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#音楽

2020.9.14mon

愛知出身のフォークシンガー・こだまたいちさんにインタビュー!名古屋で初のソロライブ開催も決定

リアル&オンラインで楽しめる、ケリー編集部のスペシャルイベント「ウィークエンド カーニバル2020」。8月に実施予定でしたが、愛知県緊急事態宣言の発令を受けて日程を延期し、11月8日(日)と12月5日(土)の開催に向けて準備を進めています。

東海エリアの人気店で、音楽ライブやトークショー、限定フード、ワークショップなどのさまざまな催しを楽しめる同イベントで、愛知出身のミュージシャン・こだまたいちさんによる初のソロライブも開催!

今回、名古屋でのソロライブの開催を受け、こだまたいちさんに地元での思い出やアーティストとしての想いをインタビューさせていただきました。

愛知出身のフォークシンガー・こだまたいちさんにインタビュー!

地元・愛知での思い出と、上京までの生い立ち

こだまたいち

愛知出身。1991年3月13日生まれ。2018年まで『メンズノンノ』専属モデルとして活躍し、ロックバンド「THE TOKYO」のギタリスト、俳優など、フォークシンガー以外にも幅広く活動。関西電気保安協会「ある日突然関西人になってしまった男の物語」放送中。http://www.decadeinc.com/taichi-kodama/

子どものころの夢やターニングポイント、上京の経緯など、こだまさんの生い立ちを教えてください。

愛知県大府市で二人兄弟の末っ子として生まれ育ちまして。小学生の時は「大きくなったら小さくなる」のが夢で、とにかく天邪鬼だったと思います。よくカセットテープに自作の鼻歌を録音して遊んでいましたが、兄からギターを教えてもらっていた12歳の頃からは、弾き語りで作詞作曲するようになりました。なぜか家族旅行で東京に行くことが多かったので、自然と「いつか東京に行くんだろうな」と感じていたのと、ミュージシャンになりたいという気持ちが果てしなく膨らみ続けたことで、大学進学を機に上京しようと決めました。合格したら親も納得するだろう、という非常に甘ったるいスローガンを掲げながらの受験勉強は嫌いじゃなかったです(笑)。協力してくれた家族に、本当に感謝しています。

愛知ご出身ということで、地元で印象に残っている思い出やお気に入りのお店、スポットはありますか?

当時、名古屋市南区の高校に通ってまして、近所の「まさ春」というラーメン屋さんにはめちゃめちゃ通いました。分厚いチャーシューの中華そばが評判のお店ですが、僕は台湾ラーメン一択。まさ春のラーメンが日本で一番好きです。体育の先生も常連で、普段はすごく恐いのにまさ春で会う時だけは優しかったんです。

地元の好きな言葉はありますか?

たまに地元に帰った時に「どえらい」とか「どら」「でら」を聞くと安心します(笑)。東海地方以外の方も読んでくださってるかもしれないので、一応説明すると「すごい」とか「めっちゃ」って意味。感情表現には土地の個性が表れるなぁと感じます。

アーティストや俳優、モデルなど、幅広く活躍されているこだまさんですが、上京してやりがいを感じたことと、苦労したことは何ですか?

苦労したことと言えば、お金が無さ過ぎて水道水を飲みながら泣いたことあります(笑)。東京は家賃が高いし、実家を出てから普通に生活を送ることの難しさを痛感しました。まったく甘くなかったです。逆に、表現することで稼いだお金で家賃を払えたりご飯を食べれたり…ここでは日常の一つ一つが勲章であり誇りです。東京が育んでくれたハングリー精神は、僕の宝物です。

くすぐったい記憶を歌う、”日常系“フォークシンガー

最近ハマっていることを教えてください。

最近フィルムカメラが趣味になりました。実はこれ、革命なのです。なぜなら僕は写真を撮るセンスが絶望的に無く、今までずっとオシャレな写真をうらみ、また「カメラ男子」などとチヤホヤされる世のシティボーイ達に嫉妬し嫌悪感すら抱いていたからです(笑)。しかし先日ふと、単なる食わず嫌いなんじゃないかと思い直しまして、数年前に父親がくれたフィルムカメラを押入れから引っ張り出してみました。いや〜操作方法ちょっとずつ覚えてるところなのですが、楽しいです!今までの自分に説教しておきます。上手い写真が撮れなくても、大切な知人達の顔を写真に残せたらいいなと思っています。

