クリエイターが集い、発信できる場所に

西尾さんが最初のお店を、地元である岐阜・柳ヶ瀬に開いたのは、2017年10月のこと。それまで西尾さんは、高校の美術講師として働きながら、自身の作品をシルクスクリーンで印刷して、柳ヶ瀬で毎月第3日曜に開催されるサンデービルヂングマーケットなで発表していました。

「当時は、岐阜や名古屋にシルクスクリーンをできるお店がなくて、わざわざ大阪まで出かけていました。近くに印刷できる場所があったらと思っていたとき、大阪の印刷所がシルクスクリーンのキットを販売し始めたんです。『誰もやらないのなら、自分でやってみよう!』と、ちょうど出店者を募集していた『ロイヤル40』で、シルクスクリーンのショップを始めたんです」

今の女の子の日常をさりげなく切り取った、西尾さんのイラストがあしらわれたくつ下(1650円)

それから2年半近くが過ぎ、スロメNAGOYAをオープンした理由は、より大きな作品を印刷するために、大型の製版機が置ける広い場所を探していたとき、縁あって千代田のこの物件と巡り合うことができたから。

「柳ヶ瀬のお店は、ワークショップなどの体験をメインにした場所。名古屋はワークショップだけでなく、イラストやデザインに興味のあるクリエイターが作品を製作したり、発表したりと、ものづくりに関心がある人たちが集い、刺激しあえる場所にしていければと思っています」

※掲載内容は2020年3月時点の情報です

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名古屋・鶴舞「スロメ NAGOYA」でシルクスクリーンを体験!

WRITER

Masahiro Sugiyama

Masahiro Sugiyama

金沢の出版社、東京の雑誌『自休自足』(現『TURNS』)の編集部を経て、2009年に独立。2016年秋から、地元・愛知へUターン。月刊『KELLy』では、おでかけ記事を担当し、年間200軒以上のショップや飲食店を取材!著書に、『ふだんの金沢に出会う旅へ』『レトロカーと。』(ともに主婦の友社)など。

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