ローディング

【連載コラム】編集部コバヤシの「美術館と癒しの備忘録」-memo.8『MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館』-

2020.11.15〈Sun〉

最終更新日:2021/02/14

  • twitter
  • facebook
  • line

最終更新日:2021/02/14

こんにちは! “芸術の秋”ということで、あちこちの美術館へ行きたい欲が溢れるほど高まっているコバヤシ(@maikoba_22)です。コロナさん、、、そろそろ落ち着いてくれるといいな…!

さて、今回は“アート×自然”と、私にとっては最高の組み合わせである芸術祭「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」に行ってきましたので、その様子をお届けしたいと思います。残念ながら、本日15日(日)で会期終了となりますが、新しい発見が多かった芸術祭なので、ぜひ行った気分になってください。

【連載コラム】編集部コバヤシの「美術館と癒しの備忘録」-memo.8-

MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館

自然の中を渡り歩いて、アートに触れ合う。

今年はコロナの影響で、様々な芸術祭がやむを得ず、中止・延期になっているものが多く、いろんな人がアートを体験することができない状況を何とかしようと始まったのが「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」です。コロナ禍で落ち着きを取り戻すために見ていた“自然”の中、アート体験をしながら散策することで、アーティストのエネルギーと自然の偉大さをともに感じられる芸術祭を目指していたようです。奈良県の吉野町・天川・曽爾村の3会場で開催されました。
私が満喫してきた、曽爾村エリアのほんの一部を紹介していきます。


北浦和也《TOKIDOKI DOKIDOKI》

総面積の約86%が森林に覆われている曽爾村は、村の大半が室生赤目青山国定公園に指定されているほど、自然豊かな場所でした。森の中にひっそりとたたずむ動物の作品は、美術館で見る“作品”というより、今まさに生きをしているような生き生きさと、野性的なものを感じました。


坂本和之《道標.2》

事前にマップもダウンロードしていきましたが、ところどころに方向を示してくれる作品があるので、道に迷うことなく巡ることができました。


西岡潔《5/8000000》

作家や作品の紹介は、noteにまとめられていて、作品横のQRコードを読み取ることで知ることができます。きっと雨風をしのぐ工夫なのかな?と思いましたが、初めての出来事でワクワクしました。


こちらは、参加アーティストをはじめ、様々な人が選書した本が入っている「森の中の図書館」。
ダイヤルの解除方法をQRコードで読み取り、いざ開けてみると、土地柄にピッタリな本が出てきました。曽爾村では、安野光雅さんの『もりのえほん』や、石井あらたさんの『「山奥ニート」やってます。』など、山や森にまつわる本が中心でした。


最後の「森の中の図書館」で見つけたのは、『葉っぱのフレディ』。歩いている途中に葉のささやきが心地良くて、頭の中でふとこの物語を思い出したので、まさか実際に手に取ることができるとは思わず、思考がリンクした瞬間がうれしかったです。


西岡潔《9/8000000》

そろそろ終盤かな~と足も疲れてきた頃、山々を背景に突如現れた存在感がありすぎる巨大な石を発見。前に目玉があるだけで、石に魂が宿った印象を受けました。立ち去る時には、この先の道中をやさしく見守ってくれていると思えるほど、愛着も沸きました(笑)。よく見ると目玉の形が石と同じようにかたどられていて、角度によってリンクする一瞬を見つけるのも楽しいです。

どこにあるか分からないドキドキと新たな視点を養う


これはどこに作品があるか分かりますか…? こんな様子で周りを気にしていないと見逃してしまう作品も多いんです。行った後もアーティストさんのインスタグラムをチェックしていたら、「あんなところにあったのか!」と初めて気付く作品もいくつかありました(悔しい…!)。まだまだ探索力が足りていないみたいなので、出直してきます(笑)。


これはおそらくマップ上になかったので、作品ではないと思いますが、なんだかアートかも?と思って撮った一枚です。初めての土地に、初めて見る作品たちで、次を見つけるまでの道中もワクワクが止まりませんでした。

美術館での展覧会みたいに順路通り作品を見ていくのも好きですが、今回は「どこだろう?あれがそうかな?これも作品?」と会場全体を見渡すことで、曽爾村に暮らしている人たちが日常的に見ている景色を体験できたり、思いもよらない発見があったりと、いつもの美術館巡りより五感をフル活用させた感じがあり、とても楽しめました。

今月の癒し


この芸術祭巡りに行く前、ススキの名所として知られている「曽爾高原」に行きました。ちょうどススキが見ごろで、風にゆらゆらとなびく景色はまさに秋!でした。
実は登山&ハイキングができるスポットなので、ちゃっかりハイキングしてきました。日本三百名山の「倶留尊山(標高1038m)」に続く稜線に、「二本ボソ(標高996m)」、曽爾高原から階段で到着する「亀山峠(標高810m)」、「亀山(標高849m)」があり、私は「二本ボソ」の頂上手前から「亀山」までを歩きました。

結構息も上がりますが、「もっと素敵な景色が見たい!」の一心で黙々と登りつめました。芸術祭と合わせると合計3時間半ほど山道を歩いたので、さすがに次の日は筋肉痛でしたが、久々にアクティブな1日で大満足です◎

次回は、12月15日(火)です。お楽しみに~!

SPECIAL

SPECIAL

VIEW ALL

RECOMMEND

RECOMMEND

  • twitter
  • facebook
  • line