2020.6.19fri
The Songbards(ザ・ソングバーズ)が新曲「窓に射す光のように」をリリース!上野さん(Vo.Gt.)&松原さん(Gt.Vo.)にメールインタビュー
The Songbards(ザ・ソングバーズ)が新曲「窓に射す光のように」をリリース!上野さん(Vo.Gt.)&松原さん(Gt.Vo.)にメールインタビュー
神戸発の4人組バンド、The Songbards(ザ・ソングバーズ)が6月17日(水)に新曲「窓に射す光のように」をリリース。上野皓平さん(Vo.Gt.)・松原有志さん(Gt.Vo.)のお二人にメールでインタビューをさせていただきました!
The Songbards(ザ・ソングバーズ)
17日配信の新曲「窓に射す光のように」は、優しく包み込まれるような、心地良いサウンドが印象的でした。まずはじめに、曲が出来上がった経緯を教えてください。
上野さん 長田弘さんの詩に影響を受けて、サビの歌詞ができてから1コーラスを一気に作りました。そこから有志にギターソロを付け足してもらったり、しばちゃんと栄秀にドラム、ベースを付け足してもらったりして完成しました。松原さん 皓平からもらった弾き語りのワンコーラスを聴いて、転調や展開のアイデアをすり合わせていきました。この曲に関しては派手にしすぎないけれど、細かい、バンドならではの要素を入れていった感じです。
楽曲のテーマについて、上野さん・松原さんの言葉で聞かせてください。
上野さん 目には見えないけど、確かに感じることができることです。松原さん 時の流れと変化、そして変わらないものです。
前回インタビューさせていただいた1stアルバム『CHOOSE LIFE』では、「徐々にリスナーを意識するようになってきた」とのことでしたが、今回の楽曲はさらに対リスナーへのメッセージ性を感じました。
上野さん リスナーを意識するようになっているということに変わりはないですが、「窓に射す光のように」では、幅広い年代の人に向けてというより、自分を含め、あえて同級性とか自分と同じ年齢くらいの人に向けて書くような気持ちで作りました。感情の微細な変化を感じ取ってもらうため、そしてより純度高くこのメッセージが伝わればいいなという一つの挑戦としてです。松原さん 僕も聴いてくれる人のことは前と変わらず意識はしますが、この曲では作っている途中、自分自身を意識することが多かったように思います。皓平が歌詞をほとんど書いている曲なので、僕もリスナーの一人として聴くような気持ちを持って作っている瞬間もありました。
コロナ禍によって世の中が大変な状況になり、不安な日々が続いていますが、「窓に射す光のように」は、先の見えない日々を明るく照らすように、聴く人の心をほぐしてくれるメロディだと思いました。今回の楽曲の音作りで意識したことはありますか?
上野さん サウンド的な面白さという挑戦したい気持ちを抑えて、出来るだけシンプルにして歌詞の内容が1番入ってきやすいようにすることを意識しました。松原さん この曲は「CHOOSE LIFE」の時からあった曲なので、コロナに関連して作った曲ではありませんが、コロナのように顕著に目に見える問題以外にも、人はいろいろなことを考えて時には抱え込むことがあると思います。批判や反発では解決できないことや、繰り返してしまうことは、考え方や表現のやり方に注意しなければならず、その正しい答えはまだ分からないのですが、自分達なりに歌詞のメッセージが伝わりやすいような工夫をこの曲に合わせてしたつもりです。
作詞・作曲は、上野さん、松原さんの二人で担当しているそうですが、お二人でどのようにすりあわせて作っていくのか気になりました。二人での制作だからこそ、苦労したこと/良いところをそれぞれ教えてください。
上野さん 一つの曲に対するイメージが二人とも鮮明な時は、お互いに面白いと思えるようなアイデアを出し合って曲膨らましていけるのですが、イメージが違うときはまずすり合わせすることが苦労することだと思います。松原さん 片方にないアイデアが出た時は苦労します。でもそういう時ほど、二人でやっているからこその要素を生み出すチャンスなので、互いに話して納得させ合います。イメージは似ていても、表現の仕方は違うので、それをどれくらいのバランスで入れていくのかは、今後も探究していきたいことです。
今後のバンドの展開を教えてください。
上野さん バンドのずっと先のことはわかりませんが、制作、ライブ等のバンド活動を通して、自分たちが人間的に成長していけたらいいなと思います。松原さん レコーディングをしている中でメッセージやサウンドに柔軟な変化はありました。核は変わらないにしても、今後も作品を作ったりライブをしていくことで、自分たちも予想していなかったことが起こると思います。自分たちもそれを楽しんで活動をしていけたらなと思います。