世界中を魅了するグザヴィエ・ドラン監督が手掛けてきた話題作を紹介
グザヴィエ・ドラン Prpfile
マイ・マザー(2009年公開)
“母と子”をテーマに描かれた、ドラン監督の記念すべきデビュー作です。1:1画角やモノクロを映像に取り入れるなど、心情を映像で表現するドラン監督のこだわりの映像表現がデビュー作からも健在。本作は、第62回カンヌ国際映画祭・監督週間部門に選ばれ、世界の映画シーンに鮮烈なデビューを果たしました。最新作『マティアス&マキシム』では、母親役のアンヌ・ドラヴァルと『マイ・マザー』以来の親子役で共演を果たしています。10年の時を経た、新作の親子でのシーンにも注目!ぜひ、『マイ・マザー』と最新作を比べてみてほしいです。
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Mommy/マミー(2014年公開)
ドラン監督の第5作目となる本作。ADHD(多動性障害)を抱える少年の心情を表現するためにアスペクト比1:1の斬新な技法がこちらでも話題となりました。少年から見えている世界が一気に広がる気持ちにリンクさせた、1:1からフルスクリーンに広がるシーンは圧巻!第64回カンヌ国際映画祭では巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督とともに審査員特別賞を受賞しました。
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たかが世界の終わり(2016年公開)
2016年に公開されたドラン監督6作目となる本作。劇作家ジャン=リュック・ラガルスの戯曲『まさに世界の終わり』をグザヴィエ・ドランが映画化したもの。家族との嚙み合わない意味のない会話や沈黙、その間に流れる空気感で観ている者へ語りかけます。キャストには、キャスパー・ウリエル、ナタリー・バイ、マリオン・コティヤールら豪華共演も話題。カンヌ国際映画祭では、グランプリを受賞しました。
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2020年公開)
記憶にも新しい2020年公開のドラン監督の初全編英語作品。着想から10年の時を経て挑んだ本作は、8歳だったドランが当時『タイタニック』に出ていたレオナルド・ディカプリオにファンレターを書いたという自身の思い出をヒントに描かれる、スターと少年の物語。これまでドラン監督がテーマとしてきた“母と子”の集大成とも言われ、アデルの「Rolling In The Deep」が本作を彩ります。
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▼日刊ケリーでも以前にご紹介しています
『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』の記事はこちら
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待望のグザヴィエ・ドラン監督最新作『マティアス&マキシム』の魅力を人気のインフルエンサーがシネマトーク