2020.4.21tue
意外と知らない「番茶」のこと、おいしい淹れ方から保存方法まで
日本人の日常の中にある「お茶」。その中でも「番茶」は普段使いのお茶として親しまれており、その素朴な風味はどこか心を落ち着かせてくれます。今回は日常使いのお茶、「番茶」を紹介します。
CONTENTS
番茶比べ
番茶の捉え方は、地域によって異なるお茶を指すことがあります。北海道や名古屋では、番茶=茶色いお茶(ほうじ茶)をイメージする人が多いそう。しかし、緑色も茶色も、お茶の葉は同じ緑茶であり、番茶と言えるのです。
番茶のおいしい淹れ方
知っているようで意外に知らない番茶の淹れ方。煎茶などと比べると、お湯の温度は下げず、熱湯をそのまま注げばいいという簡単さが魅力です。シンプルですが、少しこだわるだけでも味が違うのだとか。丁寧な作業は、心も落ち着かせてくれるはずです。
①急須に茶葉を入れます。1人分でティースプーン1杯(およそ2~3g)が目安ですが、決まりの量はありません。自分好みの濃さに調整してみてくださいね。
②ポットから熱湯(約100℃)を急須に注ぎます(1人あたり約100cc)。この時、急須をゆすらずに静かに20~30秒待ちましょう。ミネラルウォーターの場合は、軟水がおすすめです。
③味と水色を均等にするため、少しずつ順に茶碗に注ぎます。
まわしつぎをして、おいしさの残る最後の一滴まで注ぎきりましょう。急須にお茶を残さないことで、二煎目も渋みが残ることなく飲むことができます。
茶葉の保存のポイント
茶葉は1ヶ月以内に使い切るのが理想です。保存する場合は、香りや味に影響がでないよう密封容器に入れ、冷蔵(冷凍)庫保管がおすすめ。冬は室内が温かいので、冷蔵庫から取り出した際の結露に注意しましょう。
お茶はこれが苦手
- ●湿度
- 茶葉の中の水分量が増えると、色や香りが変質します。
- ●空気
- 空気に触れるとカテキンやビタミンCが酸化し、味を低下させます。
- ●匂い
- 茶葉は香りを吸収しやすいため、冷蔵庫の保管時も気を付けましょう。
番茶のさっぱりとした後味は食後にも最適。口の中を気持ちよくしてくれます。また、カフェインが少ないのでお子さまも安心して飲めるのが魅力です。毎日の生活に、番茶を取り入れてみませんか。
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