2020.6.23tue
名古屋・栄の甘味処「緋毬(ひまり)」のふわふわかき氷を食べ納め【9月頃閉店】
名古屋・栄のサカエチカ内にある甘味処「緋毬(ひまり)」。一年中、和の素材を使ったかき氷が楽しめる人気店です。
そんな同店は、2020年9月頃を目処に、約11年間の歴史に幕を閉じます。
名古屋・栄の甘味処「緋毬(ひまり)」のふわふわかき氷を食べ納め【9月頃閉店】
栄の和モダンな甘味処「緋毬(ひまり)」
「大須ういろ」がプロデュースする「緋毬」は、旬の素材を使った和洋折衷のスイーツが楽しめる甘味処。
「近年“和菓子離れ”という言葉を耳にしますが、若い世代にも親しみやすいよう、和と洋を組み合わせたり、見た目をおしゃれにしたりと、新しいお菓子をつくりたいと思っています」
と語るのは店主の梶さん。同店で11年間、和菓子の魅力を新しい形で伝えてきました。
「日本の和菓子が持つ良さの再確認であったり、やっぱりおいしいよねっていうのを伝えたいんです」
ぽってりとした形がキュートな、ふわふわの和風かき氷
同店を代表するかき氷は、1年中楽しめる定番メニューと、四季折々の素材を生かした期間限定メニューがあります。
定番メニューの中でも人気が、こちらの「きなこミルク金時白玉」です。氷はふわふわとじゃりっとした食感のちょうど中間くらい。柔らかい氷でも溶けにくく、冷たさを感じられるように、削り方に工夫があるのだとか。
きなことミルクの蜜による、2層のコントラストが美しい一品。氷の上には、カラフルな白玉が乗っています。しっかり炒ったきな粉の層は香りが良く、香ばしさが口の中で一気に広がります。
そしてこちらの「宇治クリーム金時」も人気メニューのひとつ。抹茶蜜には、通常は飲むために使用される、高品質の西尾抹茶を使っているそうです。
緑の色鮮やかな抹茶蜜は香りがとても良く、粒あんとの相性も抜群。だんだん溶けていくアイスと混ざりあうと、ミルキーな甘さが加わって◎。
「名古屋の人は、昔からかき氷を1年中食べると耳にしたことがあって。本当に1年中うちの氷が好きで食べに来てくださる方がいます。氷を削らない日はないくらい」と、店主の梶さん。
お年寄りの方が買い物途中に立ち寄ったり、週末を中心に若い世代の方がお茶したりと、世代問わず多くのお客さんがいらっしゃると言います。
約11年間掲げた暖簾を下す「緋毬」は、名古屋のかき氷の伝統と文化を継承し、多くのファンに愛されてきました。
「今年はコロナウイルスもあって、なかなか自由に外出はできませんが、常連さんや毎年楽しみにしてくださる方々が、最後に来ていただけるとうれしいです」
そんな店主・梶さんが大切につくり続けた「緋毬」のかき氷を食べに、足を運んでみませんか?
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