本の中では、「甘える勇気」という章が印象的でした。「甘えるのが苦手」という方も多いと思いますが?

確かに、ほとんどの人がそうですよね。でも皆さん、20代に床ずれするくらい寝て、30代半ばに「あれ?年末(の書き入れ時に)仕事ないな~」と思ったら素直になれると思いますよ。「なんで仕事がないんだろう?」「あれ、俺仕事できないんだ」ってなったら、「じゃあ、もう何でも甘えよう!」って。崖から落っこちて、もう人の手を借りないと上がれなくなっちゃったんです。

先輩方には、そういう時に助けていただいたわけですね。

いや~、そうですね。キャイ〜ンなんか、割と早く売れていって。現場で「誰か面白い人いない?」ってスタッフに聞かれるじゃないですか?そうすると、真っ先に名前を出してくれてね。まあ、キャイ〜ンが名前出しても決まんないっていう(笑)。そのくらい追い込まれてました。あと、本にも書いてありますが、17、8年前にADだった子が今プロデューサーになって、番組に呼んでくれることもあるんです。現場へ行ったら「飯尾さん!覚えてますか?やっと呼べるようになりました!」「おお!」って。

泣けますね…。

だから、人の力ばっかりです。ネプチューンやくりぃむしちゅーも同期なんですけど、あの辺の人達がキツい闘いをしてきて、持った自分の番組に呼んでくれてるから。僕らはバックパッカーみたいなもんですね。いつも渡り歩いて、「あ!キャイ〜ンの車だ!」「ネプチューンだ!」って。


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名古屋パルコで、
「ずん飯尾のどのみちぺっこり展」開催中!

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【インタビュー】ずん・飯尾さんが初エッセイ集「どのみちぺっこり」を発売!展覧会も開催中♪

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Moeko Mizuno

Moeko Mizuno

岐阜県多治見市出身。雑誌編集者として飲食店やショップを中心に取材経験を積んだ後、家業の陶器屋に転職。現在はライターとの二足のわらじで活動中。趣味は休日に各地のカフェや純喫茶を巡ること。

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