ロックバンド「THE TOKYO」では、結成して約10年経ち、さらに9月9日に全13曲を収録した待望の1stフルアルバム「J.U.M.P.」がリリースされるということで、このアルバムに込めた想いと、「THE TOKYO」のこれからの展望をお願いします。

初めてのフルアルバムなので、現時点でのベストアルバムってことになります。結成から10年…並々ならぬ時間を注いで出来上がった訳です。シンプルに、一聴の価値アリなのでございます(笑)。僕らTHE TOKYOの青春が皆さんの心にジャンプ出来ること、そして聴いてくださる方の心がウキウキとジャンプすることを願っています。

今後しばらくは動画配信を絡めてのライブや表現方法がメインになっていくかもしれません。アルバムの音を聴いていただければ一瞬で伝わると思うのですが、THE TOKYOは現代的なインターネット系のテクニックを持ち合わせていませんので、その中で模索しながらの活動はシュールで逆に面白い、と予想されます。僕自身も今後がすごく楽しみなので、フィーリングを共有できたらとても嬉しいです。


フォークシンガーとして活動するようになったきっかけは何ですか?

高校生の時に吉田拓郎さん、加川良さん、つじあやのさんなどのフォークにハマったのが、まずきっかけです。掘っていくうちに海外のカントリーやブルースに辿り着き、ギターの弾き方で言えば、Blind Willie McTell(ブラインド・ウィリー・マクテル)とかラグタイムに影響受けてます。

でも実は音楽以外の、漫画や文学作品の影響もとても大きいです。例えば冒険モノの熱いスペクタルより、さくらももこさんや佐々木倫子さんが描くような、ドラマチックとは言えないけれど日常の妙を巧みに切り取った小さな物語の方に僕は感動する傾向があるんです。誰もが経験していながら思い出ランキングには上がってこないような、個人的なくすぐったい記憶。それらを切り取るスタイルが自分にも合ってると思い、詞を書いて歌ったらフォークソングになっていたという具合です。

曲作りやライブなどで大切にしていることを教えてください。

詞の内容は、シーンのディテールを細かく描くことを意識しています。固有名詞も入れて。一見イメージが限定されすぎていて聴く人を選んでしまいそうですが、まったく逆で、詳し〜く空気の匂いまで想像してもらえたら、記憶のどこかにリンクして共感してもらえると思ってます。そうじゃなくても、他人の話として笑ってもらえるような構成になるようにも心掛けています。ライブでは何よりもまず、自分の人間性を早く伝えることが勝負だと思っているので、普段の実生活からもそれを意識するようにしています。

12月に名古屋で開催される、初のソロライブに向けて

12月に名古屋で開催される、初のソロライブに向けてのメッセージをお願いします。

名古屋の皆さま、この度初めて名古屋でソロライブ出来ることになりました。東京で頑張っていつか地元を盛り上げられたらなぁ、と柄じゃない感じの熱い気持ちをずっと持っているので変な緊張感がありますが(笑)、とにかく愉快な日にさせていただこうと思っている次第です。「予習しなくても楽しめるライブ」がモットーなので、安心して来てくださいね。自分で言うのもなんですが、こだまたいちのライブは絶対に観た方がいいと思います!僕も観たいくらいです。すみません。その日までお身体に気をつけてお過ごしくださいね。

参加チケット購入は「ケリーストア(KELLY STORE)」から

▶▶▶12月5日(土)愛知・名古屋市|トド アリトル ナレッジ ストア『saturday special music こだまたいち ライブ』
【先着100名様】『月刊ケリー』創刊400号&『日刊ケリー』2周年記念プレゼント1000円割引クーポンを実施中。今なら、チケット代が4000円⇒3000円に!

photo / Ayumi Fuse
※新型コロナウイルスや天候の影響で、開催予定のイベントは、中止・変更になる場合があります。公式サイト・SNSで事前に確認して、おでかけください。咳エチケットや頻繁な手洗いなど、感染症対策の実施を心掛け、ご自身の体調に不安がある場合は、決してご無理をなさらないようお願いいたします。 ※開催時間は会場により異なります。 ※掲載されている情報は、2020年9月時点のものであり、内容は予告なく変更となる場合があります。

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WRITER

Wakana Yamauchi

Wakana Yamauchi

兵庫県・加古川市出身。京都の大学を卒業後、 編集者になるために名古屋へ。ゲーム、猫、ファッション、写真が好き。自宅をリノベーションして以来、インテリアにハマっている。

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