2020.8.4tue
名古屋にブックカフェ「CENTRE(センター)新栄」がオープン。本に囲まれた空間で、自分だけの時間を
名古屋・新栄町駅すぐのところに、ブックカフェ「CENTRE(センター)新栄」が誕生しました。
幅広いジャンルの本と共に、モーニングやランチ、スイーツメニューもそろい、読書や勉強、仕事目的での利用や、ゆっくりと自分の時間を過ごすのにもぴったりな場所です。
名古屋にブックカフェ「CENTRE(センター)新栄」がオープン。本に囲まれた空間で、自分だけの時間を
中区・新栄のブックカフェ「CENTRE 新栄」
2020年7月1日、ブックカフェ「CENTRE 新栄」がオープン。お店の場所は、地下鉄「新栄町駅」から徒歩約3分のところ。新栄の広小路通沿いにあり、ガラス張りの外観が特徴です。
「ノンフィクションの書籍がカフェで楽しめて、電源やフリーWi-Fiも完備」
というお店の公式サイトの情報や、実際に訪れた人のSNS投稿を見て心惹かれ、足を運んでみました。
店内に入ると、真っ先に視界に飛び込むのが、奥にある大きな本棚。手前には、テーブル席で勉強する人や、ソファー席でゆったり読書をする人が、それぞれの時間を過ごしています。
この場所で過ごす人たちを見ていると、ふと自分の中に浮かんだ問い。それは、
「忙しさに追われる日々の中で、自分のやりたいことに没頭できる時間はどのくらいあるだろう」
ということ。
「『CENTRE』は自分のために時間を使う人を応援したいし、そういう場所でありたい」
そう語るのは、「CENTRE 新栄」の店主・中村さん。いったいこの空間は、どのような想いを持ってつくられたのか。もっとお店のことが知りたくて、店主の中村さんにお話をお伺いしました。
仕事の帰りに本を読んだり勉強する人を応援したい
中小企業診断士の資格を持つ店主の中村さん。前職では、大手喫茶店フランチャイズの本部で経営管理を行い、フリーで起業や管理業務のサポートをしていたと言います。
ーーどうしてブックカフェを開こうと思ったのでしょうか。オープンの経緯を教えてください。
中村さん まず大前提として本が大好きで、自分の本屋を持つのが夢でした。前職の培った飲食の経験・マネジメントの経験・経営の知識を活かし、大好きな本に携わる事業を興したいと思い、チャレンジに至りました。
ーー実際、ここに来るお客さんたちは、どのようにお店を利用していますか?
中村さん 今は仕事や学校終わりの夕方に、一人でいらっしゃる方が多いですね。勉強だったり仕事だったり、読書に没頭したり、それぞれが何かしたいと意志を持っている方が多いです。ここに来て自分のスイッチを入れる感覚に近いかもしれません。
1冊たりとも同じ本はない。本を通じて異なる世界との接点を拓く
2000冊弱に及ぶノンフィクションの書籍が並んでおり、同じ本は1冊足りとも存在しません。また、気に入った本は購入できます。
ーー本棚にはノンフィクションのみ置かれているとのことですが、なぜノンフィクションの本に絞ったのでしょうか?
中村さん ノンフィクションって、つまり現実的な話ですよね。お店として「もっと知りたい」とか「学びたい」とか、好奇心を喚起するような体験を生み出したいと思ったとき、この世界で起きた出来事や人物、考え方などが書かれている本を並べて、少しでもお客さまのきっかけや参考になればと。
それに私自身、本棚は世界の縮図だと思うんです。だから、世界があって、歴史があって、実際に人間が経験してきた出来事が、ギュッとまとまった本棚にしています。
ーーなるほど。選書の際のポイントは何でしょうか?
中村さん この本棚にあるのは、自分が読んで良かったと感じた本や影響を受けた本、読みたいなと思った本です。
世界の縮図という以上、ジャンルは幅広く扱いますが、そのジャンルの中ではマニアックになりすぎず、「ど真ん中」の本を選んでいます。
ーーノンフィクションに絞ったとはいえ、ジャンルが豊富ですよね。本の配置において、どのようなことを意識していますか?
中村さん 正面から見て右はエッセイ、思想などライフスタイルにまつわる本、中央に行くにつれて、マーケティングや働き方、経済学などノウハウ本、そして左は脳科学や物理などアカデミックな本を置いています。
できるだけ本が探しやすく、でもお客さま自身の世界が広がるように、定期的に本を並び替えていますね。
ーーお話をお伺いしていると、こうやってリアルで本を見て回れる価値を感じます。
中村さん ありがとうございます。この時代に本屋が新しくオープンすることは珍しいケースだと思います。
それでも、新栄という街に新しく本屋ができたということ自体が新しい風になったり、オンラインではできない「本を見て選んで読んで買う」という、根源的な行動も楽しんでもらえたらうれしいです。
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フードやドリンク、スイーツは、毎日行っても飽きない工夫が
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