地下鉄「藤が丘駅」近くにオープンした「つきぐまカステラ」は、愛知・岐阜・三重の中でも珍しい台湾カステラ専門店。

オープン日から勢いが止まらず、今では常連客も多い同店。なんと、リピーターの約8割が65歳以上のお客さんだとか。一般的な日本のカステラよりも甘さ控えめなのが、人気の理由のひとつ。さらに、リーズナブルな価格から、気軽に買えるのもポイントです。

今でも多くのお客さんが開店前から列を成す「つきぐまカステラ」の人気の理由やおいしさへのこだわりを知りたくて、厨房にお邪魔しました。

「つきぐまカステラ」で使用される材料は、卵と牛乳、砂糖、油、小麦粉。卵のおいしさをしっかり楽しめるように、新鮮な卵をたっぷり使っています。

製作工程や材料、レシピは、毎月台湾に足を運んでいたオーナーによるオリジナルです。

ふわふわ食感を生み出すメレンゲ。

黄身や牛乳、小麦粉を混ぜた生地に、メレンゲを加えて全体をなじませます。

さらに混ぜた後、大きな横長のケースに生地を流し込みます。この台湾特製のバットで焼くのが台湾カステラの特徴で、東海3県の他店ではこの特大バットは使っていないのだとか。まさに本格的な台湾カステラなのです。

ヘラで表面の気泡をなくして、平らになるように、スピーディーかつ丁寧に整えていきます。

オーブンで焼き上げ、出来上がった台湾カステラ。

慎重にナイフを入れていきます。

しっとりプルプルに仕上がった台湾カステラ。卵の風味がしっかりと感じられる、素朴でやさしい味が魅力です。

店頭に並ぶ台湾カステラは、毎朝焼きたて。平日は約140個、土・日、祝日は210個が作られますが、連日完売だとか。

予約と受け取りについては、下記の通りです。

「つきぐまカステラ」の台湾カステラを＜そのまま・レンジで温めて・冷蔵庫で冷やして食べて比べてみました。

そのまま
プルプルと揺れるような弾力と、シフォンケーキのような柔らかい食感が◎。やさしい甘さなので、見た目の割に軽く、パクパクと食べ進めてしまいます。

レンジで10～20秒加熱
口に入れた瞬間、シュワっと溶けていく食感がたまりません……！卵の風味がよりしっかりと感じられます。

冷蔵庫で冷やす
冷やしてもふわふわの食感はそのまま。甘さがぎゅっと凝縮されているイメージ。生クリームを挟んで食べるのもおすすめです。

「つきぐまカステラ」の隣にあるのが、台湾茶スタンド「百華茶」。品質の良い高級な台湾茶を、手軽なティースタンドスタイルでお届けしたい思いから、このお店を始めたそうです。

メニューには、発酵の度合によって異なる、約15種類の台湾茶がラインナップ。それぞれの茶葉に、風邪予防や冷え性改善など、健康にうれしいポイントが記されています。現地台湾では、その日の調子に合わせて茶葉を選んで飲むのだそう。

たくさんの種類の茶葉があるので、どれを飲もうか目移りしちゃいますが、お店の方に聞きながら、お気に入りの一杯と出合ってください。

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やさしい甘さと独特の食感が魅力の台湾カステラと、日本茶や紅茶、中国茶とはまたひと味違う台湾茶を、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

※掲載内容は2020年10月現在の情報です。