和の要素が溶け込む、新しいスタイルのイタリア料理

前菜の「夏野菜と皮目を炙ったツバスのガスパチョ」。ランチは2500円~、ディナーは5500円~

加藤さんの料理は、修行先の南イタリアらしい、オリーブオイルや魚介を使いつつ、日本ならではの食材を上手に取り込んだ一品です。

ーー素材や製法へのこだわりを教えてください。

加藤さん  メニューにはイタリア現地には滅多にない、みょうがや冬瓜、おくらなど、和の食材を積極的に使っています。なので、食べているとイタリアらしさを感じつつ、でもどこか懐かしいと感じられる味なんです。

ーーイタリアの食材だけにこだわるお店はよく聞きますが、日本の素材が持つ良さを活かしたイタリア料理って新鮮です。

加藤さん  せっかく日本でお店をやっているから、イタリアでは食べられないイタリア料理を作りたいと思い、試行錯誤を繰り返してたどり着きましたね。

ディナーの前菜「シチリア産 カルーバのブリオッシュ トリュフのジェラート フォアグラののパウダー」

また、小倉トーストからインスピレーションを受けて作ったという「シチリア産カルーバのブリオッシュ」は、ブリオッシュパンの上にトリュフのジェラート、その上に削りたてのトリュフを乗せ、フォアグラのパウダーをかけた、贅沢な一皿。

ブリオッシュパンのカリッとした食感と、冷たくて濃厚なトリュフのジェラートがクセになるおいしさです。

加藤さん  シチリア島では、「ジェラート・コン・パニーニ」というブリオッシュパンにジェラートを挟んだスイーツがあります。そして名古屋では、小倉トーストが有名ですよね。この両方を掛け合わせた新感覚のメニューです。

紀元前から食べられている豆「カルーバ」は小倉あんを、トリュフのジェラートはバターをイメージしています。

そんな「シチリア産カルーバのブリオッシュ」にぴったりなのが、イタリアンワイン。中でも、シチリアのマルサラ酒の芳醇な甘みがぴったりなのだとか。

加藤さん  一般的には食前・食後酒として親しまれていますが、フォアグラを使った料理には、甘いデザートワインとのペアリングもおすすめです。

現在グラスワインは、赤・白・泡で常時約7種類は用意しています。イタリアが多いですが、国産ワインも取り入れていきたいですね。

また、店舗の厨房で焼き上げる自家製パンや、ディナーはシェフ手打ちのパスタもあります。食後のデザートもあるので、ワインとのペアリングにも最適です。

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肩肘張らずに楽しめる名店で、ちょっと贅沢な一日を

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鶴舞に「日本のイタリア料理店 sai」がオープン。おしゃれな空間で、ゆったりとランチ・ディナーを満喫【名古屋】

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