2ndリード曲「伝えたいこと」では、ワンカットシーンに見える演出も初の試みだとか。実際にチャレンジしてみてどうでしたか?

カット数としては3カット、編集点としては2カ所ありますが、ワンカットに見えるように撮影するには、私はもちろん、監督さん、カメラマンさん、照明さん、エキストラさんのみんなの息が合わないと、作品として成り立たないんですね。0.何秒でもずれるとダメなので、難しかったです。3カットと少ないので「すぐ終わるかな?」と思っていたら、今まで一番長いんじゃないかと思うくらい撮影していました(笑)。


胸の奥がギュッとなる、切ない大人の恋愛模様を描いている曲もあれば、友達と遊んだり、励ましあって夢を追いかけたり、背中を押してくれる曲もありますよね。この1枚がいろいろな感情のときに共感できる曲だなと思いました。インプットはどこから?

日々生活していく中で、本当に感じた気持ちを言葉にしています。今回のアルバムでは、製作期間に、同級生の友達たちに久しぶりに会って話をしました。それぞれ仕事、結婚、出産…と、いろいろなことで悩んでいて、一回立ち止まって何かを考える時期かなと客観的に思いました。27歳、28歳、29歳って、「アイデンティティクライシス」とか、「第二の思春期」と言われることもあって、女性にとって様々なことを考える時期だと思います。自分も迷いや不安を感じていたので、それらを言葉にしました。出来上がったときも肩の荷がおりたというか、言葉にしたことで心の中の「焦り」「不安」「迷い」をすべて出せて、とても軽くなった気がしました。こんな感覚になったのは初めてでした。

ジャケット写真も、ラベンダー一色が素敵で、でも特典ポスターなどは少しずつ雰囲気も違っていて…こだわった部分などはありますか?

今回のアルバムは、アートディレクターさんと話し合いながら進めましたが、基本的にいつもビジュアルやアートディレクトに関しては、自分のやりたいことを表現しています。こだわりが強いので…(笑)オードリー・ヘプバーンが大好きで、今回も写真集などを参考にしながら、「こういう風にしたい!」を実現させていただいたアルバムです。

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chay、3rdアルバム『Lavender』リリースインタビュー!

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