき』です。歌詞の中で「生まれたが最後」という言葉があるのですが、みんな生まれて死ぬってことは平等にあって、最初から悲観的に捉えることでマイナススタートになるのですが、そこからはプラスだと思います。生まれた瞬間から素晴らしいとプラスに捉えてしまったら、結構辛いことがあると思う。生きていると、人生色々ありますから…。でも、始まりからマイナスに思えていれば、どう生きていけばわからない一人ひとりの救いの言葉になるのではないかなと思います。上野さん 先ほどにもあった『マジック』という曲ですね。歌詞作りにも苦労したのですが、ツインボーカル・ツインギターで演奏していく中、ギターソロの部分も今回始めて取り入れてみました。今までのバンド活動でやったことがなく、一つの挑戦になっているのでぜひ聴いてほしいなと思います。
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初回限定盤の特典映像撮影のエピソード