シンガーソングライターのReN(レン)が、最新EP『Fallin’』を11月27日(水)にリリース。アルバムの聴きどころや楽曲制作の裏話、名古屋についてなど、インタビューを行いました!
今回、新しくEP『Fallin’』をリリースされたとのことで、おめでとうございます。タイトル曲の『Fallin’』はシーズン的にも、今の時期にぴったりな曲だと感じたのですが、この曲には、どのような想いや経緯があって完成されたのですか?
ReNさん この曲はクリスマス前に制作しました。自分の楽曲を振り返ったときに、恋愛の歌でも、悲しめな楽曲が多くて、あったかい曲があまりなくて。こういう寒い季節だからこそ、あったかい曲を作りたいなという気持ちで制作しました。いつもアコースティックギターを使うんですけど、たまたまスタジオの中で、古いヴィンテージのエレキギターをスピーカーに繋いで弾いていた時に、『Fallin’』のトラックというか、ギターの質感が出来上がって、この質感でストレートなラブソングが作りたいなって思って出来上がりました。
そのヴィンテージのエレキギターはたまたまあったんですか?
ReNさん いえ、違うんですよ。僕が、そもそもエレキギターにすごく興味があって。それで、本当に探せばたくさんあるんですけど、リサイクルショップみたいな、中古屋さんに、形も雰囲気も佇まいも気に入ったヴィンテージのギターが売っていて、僕がそれに一目惚れしたんです。スタジオに持っていって楽しく弾いていて、その中で『Fallin’』は出来上がりました。
弾いている中で、偶然生まれた楽曲ということですね
ReNさん そうですね、そんな感じです。で、このギターが1956年製なんですけど、本当に古いギターで、曲調もなんか、アメリカのオールディーズな懐かしいような、体がちょっとこう揺れるようなリズムがあって、せっかくこういう歴史のあるギターで弾いているから、そういう世界にしたいなと思って、自然と引っ張られていったような感じがします。
『Fallin’』の歌詞の中で、「僕が選んだ君だから」という歌詞が、個人的にとても好きだなと思ったのですが、曲を制作する上で、どういうところからインスピレーションを得ていますか?
ReNさん 自分は曲を作るときに、大きく分けると2つの世界があるんです。感情をバーンと追放する曲と、なるべく寄り添って近くで聞いているような、アコースティックな感じ。そういった側面を、少ない曲数ではあるんですけど、EPで表現したくて。今回の『Fallin’』に関しては、ストレートなラブソングだからなるべく景色を見せたくて、目を瞑って聴いたときに、歌詞にインスピレージョンを受けたり、景色が浮かんだり、感情を伝えているだけではなくて、頭の中でそういう景色に変わるような、そういったものにしたいなと思っていて。だから、大きい会場じゃなくて、なるべく耳元のそばで歌ってるような世界観にしたくて、あったかい感じというか、暖炉が思い浮かぶような感じの曲にしていきました。