2020.7.29wed
名古屋・車道に通いたくなる日本料理「割烹 春」がオープン
2020年4月、名古屋・車道に割烹・小料理の「割烹 春」がオープンしました。店主の春日さんは「日本料理 加瀬」で4年、「蔵人厨 ねのひ 本店」で12年、総料理長としては5年勤めた後にお店をオープンされたとのこと。気になる「割烹 春」へ早速、行ってみました。
名古屋・車道に通いたくなる日本料理「割烹 春」がオープン
ゆったりと過ごせる、落ち着いた空間が魅力
お店は、地下鉄「車道駅」1番出口より徒歩約7分の所にあり、木目調の扉が目印。外観からも温かい雰囲気が伝わってくる「割烹 春」。扉を開けると、店主さんが優しく迎えてくれました。
幼い頃からいつかは自分のお店を開きたかった
旅館を営む両親の姿を見て育ち、幼い頃から料理に興味を持ち、自然と料理の道へと進んだ店主・春日さん。「日本料理 加瀬」や「蔵人厨 ねのひ 本店」にて勤務。いつかはお店を開きたいと思い続け…ちょうど良いタイミングが今だったと言います。
ーー「割烹 春」という、お店の名前の由来は何でしょうか?
春日さん 京都で務めていた時に呼ばれていたニックネームが「春」だったので、わかりやすくニックネームからとりました。
”地産地消”を大切に、地元の味わいを楽しんでほしい
ーー春日さんがお店を営む中で大切にしていることはなんですか?
春日さん 「地元の食材をふんだんに使った日本料理を味わってほしい」との思いで、”地産地消”をモットーに。仕入れ状況にも寄りますが、なるべく地元の食材を意識して取り入れ、メニューを考案しています。
季節の食材を散りばめた、人気のランチメニュー「松花堂弁当」
お昼のメニューは、「松花堂弁当A」(2500円+税)「松花堂弁当B」(3200円+税)、「ランチ会席」(4800円+税)の3つのメニューがあり、完全予約制になっています。
今回は、季節の食材をふんだんに使ったランチ「松花堂弁当B」をご紹介。先付には、車海老を乗せた「長芋羊羹」、ご飯には、豊橋産のとうもろこしと枝豆を加えたご飯、メインには、瀬戸産の瀬戸山麓牛を使用した「瀬戸山麓牛のローストビーフ」、石川県の加賀伝統野菜の一つでもある加賀太胡瓜(かがふときゅうり)、三重県産のトマトが入った「金時草のおひたし」など、伝えきれないボリューム満点の内容。さらに、「帆立とゆりげの茶碗蒸し」や赤だし、漬物と、「松花堂弁当B」には、デザートとほうじ茶もセットに。
夜のイチオシメニューは、和牛「瀬戸山麓牛の石焼き」
希少な瀬戸山麓牛を使った夜だけの贅沢メニュー「瀬戸山麓牛の石焼き」もおすすめ。脂身多めの肩ロースの「ザブトン」は、ジューシーな味わいがたまりません。夜の会席は、8000円コース、1万円コース、1万2000円コースから選ぶ完全予約制で、料理の内容が価格に応じて少し異なります。「瀬戸山麓牛の石焼き」はどのコースにも含まれていますので、予約してからぜひ訪れてみてください。
地元のお酒と共に楽しんでもらいたい
ーーお酒へのこだわりも教えてください
春日さん 愛知、岐阜、三重と地元のお酒も共に楽しんでほしいとの思いで、日本酒は約15種類と、東海エリアのものを中心にそろえています。日本酒の他にもワイン、焼酎、ビール、ウイスキー、果汁酒、ソフトドリンクも用意していますので、好きなドリンクを合わせて楽しんでください。また、迷った時には、お料理に合う日本酒のペアリングセットもあります。お料理に合うお酒をおすすめしますので、ぜひお尋ねください。
気軽に入れる日本料理店にしたい
ーー落ち着く素敵な店内ですが、どのような思いが込められていますか?
春日さん 席はカウンターのみの全11席を用意しています。今は、制限して7、8席でのご案内に。店内の空間作りは、日本料理を気軽に楽しんでいただきたい思いで、カウンターに「アフリカンチェリー」という木材を使用して、カジュアルな空間作りを意識しました。また、カウンターに座るお客さんとの目線が合うように床上げも。今では、ご友人や女子会、ご家族でのお食事会で利用いただくことが多いですね。
地元の食材やお酒をみんなで楽しみたいとの思いで出来た「割烹 春」。入ってみると、店主・春日さんの温かい思いがいっぱい詰まった日本料理店でした。落ち着いて食事をしたい時は、家族や友人と気軽に楽しめる「割烹 春」でゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。