店主の片蓋（かたふた）さんは、いりなかにある野菜たっぷりのサンドイッチが人気のカフェ「SALAD SHOP LANCIA（ランチア）」で働きながら、名古屋はもちろん、東京や大阪など、全国約100店のハンバーガーを食べ歩いてきました。また、三重県出身の片蓋さんは、昨年10月から3カ月間、四日市にあるバーを間借りして、ハンバーガーをランチで提供。試行錯誤を重ねながら、自分が本当においしいと思えるハンバーガーを作り上げてきました。

そのこだわりの一つが、粗挽き・中挽き・細挽きと3種類の挽き肉を、あえてブレンドしたパティです。「粗挽きだけだと少し筋張ってしまい、逆に細挽きのみだと食感が物足りない。ちょうどいい、両方の良さが感じられる食感を目指して、3種類をブレンドしています」と片蓋さん。混ぜ合わせるときには、アクセントとして数種類のスパイスを加え、食欲を誘うような下味をつけています。

もう一つ、ハンバーガーを食べ歩く中で、厳選したのがバンズです。全粒粉を使い、さらにオーブンで焼くことで、外はカリッと香ばしく、中はふんわりとした食感を実現。ボリューム感があるのに重たくないのは、この軽やかな口あたりのバンズのおかげと言っても過言ではありません。

「メキシカンチーズ」（税込1650円）、ディナータイムは、フライドポテトorミニサラダ付き

11時半から15時のランチタイムには、定番の「ハンバーガー」（税込1000円）や「チェダーチーズ」（税込1100円）、「テリヤキモッツァレラ」（税込1150円）に加えて、新作や人気のハンバーガーを、日替わりで提供しています。一方、ディナータイムは、10数種類のハンバーガーにくわえ、「チリコンカン＆アボカド」や「オニオンリング＆ポテト」（税込650円）などのサイドメニューや、ビール、カクテルなどのドリンク、スイーツなども用意しています。ランチ、ディナーともに、アボカドやベーコン、チーズ、ネギ塩など、トッピングも約15種類と豊富にそろえています。

この日は、「メキシカンチーズ」を味わいました。豆と挽き肉、トマトをピリ辛に煮込んだチリコンカンは挽き肉がたっぷりで、ハンバーガーからこぼれるほど盛り付けられています。全粒粉のバンズはカリッと香ばしく、食べ応えのある食感とジューシーさを兼ね備えたパティとマッチしていました。

ランチタイムは、＋150円でドリンクが付けられます。また、＋250円でフロートにすることも可能（単品650円）。隣にある「ファーマシーコーヒーラボ」のコーヒーを持ち込むこともできます。お互いに持ち込みができ、後に訪れたほうで30円引きになるそうです。

取材におじゃました日には、ちょうど三重県いなべ市の「いなべプリン店」が、様々なプリンを出店していました。ランチの日替わりメニューに加えて、三重や名古屋のお店とのコラボや、音楽イベントなどもこれから開催していく予定とのこと。

「いつ訪れても楽しんでいただけるように工夫を凝らしていきますので、ぜひ、毎日のようにハンバーガーを味わってもらえたら嬉しいです！」

※掲載内容は2020年3月時点の情報です