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【1/24(金)公開!】映画『風の電話』監督・諏訪敦彦さん、主演・モトーラ世理奈さんにインタビュー

2020.01.18〈Sat〉

最終更新日:2020/01/18

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最終更新日:2020/01/18

岩手県大槌町に実在する電話ボックス「風の電話」を題材にした映画『風の電話』が、1月24日(金)より全国で公開。監督の諏訪敦彦さん、若手女優としても注目を集め、主人公のハルを演じたモトーラ世理奈さんに、作品に込めた思いや見どころなど、たっぷりインタビューしてきました!

あらすじ
17歳の高校生ハル(モトーラ世理奈)は、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母の広子(渡辺真起子)の家に身を寄せている。心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。自分の周りの人が全ていなくなる不安に駆られたハルは、あの日以来、一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。広島から岩手までの長い旅の途中、彼女の目にはどんな景色が映っていくのだろうか──。 憔悴して道端に倒れていたところを助けてくれた公平(三浦友和)、今も福島に暮らし、被災した時の話を聞かせてくれた今田(西田敏行)。様々な人と出会い、食事をふるまわれ、抱きしめられ、「生きろ」と励まされるハル。道中で出会った福島の元原発作業員の森尾(西島秀俊)と共に旅は続き…。そして、ハルは導かれるように、故郷にある「風の電話」へと歩みを進める。家族と「もう一度、話したい」その想いを胸に──。

この作品が生まれた経緯を教えてください

諏訪監督  実はこの作品は、自分から始まった企画ではないんです。岩手県在住の庭師・佐々木格さんが、死別した従兄弟ともう一度話したいという思いで、自身の庭に「風の電話」と名付けた電話ボックスを設置されていて。亡くなった人と会話したいという人が多数そこを訪れていて、それがメディアで報道されていました。企画・プロデューサーの泉英次さんがその報道に心を動かされて、彼が佐々木さんの元に何度も通い、承諾を得てやっと実現したのが始まりでしたね。その後、泉さんから僕に持ち込み企画として、監督の依頼が来て。僕が今まで撮ってきたような映画とは題材も違えば、電話ボックスというモチーフを映像化するのは難しいのではないかと、最初は正直戸惑いました。でも、逆に自分の中で「これをこうしたらこうなるな」というのがすぐには見えなかったので、「これはどうなるのかな、何ができるんだろう」と、ある意味では興味のようなものを大切にしながら、手探りで作れた作品だと思います。

作品との出合いや、演じた役の印象について教えてください

モトーラさん  「風の電話」の存在は、私もこの映画で初めて知りました。映画のオーディションを受けて、ハルという役に出会いました。オーディション前に台本を読んでいたのですが、内容が辛すぎて途中から読めなくなりました。家族が亡くなる話や親子が別れる話っていうのが、嫌いではないのですが、昔からどうも苦手で。私自身は、家族みんなが元気で。だから今回、「やりたくないな、できないな」というのが正直なところでした。
諏訪監督  最初は演じたくなかったんだよね(笑)。オーディションは一次、二次という風にあって、最初にモトーラさんにお会いした時は簡単なお芝居をやってもらったのですが、もうその時点で「この人しかいないな」と決めていたことは確かですね。モトーラさんの仕事をすべて知っている訳ではなかったのですが、モデルなどお仕事の資料を見ていて、このオーディションにモトーラさんが来ることを知って、僕の中では「これがハルなんだろうな」と、すでに決まっていましたね。僕の映画の撮り方は普通ではなくで、台本もないから、二次ではどういう風に演じるのかを一応確認したくて。彼女自身は即興のお芝居が初めてのようでしたが、それが素晴らしくて。たたずまいや居方に、思わず視線を引き付けられるのが、一番の魅力ですね。彼女は、何かを発信するまでに自分の中で考えていることもあって少し時間がかかるタイプですが、その時間を待っているのが全然退屈じゃなくて。彼女の中に流れているその時間が、僕はとても好きですね。

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