3人体制での初めてのアルバムですが、その他にアルバム制作で“初めてだったこと”は?

本当に、初めてのチャレンジだらけでした。音楽プロデューサーの蔦谷さんと一緒に楽曲を制作するっていうのも、僕らにとっては初めてだったし、やっていく中で、「歌詞はこういう風にやっていこう」「より多くの人に届く形にしたい」という会話が生まれて。今まではやってこなかったけど、蔦谷さんとの曲に関しては、歌詞のやり取りを何度もして、ブラッシュアップすることもありました。楽曲においても、色々な新しいチャレンジをしましたね。

蔦谷さんと制作を始めてそろそろ一年が経ちますが、向き合い方や関係性は変わってきましたか?

最初は自分も気を張って、意見を曲げない気持ちで取り組んでいたんですけど、作業を重ねていく中で、例えば二択で迷ったとき、蔦谷さんも僕と同じ答えを選んでくれることがあって、勝手にシンパシーを感じていました。楽曲に対する真摯な向き合い方もとても尊敬できたし、本当に信頼できる方なんだなと。僕らへの配慮もすごくあって、「嫌がる事は絶対にしない」と何度も言ってくれて、ありがたかったです。

意見がぶつかったり、ディスカッションをしたりすることは?

うーん、ぶつかることはほとんどなくて、むしろ僕らに委ねてくれる部分がすごく大きかったです。僕らも凝り固まった考えで曲を作らないように、考えていたくらいですね。


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アルバムタイトル決定後に生まれた、表題曲の『BORDERLESS』

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雨のパレード、新アルバム『BORDERLESS』福永浩平さん(Vo)インタビュー

WRITER

Moeko Mizuno

Moeko Mizuno

岐阜県多治見市出身。雑誌編集者として飲食店やショップを中心に取材経験を積んだ後、家業の陶器屋に転職。現在はライターとの二足のわらじで活動中。趣味は休日に各地のカフェや純喫茶を巡ること。

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